「嬉しさ」は愛情を満たす感情だが、
不思議なことに直接伝えず心の中で感謝する事が、
後に強く嬉しさを感じるために必要となってくる。
心の中だけで感謝する
こんにちは、
最瞰主の良縁(みえにし)だ。
あなたにとって、
嬉しさとはどの位大切だろうか?
実は、人は、
意識しているしていないに関わらず、
良い感情を得たいから日々を生きている。
そして、
日々「嬉しさ」を感じたいという人は、
人生で愛情を求めている人だ。
嬉しさを感じたい = 愛情を求めている
だが、
嬉しさばかりを求めている人は、
中々愛情をもらえず、人間関係で上手くいかないだろう。
人生で嬉しさばかりを求めると、
つい相手に求めすぎ、
ときに拒絶され愛情がもらえない。
これを上手くいかせるには、
相手に感謝することが必要だ。
そして、感謝にはコツがあり、
最初は相手には伝えず、
心の中だけで相手に感謝するといい。
相手への依存を避けるため、
心で感謝することが、
後に強く嬉しさを感じられることに繋がるのだ。
この記事では、
・感謝は最初は心の中で伝えよう
・嬉しさの正体と2つの役割
これらを話していこう。
人間関係で過去ショックを受けた事がある人は、
ぜひこの記事を読んで、
人生に感動と嬉しさを感じ、幸せを感じていってもらえれば幸いだ。
心で感謝すると依存しない
そう、
嬉しさを感じたとき、
人は愛情の《他者欲求》を満たしている。
この欲求は、
実は、人間にとって一番重要なものだ。
そして、相手に伝えないで、
心の中だけで感謝しようといわれ、
『なぜ???』
と、モヤモヤした人も多いだろう。
これは、
何故かというと、
簡単にいえば相手に依存しないためになる。
相手に求める人は、
言葉で伝える感謝ですら、
『ありがとうをいえる私素敵でしょ?』(メンヘラ執求)
『感謝を伝えたから自分のことを良い人だと思って欲しい』(モブ執求)
と、相手に求めてしまう。
こうなると、
正の感情ではなく依存の感情が発生し、
余計に相手にまた求めてしまうようになるからだ。
他人のリアクションが気になる人は、
これで終わりのない依存地獄に、
はまっていってしまう。
そのため、
心の中だけで感謝を伝えるといいのだ。
相手に、
求めすぎてしまう人は、
依存の感情の心理状態の人だ。
だから、心で感謝をすることで、
これらの気持ちは薄れていくので、
まずは心の中で『ありがとう』と感謝をしよう。
相手にも求めすぎなくなるので、
自分と相手にとっての最善の方法となり、
結果周りに受け入れられるようになり、
大きな嬉しさを感じられるようになるだろう。
嬉しさの2つの役割
では、
そんな嬉しさの役割を少し説明しよう。
嬉しさには実は2つの役割があり、
このサイトを初めて見た人にとっては、
後の方はきっと驚くべきものになるだろう。
まず1つ目、
冒頭でもいった、
「嬉しさは愛情の欲求を満たす」
ということだ。
嬉しさを感じたとき人は、
「愛情の《他者欲求》」
という欲求を満たしている。
嬉しさを感じたとき、
愛情を満たされているから、
他人にも優しくしたくなるのだ。
嬉しさの正の感情 … 愛情の《他者欲求》を満たす役割を持つ
そして、
もう1つの役割がかなり重要になる。
それは、
「幸福感を発生させる」
役割だ。
実は、
人が『幸せだな〜』と感じる心理状態は、
感情では明確に決まっている。
〘幸福感〙とは、
嬉しさと他の正の感情がまじることで、
実は、『幸せだな〜』と感じる幸福感になるのだ。
〘幸福感〙 = 他の正の感情 + 嬉しさ
例)
「恋人と一緒にいるときの幸福感」
→ 愛しさ + 嬉しさ
「映画や動画を観ているときの幸福感」
→ 面白さ + 嬉しさ
嬉しさが、
人間が人生で求めている、
〘幸福感〙を発生させる役割を担っている。
そう、
嬉しさがないと、
なんと〘幸福感〙を感じられないのだ。
嬉しさは、
〘幸福感〙を発生させる役割を持つ、
感情の中で、一番大切ともいえるものとなっている。
嬉しさの正の感情 … 愛情の《他者欲求》を満たすのと、幸福感を発生させる役割をもつ
求めすぎる人は依存脳
先ほど、少し話で出てきたが、
ガッカリなことに、
相手に求めすぎてしまう人は、
依存の感情を人生で求める「依存脳」の人だ。
脳の状態は大別して、
幸福感を求める「幸せ脳」か、
依存の感情を求める「依存脳」に分かれる。
これの何がマズいかというと、
依存の感情そのものが、
「望まない未来を実現する感情」なのだ。
実は普通に生きていたら、
家族関係や友人関係、
恋愛関係でひどい目に合うことはない。
依存の感情を求める、
「依存脳」だから、
これらのことが起こってしまっている。
あなたが人生で、
嫌な事が多かったとしたら、
高揚するような依存の感情の記憶が多くはないだろうか?
