不思議なことに、
面白さ・楽しさ・嬉しさ、
の日本語はとても良く出来ている。
面白さ → 成長(進化)を求めている
楽しさ → 達成を求めている
嬉しさ → 愛情を求めている
と、達成・愛情・進化・自由の、
四求のうち3つを占めており、
これを最後まで読めば、人の心理に面白さを感じ、納得しているはずである。
面白さ等で欲求タイプが分かる
こんにちは、
最瞰主の良縁(みえにし)だ。
驚くことに実は、
面白さ・楽しさ・嬉しさは、
日本語としてとても良く出来ている。
何故なら、
人間に存在する4つの欲求のうち、
3つをこの言葉が占めるからだ。
面白さはその経験を通して、
成長(進化)を求め、
楽しさはそれを楽しむことで、
達成を求め、
嬉しさは受け入れてもらうことで、
愛情を満たし求めている。
そう、
これらはそれぞれ特定の欲求を、
満たし続けたいと思ったときに感じている感情なのだ。
この記事では、
・楽しさ・嬉しさ・面白さで自分の欲求タイプが分かる
・面白さのメカニズムと正体
・どの感情を感じやすいかでグループ内の役割が違う
これらを話していこう。
ぜひ、
人の感情や心理に面白さと嬉しさの、
幸せを感じていってもらえたら幸いだ。
欲求タイプ
今まであなたは、
面白さ・楽しさ・嬉しさ、
これらの違いがハッキリせず、モヤモヤしたかもしれない。
だが、
これらは満たそうとする欲求が異なっており、
どれを感じやすいかで、
その人が人生で、何を求めるかが分かる。
そして、
これを欲求タイプとうちでは読んでおり、
人間なら必ず、4つの欲求タイプのどれかに当てはまる。
あなたは次のうち、
面白さ・楽しさ・嬉しさ・開放感のどれを感じやすく、
どの欲求タイプになるだろうか?
楽しさ(《自己欲求》) → 達成を人生で求める → 経営者・アスリートタイプ 3%
嬉しさ(《他者欲求》) → 愛情を人生で求める → 大衆・芸能人タイプ 80%
面白さ(《求知欲求》) → 進化(成長)を人生で求める → 専門家・出世タイプ 15%
開放感(《生存欲求》) → 自由を人生で求める → アーティスト・自由人タイプ 2%
もし、人生で面白さを感じているときが一番心地よいなら、
人生に自分の成長(進化)を求めている、
専門家や企業で出世を求める、《求知欲求》タイプだ。
そして、人口としては少ないが、
楽しさで達成を求め夢中になりたいなら、
経営者やアスリートになる傾向が強い、《自己欲求》タイプとなる。
他には、嬉しさなら、
愛情を求め、受け入れてもらうことを求める、
サラリーマンや専業主婦になる《他者欲求》タイプなどがある。
このタイプは、
欲求が強いと皆に受け入れられたい芸能人になる特殊なタイプだ。
そう、成長(進化)を求める人生なら面白さ、
達成を求める人生なら楽しさ、
愛情を求める人生なら嬉しさ、
これらの感情を日々大切にすることで、人生が満たされていくのだ。
面白さの心理とは?
さて、あなたが、
ワクワクドキドキしてきた事に期待し、
今度は面白さに絞って解説していこう。
面白さのメカニズムとは、
何かを見たり経験して、
「それを知れたとき」に発生する。
例えば、漫画や映画だと、
ワクワク感から内容を知りたい!と思い、
内容を見て知れたとき、『面白い!』と発生する。
(《求知欲求》のサイクルは実は、ワクワク感 → 面白さ → 納得感)
元々は、面白さは、
生活での進化をすることに、興味を持つようにするために、
新たな発見や経験に対して感じる感情だった。
人間が動物と違うのは、
道具を使ったり生活を進歩させるのに、「面白い!」と感じるから、
頑張って生活を進化させ、今の社会となっている。
だが、現代では、
生活上での新たな発見は少ないので、
こういった娯楽で新しい発見をするようになっている。
本来は、
その新しい発見での「面白さ」は、
生活に役立てるためのものだ。
だが、映画や漫画での娯楽では、
生活より感情に焦点を当てていて、興味を持ちお金を払ってもらうために、
あえて面白さを発生させやすい構成で、作っている。
だから、生活でのことに困り、ネットで調べて新たな知識を知って、
『そういうことだったんだ、へぇ〜面白い』
と感じる面白さと、本質的にはどちらも一緒なのだ。
映画や漫画などの娯楽での面白さ、
新たな知識を知っての面白さ、
これらはどれも新たな発見で、進化・成長をするために発生している。
だから、
常日頃から面白さを感じやすい人は、
進化ができる、メチャクチャ優れた人なのだ。
ちなみに、
どの分野でも進化の《求知欲求》タイプが、
他の欲求タイプを退け、No.1として君臨するようになっている。
それは、
何より進化を求め、
その分野での上達がとても早いからとなる。
面白さの正の感情…何かを見たり経験して、それを知れたときに発生する感情
新たな発見や経験で進化の《求知欲求》という欲求を満たし、進化をするために発生している
面白さ・楽しさ・嬉しさでどう変わる?
