負の感情(執着)

【手伝いの感情】過保護の原因はこの感情!

白い花

 

 

「見てられない、手伝わなきゃ!」

 

不思議な事に、こう思ったとき、

「手伝い」という負の感情が発生しており、

過保護の親は何でも子供の世話をし、やめられなくなる。

 

 

「過保護」の元の感情

 

こんにちは、

始祖の御縁(みえにし)だ。

 

今回は、

超マニアックな負の感情についてだ。

 

それが、

 

「手伝い」の負の感情になる。

 

実は、多くの人は気付いていないが、

 

『もう見てられない、手伝わなきゃ!』

 

と感じたとき、手伝いという負の感情が発生し、

人は手伝う行動に出ている。

 

そう、

世間一般では知られていないが、

恐怖や怒りと同じように負の感情で、

「手伝いの負の感情」というものが存在するのだ。

 

では、

この手伝いの負の感情が発生しやすいと、

どのようになるのだろうか?

 

そう、

他人を手伝うのが楽しく、

世話を焼くのが好きになる。

 

そして、

子を持つ親の場合、

 

過保護になってしまうのだ。

 

過保護の親は、

この感情により子供を手伝うのがやめられなく、

そして溺愛執求の依存の感情により、親子で共依存の関係になっていってしまう。

 

 

この記事では、

 

・手伝いの負の感情の役割

・過保護の正体

・溺愛という名の愛ではなく依存

 

これらを解説していこう。

 

ぜひ、過保護に対してモヤモヤしていた気持ちを、

心理や対処法を理解することで嬉しさを感じて、

幸せな気持ちに変えていってもらえたら幸いだ。

 

 

過保護は依存の元

 

そう、過保護で、

何でも先回りしてやってしまう親は、

この手伝いの負の感情が発生しやすい。

 

このような感情があることに、

驚いた人も多いだろう。

 

この負の感情は、

元々は子供が小さい頃一人では出来ないときに、

親が手伝うために出来た感情だ。

 

これが、現在は子供だけでなく、

対象の手伝いが必要だと感じたとき、

発生するようになっている。

 

【手伝いの負の感情の具体例】

「子供が着替えを上手くできそうにないので仕方がないから手伝った」

→ 手伝いの負の感情により、手伝う行為をしている

 

「部下の仕事ぶりが見ていられないので手伝った」

→ 手伝いの負の感情により見ていられないと感じ、手伝う行為をしている

 

 

そして、

子供ができるようになったり、

対象が成長して手助けが必要なくなれば、発生しなくなるようになっている。

 

では、子供が大きくなっても過保護で、

いつまでも手だし口だししてしまう親は、

なぜいつまでも子を手伝ってしまうのだろうか?

 

周りに過保護な人間がいる人は、

これを疑問に思ったかもしれない。

 

その原因が、

 

依存の感情だ。

 

まず、幼少期、

手伝いの負の感情で、

子供を手伝わずにはいられなくなる。

 

これは、恐怖で逃げ出したり、

怒りで攻撃したくなったり、

同じように負の感情なので、中々制御するのが難しい。

 

そして、

負の感情なので、

当然その状況を気持ち良いとは思わない。

 

(正の感情だと、

心地良さでいつまでも続けてしまうので、

「手伝い」は負の感情となっている。)

 

だが、手伝う状態に、

いつまでも心地良さを感じていた場合、

溺愛執求の「依存の感情」で、

その状態が心地良くなってしまっているのが原因としてあげられる。

 

そう、過保護は、

手伝いの負の感情が大元の原因だが、

実は相手に依存する依存の感情が、関係しているのだ。

 

では、次章にて、

溺愛執求を含め、

それらの真実と解決策を話していこう。

 

 

溺愛という名の依存

 

他人に依存する、

依存の感情というものが存在することに、

ドキドキしてきた人もいるだろう。

 

入り口は、手伝いの負の感情だが、

いつまでも過保護でやる事全てに口を出してくる場合、

この溺愛執求にも重度に依存している。

 

そう、

 

手伝わずにはいられない「手伝いの負の感情」

子を溺愛し依存するのがたまらなく気持ちが良い「溺愛執求の依存の感情」

 

この2つにより、

いつまでも過保護で共依存のような、

心理状態になってしまう。

 

溺愛執求によって、

手伝いの負の感情すら心地良くなり、何でもしてしまう心理状態が、

世にいう過保護の状態となっている。

 

過保護の心理状態 = 手伝いの負の感情+溺愛執求

 

 

では、

それぞれの対処法に関して話していこう。

 

まず、親の立場で、

手伝いの負の感情のみの場合、

手伝うのを我慢して子供が一人で達成するのを見守ろう。

 

子供が一人で達成できているのを見ると、

安堵の感情が発生し、

手伝いの負の感情が発生するのが弱まる。

 

それを繰り返していくことで、

手伝いの負の感情の発生が弱くなり、

いずれは子供に対して発生しなくなる。

 

これをこなしていけば、

大丈夫だ。

 

次に、

子供の立場で親が過保護の場合、

申し訳ないが純粋に「気持ち悪い」ということを、親に対して伝えよう。

 