その依存の感情の量子は、
麻薬と同じ依存性があり、
放出すると不幸な未来を実現する量子となる。
では、ここで、
あなたが「嬉しさ」が混じる依存の感情に依存しているかを確認するために、
心理テストをやっていこう。
【心理テスト「あなたの嬉しさタイプ」】
この心理テストでは、
あなたが『嬉しい!』と感じたとき、
嬉しさの中でもどの嬉しさタイプかを診断します。
Q.親に受け入れてもらったときを思い出して下さい。
そのときどのような嬉しさを感じますか?
1.人を頼れて嬉しい!という高揚する嬉しさ
2.人の望む事をすると受け入れてもらえる!という高揚する嬉しさ
3.心配されるのは嬉しい!という高揚する嬉しさ
4.幸せだな〜という穏やかな嬉しさ
あなたは、
何番だろうか?
では、
答え合わせにいこう。
1.人に拒絶されるシンジャ執求 依存
2.気疲れの元のモブ執求 依存
3.かまってちゃんの元のメンヘラ執求 依存
4.幸福感の嬉しさ 正の感情
では、
それぞれの選択肢を解説していこう。
[1.人を頼れて嬉しい!という高揚する嬉しさ → 人に拒絶されるシンジャ執求 依存]
これは、
人頼執求という依存の感情だ。
親とのやり取りで、
この依存の感情に依存するようになり、
人を妄信し頼れるのが嬉しくなっている心理状態となっている。
これの問題点は、
他人に拒絶されるという、
望まない未来を実現することにある。
[2.人の望む事をすると受け入れてもらえる!という高揚する嬉しさ 気疲れの元のモブ執求 依存]
これは、
他人の望む事をしてしまう依存の感情だ。
他人の言うことを聞くので、
他人に利用されやすいし、
他人に気を遣い気疲れも半端ない。
そして、
これは良い人に見られたいのに、
最後は変な奴に見られるという依存の感情となっている。
[3.心配されるのは嬉しい!という高揚する嬉しさ かまってちゃんの元のメンヘラ執求 依存]
これは、
「ダメな事をすると心配してもらえる」
というかまってちゃんの元の依存の感情だ。
これに依存すると、
自分をダメな方ばかりにやってしまい、
最後は周りから誰もいなくなってしまう。
かまってちゃんは、
周りから敬遠されるので、
何となく分かるだろう。
[4.幸せだな〜という穏やかな嬉しさ 幸福感の嬉しさ 正の感情]
これこそが、
上に書いた〘幸福感〙を感じたときに、
発生している嬉しさだ。
親とのこの記憶がある人は、
幸せ脳割合が必ずあり、
望む未来を実現する〘幸福感〙を放出しやすい。
この選択肢を選んだ人は、
当たり前のように、
望んだ事が実現できた事が、過去何度もあっただろう。
ちなみに2つの選択肢に当てはまる場合は、
それぞれの依存脳や幸せ脳の割合があり、
場面により切り替わったりしている。
では、依存の感情の選択肢を選んでしまった人は、
ここは嬉しさの記事なので、
依存の感情の記事を紹介しよう。
このサイトには全ての感情とその役割、
世界的に未解明の事も載っているので、
あなたの人生の力になれたら、こちらとしても達成感を感じられる。
また、感情に振り回されてばかりの人は、
感情の書換能力という記憶を消す能力もあるので、
ぜひそれを使ってもらいたい。
では、
依存の感情の記事を紹介しよう。
誰かを妄信し頼りたい人は、
スマホ依存の元でもある、
他者を頼れるのが嬉しい「シンジャ執求」。
自分を良い人だと思って欲しくて、
人が望んでいることをやってしまう人は、
日本人の承認欲求の元でもある「モブ執求」。
かまってちゃん傾向がある人は、
駄目になって心配されたい「メンヘラ執求」。
具体的にどんな嫌なことが起きるかと、
これに依存しない3つの解決策を、
それぞれの記事で説明している。
驚愕ともいえる、
現在の地球のメイン生物、
「人間」の真実がこれらに書かれている。
さて、
『自分は他人に求めないけど、幸せになる方法は知りたい』
という人は、
〘幸福感〙の記事を読んでみよう。
欲求タイプ別で、
あなたに合った生き方や、
どの〘幸福感〙を感じればいいのかを説明している。
さて、
あなたの欲求タイプは、
どれになるだろうか?