さて、
まだ楽しさや嬉しさがいまいち分からず、
疑問に思っている人もいるだろう。
ではここで、
例を出しながら、
面白さ・楽しさ・嬉しさの感じ方の違いを説明していこう。
面白さ→それを知りたい進化の《求知欲求》
楽しさ→それを出来るようになりたい達成の《自己欲求》
嬉しさ→他者に受け入れられたい愛情の《他者欲求》
実は、同じことをしていても、
人によって満たしている欲求が違うケースがあり、
それぞれ感じている感情が違う。
例えば、
スポーツをしているときが、
分かりやすいかもしれない。
『皆とスポーツができて面白かった』
→新たな体験で(それを知り)進化を求めている(求知欲求)
『皆とスポーツができて楽しかった』
→それを出来るようになりたい達成を求めている(自己欲求)
『皆とスポーツができて嬉しかった』
→皆と同じことをやることで他者に受け入れられることを求めている(他者欲求)
これらのようになり、
人により何の欲求を人生の中心にしているか、
欲求タイプが分かる。
基本的にスポーツは、
「出来るようになりたい」達成を求めるが、
スポーツをしているときに、面白さや嬉しさを感じるようなら、
進化の《求知欲求》や愛情の《他者欲求》タイプだ。
そして、
学校や仕事、友人のグループの中でも、
結構はっきりと役割は分かれてくる。
楽しさの《自己欲求》タイプは、
達成を求め引っ張っていくリーダーとなり、
面白さの《求知欲求》タイプは、
成長を求めグループが上手くいくように調整役をやる。
嬉しさの《他者欲求》タイプは、
愛情を求め言われたことの実行役や雰囲気を良くしたり、
開放感の《生存欲求》タイプは、
自由を求め立ち回り、場の空気を軽くし安心させる。
何の感情を求めるかでも、
グループ内での立ち位置は変わってくるのだ。
人間関係でも、
自分の欲求タイプの感情を満たせるような役割をすると、
自然と幸せも感じられるようなるメリットがある。
欲求は4つしかない
『言われてみれば、何となく分かる!』
と、面白さや楽しさに明確な違いがあって、
少しビックリした人もいるだろう。
このサイトには、
世界的に未解明な精神疾患も含めて、
人の心理の全てが載っている。
俺自身が、アインシュタインの思考実験より、
強力な能力を持っているので、
脳内で全ての事象を解明することが可能だ。
生きづらさの解決策や、
望んだ人生、成功の仕方、
人生の役に立つ情報も多いので、
気になるものは是非知識として吸収してもらいたい。
そして、先程の4つは脳の構造を元にした、
人間に存在する欲求となり、
人間は全て、この4つの欲求を元に行動をしている。
人間の、
食べる・寝る・性欲は、
《生存欲求》を満たすための行為となる。
(食欲や睡眠欲といわれているものは、
美味しさの正の感情や眠気の負の感情、感情となる。
性欲は性欲執求という依存の感情。)
そのため、行動としては、
達成を求めているか、
愛情を求めているか、
進化を求めているか、
生命を満たすのを求めているか、
これしかないのだ。
この四求(しきゅう)こそが、
人間の行動、感情の全てとなっている。
さて、
そんな感情や心理に興味が出てきたあなたに、
お勧めなのは、次の記事だ。
面白さの元ともなる、
進化の《求知欲求》の記事には、
次のことが載っている。
・まさかの彼らが進化タイプ
・No.1の資質の〘自己探求感〙を高める方法
・求知欲求タイプの幸福感を感じる方法
内容としても、
『マイナスイメージでいわれる彼らが?!』
と、ドキドキすることになるだろう。
次は、
面白さを感じやすい人であれば、
失望も感じやすいはずだ。
実は、自分への失望は、