そして、これは、

親にお願いを聞いて欲しいという気持ちではなく、

申し訳ないという気持ちで「気持ち悪い」と伝えることが重要だ。

 

何にせよ、

感情をぶつけてしまうと親は、

 

「まだまだ私が必要なんだな」

 

と思ってしまう。

 

そのため、自立する意味も込めて、

相手に配慮しながらも、

ハッキリと「気持ちが悪いからやめて欲しい」と伝えることが大切になる。

 

それでも、

なお依存してくる場合は、

ペットや習い事、他の依存対象を勧めよう。

 

 

また、残念ながら、

これらの提案等をしてもやめられない場合、

依存の感情により、親は重度の依存脳となってしまっている。

 

その場合は、

親子双方の未来のためにも、

依存脳を治すことが必要になってくる。

 

どんなに重度の依存脳の人でも、

やめられる方法が存在するので、

これから紹介する溺愛執求の記事を読んでみてもらいたい。

 

溺愛執求で子供に依存すると、

子供が将来どうなるか、

また、解決策も3つ依存度別に載せてある。

 

そして、

依存の感情は想像以上に人生に悪い事をもたらすので、

これからの人生を考え、迷ったら書換能力でお互い脱依存をしよう。

 

これを読んでいるということは、

自力で解決をしようと試みているので、

それだけでも素晴らしいことだ。

 

その問題を解決できる、

手助けをできたら、

 

俺としても達成感を感じられるし、

このサイトも立ち上げた甲斐があるというものだ。

 

 

 

【手伝いの負の感情のまとめ】

・『見てられない!手伝わなきゃ!』こういうときは手伝いの負の感情が発生している

・手伝いの負の感情は対象が一人で達成できると発生が弱まってくる

・過保護=手伝いの負の感情+溺愛執求

 

 

では、

溺愛執求の記事を紹介しよう。

 

この溺愛執求を受けてしまうと、

溺愛を受けた方の子供本人は、

幼稚執求や人頼執求に依存してしまうという、恐怖の真実が書かれてある。

 

 

 

また、

自分の依存状態が気になる人もいるだろう。

 

そう、

溺愛を受けた人は、

精神的な幼さを持ち合わせてしまうケースが多い。

 

その原因が、先ほどいった、

物事を理解し成長しようとする意欲を無くす、

「幼稚執求」や「人頼執求」だ。

 

オタク気質のある人は「幼稚執求」、

人を頼る気質のある人は「人頼執求」。

 

人生が上手くいかず、

納得できなかったことも、

これを読めば自分がなぜそうなったか、きっと納得できるだろう。

 

 

 

その他にも、

オススメの記事を、

幾つか紹介しておこう。

 

毒親に関しては、

当の親は耳が痛いし、時に憤るかもしれないが、

 

あくまでこれらの知識は、

親本人を含めた当人たちの、これからの人生をよくするためのものだ。

 

 

 

 

 

心理学としての専門的な解説

手伝いの負の感情とは?

手伝いの負の感情とは、子供をはじめ誰かが何かを達成できそうにないときに、達成するのを手伝うために発生する感情である。

『しょうがないから手伝おう』と思ったときに感じている感情であり、主に子供のために発生するが、

親がこの手伝いの負の感情が発生しやすいと、頻繁に『手伝ってあげないと』と感じるようになるため、子供の自立する機会を奪ってしまう。

過保護な親や子供が親にベッタリになってしてしまう場合は、親がこの感情が発生しやすく、何でも先回りして『子供のため』といってやってしまい親子で共依存の関係性になってしまう。

手伝いの負の感情の存在意義とは、まだ一人ではできない者に対して、最終的には自立を促すために一時的に手伝うものであり、

ついつい子供に対して過保護になってしまう親は、子供を依存させるための感情ではなく、成長を促すために発生する感情だということを理解してもらい、適切な場面で使うことを親子関係のためにもお勧めしたい。

 

具体例

「子供が着替えを上手くできそうにないので仕方がないから手伝った」

→子供が着替えを上手くできそうにないと感じ、手伝いの負の感情が発生することで手伝うという行動をとっている

 

「研修中の部下に仕事を指示したがまごついていたので、仕方がないから手伝って一緒に終わらせた」

→部下がまごつく姿を見て出来そうにないと感じ、手伝いの負の感情が発生することで手伝うという行動をとっている

 

これらのように『仕方がない、手伝うか』と感じたときに、手伝いの負の感情が発生することで、手伝う行動をとるように潜在意識は促している。

過保護な親が我慢して見守ることができないのは、この負の感情が発生しているためであり、

怒りで攻撃したり、恐怖で逃げ出したりするのと同じように、負の感情によって執着となり強く行動を促されているのである。

 

手伝いの執着を捨てるには

過保護な親は、例外なく手伝いの負の感情が強く発生しやすく、ついつい子供を手伝ってしまう。

そして、その執着により子供のやることを何でも先回りしてやってしまうのである。

手伝いの負の感情が強く発生するかは、先天的な気質と過去の記憶により決まっており、

例えば子供と共依存の関係性になってしまう親は、子供に『ずっとそばにいて欲しい』と思った記憶があることが多い。

そして、子供が何かをするときに『子供が自立してしまう』と感じ、手伝いの負の感情が発生することで先回りし、子供がやること何にでも口出しをしたり、手伝ってしまうのである。