【嬉しさの正の感情のまとめ】
・人は良い感情を得たいから日々を生きていて、嬉しさを感じたい人は愛情の《他者欲求》タイプ(人生で愛情を求めるタイプ)
・相手に求めすぎて人間関係が上手くいかない人は、心の中だけで感謝をしよう
・嬉しさは愛情の《他者欲求》を満たす役割と、幸福感を発生させる役割をもつ大切な感情
心理学としての専門的な解説
さて、ここからは少し難しくなってくる。
専門的な知識を面白いと感じる人や、抽象化能力を上げたい人向けの内容だ。
抽象化された内容をスラスラ読めるようになると、抽象化能力も上がるので面白さを感じていこう。
興味のある人は、ぜひ一緒に勉強していこう。
抽象化された内容での理解 → 抽象化された物事の本質を理解できる → 抽象化能力が高まりIQ等も上がる
嬉しさの正の感情とは?
嬉しさとは、
「他人に受け入れられて嬉しい」
と感じるように、他者に受け入れられたときに嬉しいと感じることで、愛情を満たす役割をもつ感情となっている。
そのため、嬉しさを感じるのは他人や物や出来事に受け入れられていると感じたときであり、嬉しさを感じることを通して、愛情の《他者欲求》という欲求を満たしているのである。
嬉しさには感謝を入れた方がいい
ただ、この嬉しさばかりを感じていても、受け入れられることを相手に求め続け、誰彼構わずに愛情を求めているみたいで、人生は中々上手くいきにくくなる。
なぜかというと、お返しを考えず求めてばかりいる心理状態なので、相手との対等な関係を築けないからである。
誰かに何かをしてもらって嬉しいと感じるとき、相手に求めすぎてしまう人は、心の中でそう思うだけでいいので、その相手に感謝の気持ちをもってほしい。
人間は感情を発生させるとき、実際感情の量子を放出させているが、その気持ちこそが相手に良い影響を与え、また自分も幸福感が発生したりお互いが幸せになれる元となる。
心の中で、「ありがとう」というだけで、きっと気分も良くなり相手との関係も良い方向にいくだろう。
(幸福感=嬉しさ+他の正の感情)
嬉しさは愛情を満たす行為を繰り返す
嬉しさの正の感情とは、他人や物事に受け入れられたと感じたときに発生し、愛情の《他者欲求》を満たしている。
そして、愛情の《他者欲求》を満たす行為を繰り返すという効果をもつ。
なぜ、人は受け入れられたと感じたときに嬉しさを感じるかというと、嬉しさを感じることで受け入れられたその行為を繰り返すようにしているのである。
例えば、挨拶を相互にして嬉しさを感じた場合、『挨拶をすれば他者に受け入れられる』と嬉しさが発生することで覚え、
また挨拶をすることにより繰り返し嬉しさを感じることで、他者に受け入れられたい愛情の《他者欲求》を繰り返し満たそうとしている。
嬉しさは繰り返し受け入れられる行為をすることで、愛情の《他者欲求》を満たし続けるための感情となっている。
また、『欲しかった物を買えて嬉しかった』、『志望校に合格できて嬉しかった』と表現するように人は物事に対しても嬉しさを感じるが、
人間の脳には物事を擬人化する能力(ミラーニューロン)があり、『欲しかった物に受け入れてもらえた』、『志望校に受け入れてもらえた』と感じていて、嬉しさが発生しているのである。
具体例
『正直に話したら親が受け入れてくれて嬉しかった』
→正直に話すことで受け入れられ嬉しさを感じたため、また同じように正直に話すことを通して《他者欲求》を満たし続けるように促している
『前から欲しかったバッグを買えて嬉しい』
→バッグに受け入れてもらったと感じ大切に扱うなど受け入れられる行為を繰り返すことで、《他者欲求》を満たし続けるように促している
『志望校に合格できて嬉しかった』
→合格することで志望校に受け入れられたと感じ、入学してから頑張るなど受け入れられる行為を繰り返すことで《他者欲求》を満たし続けるように促している
嬉しさと楽しさと面白さの違い
「嬉しさ」「楽しさ」「面白さ」の違いは、その行為によって何の欲求を満たせたかでこの3つのどれかを感じるかは変わり、この3つの正の感情は属している欲求が異なる。
嬉しさ=他者に受け入れられたい愛情の《他者欲求》を満たす
楽しさ=これができるようになりたい達成の《自己欲求》を満たす
面白さ=それを探求し理解したい進化の《求知欲求》を満たす
例えば、他人に笑顔で挨拶をされたときは、他者に受け入れられて《他者欲求》を満たせたので「挨拶されて楽しい」や「挨拶されて面白い」とはいわず「挨拶されて嬉しい」といい、
一人で何か目標を立て習慣を毎日こなしているときは、達成の《自己欲求》を満たしているので、「習慣をこなすのは嬉しい」や「習慣をこなすのは面白い」とはいわず「習慣をこなすのは楽しい」と表現する。
また、本などを人に勧めるときは、自分はその内容を探求し理解でき《求知欲求》を満たせたので「この本楽しいよ」や「この本嬉しいよ」とはいわず、「この本面白いよ」といったりする。
それとは別に日本語で「喜ぶ」と表現するが、「喜ぶ」はある人が嬉しさを感じているときに他の人がそれを表現するのに使う言葉であり、『あの人はすごく喜んでいた(嬉しさを感じていた) 』となる。
「喜ぶ」は他人の嬉しさを表現する言葉となる。
嬉しさがないと幸福感は感じられない
嬉しさは、人間が〘幸福感〙を感じるためにも必要不可欠な感情となっている。
〘幸福感〙とは、
嬉しさの正の感情+他の正の感情=幸福感
となるので、嬉しさを感じられないと〘幸福感〙を感じることは人間の脳の構造上できないのである。
例 安心感+嬉しさ=《生存欲求》の幸福感
(子供の頃、親に抱っこしてもらうなどして、親に守られている安心感と受け入れられている嬉しさにより感じられた〘幸福感〙。)
そのため、嬉しさを感じやすい人は〘幸福感〙も感じやすくなるという長所がある。
嬉しさとはこのような役割で人間に発生するようになっているが、嬉しさを感じやすいということは幸福感にもつながるので、
ぜひ嬉しさに感謝を入れて幸福感を感じる経験を増やし幸せに生きていってもらいたい。
それではまた次の記事で。
正の感情としての性質
【属する欲求】 他者欲求
【行動原理】 他者承認欲求(承認欲求の持続)
【愛情の《他者欲求》の正の感情のサイクル】
期待(承認欲求の発生)→嬉しさ(承認欲求の持続)→感動(貢献欲求の発生)
他者に受け入れられると[期待]して行動し、受け入れてもらったときに[嬉しさ]を感じてそれを繰り返し、[感動]して自分も他者に貢献したいと思うようになる
正の感情のサイクルを通して承認欲求⇄貢献欲求のサイクルを繰り返すようになり、〘幸福感〙に到達できる。
【欲求のサイクル】
《他者承認欲求》⇄《他者貢献欲求》
他者にありのままを受け入れられたい《他者承認欲求》(期待、嬉しさ)⇄他者のありのままを受け入れてあげたい《他者貢献欲求》(感動、愛しさ、幸福感)
このように「嬉しさ」は愛情をつかさどる《他者欲求》を持続させる役目をもち、欲求を繰り返し満たし続けるための大切な感情となる。