これに関しては、極力考え方を改め、子供が徐々に自立した方が親子関係が健全にいき、その方がお互いが幸せになれると考えることをお勧めしたい。

 

また、『ずっとそばにいて欲しい』と思った大元の原因に関しては、自分の親も過保護だった人間はその記憶により、

親にされたことをそのまま自分の子供にもやってしまうことが多いので、子供といつまでも一緒にいて過保護になりやすい。

それとは逆に、自分は親に愛されなかったことから、子供が自立してしまうことに不安を感じ子供にずっとそばにいて欲しいと思ったり、

様々なケースが存在するが、いずれにしても先天的に発生しやすい場合を除き、過去の出来事による記憶が関係している。

これらには、依存の感情である溺愛執求も絡んできて、ついつい子供のやることに口出しすることが気持ちいい、安心するという人もいるかもしれないが、

長期的に見て子供を人頼執求に依存させてダメにしてしまい、自分は溺愛執求や周認執求に依存し、自身も子供にも不幸が降りかかることになってしまう。

 

負の感情の除去の方法

これらの共依存の関係や手伝いの負の感情を除去するには、大脳新皮質や大脳辺縁系の海馬の記憶から発する感情を除去することにより、それらの記憶は行動への影響を永久的になくすこととなる。

そして、手伝いの負の感情だけでなく、全ての負の感情は明確な除去の方法が存在し、負の感情、依存の感情、全ての感情を除去したりコントロールできる能力が、

うちの御縁心理学研究所の公式アカウントより出している潜在意識(辺縁系と新皮質の一部)の特殊能力の1つ、「感情の書換能力」である。

これは、記憶から発する感情を書き換え無効化することができるもので、進化をつかさどる《求知欲求》に属する能力のため、

全ての事象を解明できる「潜在意識のアーカイブでの仮説検証能力」(記事の内容を解明する能力)などとは異なり、進化のため一般の人間にも承継することができる能力となる。

noteというサイトの電子書籍にて「感情の書換能力」の負の感情に関しての能力を載せているので、希望する人は自分の進化のためにも能力をもってもらいたい。

 

負の感情の書換能力の承継

 

手伝いだけでなく怒りや不安など、文字通り全ての負の感情を除去し、コントロールできる能力となる。

 

感情の発生起源

元々は、幼少期の一人ではできない子供を手助けするために発生するようになった感情だと推察される。

人間が行動を変えるとき、例外なく負の感情が発生している。

そのため、子供が一人ではできないと感じたときに手伝うためには、負の感情を発生させなければいけない。

それで発生するようになったのが手伝いの負の感情である。

 

実は、手伝いの負の感情は、対象に対して可愛さ(愛しさの正の感情)を感じれば感じるほど発生しやすくもなる感情であり、人間は自分の子供が小さければ小さいほど、愛しさを感じやすい。

(小さい子供が何かで遊んでいて、母親がすぐ手を貸そうとするのは手伝いの負の感情が発生しやすいため。)

この愛しさの正の感情と比例して手伝いの負の感情が発生しやすくなるのは、幼少期の子供を助けるためにできた感情だからであり、

そこから派生して、会社で部下ができないときや成人した相手にも発生するようになったと考えられる。

これらのことから、大元は幼少期の子供を手伝うためにできた感情だということが結論として導き出される。

(人間が生き物だけに限らず、小さいもの全般に関して可愛さや愛しさを感じやすいのは、元々は子供を守るため。)

 

負の感情としての性質

【属する欲求】 自己欲求

【行動原理】 貢献執着

【欲求 + 負の感情 = 執着】

自己貢献欲求 + 手伝いの負の感情 = 自己貢献執着

 

手伝いの負の感情の行動原理は、《自己貢献執着》であり、貢献執着には「承認欲求が満たせない状況を事前に避ける」という性質がある。

そのため、子供をはじめとした対象の「これを達成したい」という《自己承認欲求》が満たせないという状況を、手伝いの負の感情によって事前に避けている。

 

また、手伝いの負の感情の強さに関しては、手伝うという行動を促すため、基本的にバッと強く発生するものとなる。

行動を促す負の感情は大脳辺縁系を優位にするために強く感じ、思考を促す負の感情は大脳新皮質を優位にとどめるために弱く感じるからである。

負の感情強 行動(大脳辺縁系優位)↔負の感情弱 思考(大脳新皮質優位)

 

これらの内容とは別に、手伝いの負の感情の独自の性質として、貢献執着で事前に承認欲求を満たせない状況を避けるため、怒りやムカつきなどの承認執着より、負の感情としては弱く発生するという特徴がある。

以上のことから、手伝いの負の感情は行動を促しながらも貢献執着のため、負の感情としては中程度の強さを感じ、バッと行動を促すように発生する負の感情となっている。

-負の感情(執着)