群れから仲間外れにされないために、
〘人間力〙になる負の感情だ。
〘人間力〙形成の方法も載っているので、
興味がある人は一度読んでみるといい。
自分の人生に失望したことがあるかもしれないが、
それこそが糧となり、周りに好かれる〘人間力〙に変わり、
結果周りに受け入れられ、人生を幸せに生きられる。
その他にも、
オススメの記事をいくつか貼っておこう。
心理学としての専門的な解説
この記事は、
面白さの正の感情の記事のため、
ここからは、更に詳しい面白さのメカニズムについてだ。
少し難しくなるが、
正に専門的な知識に、
面白さを感じやすい人にお勧めとなる。
実は抽象化能力を高めるためには、
こういう内容を読んで考えるのが良かったりする。
ぜひ、興味がある人は面白さと理解感を感じていってくれ。
人は面白さで探求し続ける
面白いと感じて漫画を読み続けたり、面白くてそれを続けたというように、人は何かを知って面白いと感じたとき、
面白さの感情の心地よさからもっと知りたいと思いそれを探求し続ける。
面白さの正の感情の役割は、「それを知りたい」という進化の《求知欲求》を満たせたときに発生し、
その欲求を繰り返し続けて満たすように促す感情となっている。
例)『漫画を読み始めると面白くて止まらない』
『好きなお笑い芸人は面白くてつい何度も観てしまう』
このように面白さから進化の《求知欲求》を満たし続けることを求め、それを見たり体験し続けるのである。
進化の《求知欲求》の正の感情の流れ
ワクワク感→面白さ→理解感(納得感)
進化の《求知欲求》が、ワクワク感(欲求の発生)→面白さ(欲求の持続)→理解感(完全に満たされ貢献欲求に変わる)という正の感情のサイクルになっており、
「ワクワク」してそれを知りたいと思い、「面白さ」でそれを続け、「理解感(納得感)」を感じて満足し周りにもそれを知って欲しいと思う
このようになっている。
例)この映画「ワクワク」するので観たい→「面白く」て夢中になり観続けた→エンディングにも「納得(理解)」でき周りにも観るように勧めた(それを知って欲しい貢献欲求)
ワクワク感(求知承認欲求の発生)→面白さ(求知承認欲求の持続)→理解感(求知貢献欲求の発生)
(達成の《自己欲求》は、「憧れ」て始め→「楽しさ」で続け→「達成感」で自分を労いご褒美をあげる、というように全て欲求は3つの正の感情のサイクルになっている。)
3つの行動原理が混じる「お笑い」
お笑い芸人のギャグの面白さとは、映画や漫画を面白いと感じたときの《求知承認欲求》だけでなく3つの行動原理が入りまじることから、あのような大笑いが発生する。
具体的には、
それを知りたい《求知承認欲求》(面白さ)
悪い話で他者を蔑むのが面白い【悪話執求】
他者を受け入れる《他者貢献欲求》
の3つの行動原理の感情が混じっている。
お笑い芸人のギャグは、幼稚だと感じるような「ボケ」をして「ツッコミ」がツッコむが、このときまずそれを知りたい《求知承認欲求》が満たされている。
また、面白さの正の感情と蔑みの負の感情が入りまじる【悪話執求】という依存の行動原理も発生しており、(正+負=依存の感情)
『あはは、面白い笑』
と幼稚な行為を蔑む【悪話執求】の蔑みの負の感情も混じり、笑いながらも少し見下すような態度となる。
そして、その幼稚な行為を受け入れる《他者貢献欲求》も混じることから相手を受け入れる笑顔であのような笑い顔になるのである。
最後に、悪話執求の依存の感情の依存性から笑いが止まらなくなる。
《求知承認欲求》→それを知りたい興味と面白さ
【悪話執求】→相手をバカなどと蔑む気持ちと面白さ、笑いの止まらない依存性
《他者貢献欲求》→バカな行為を受け入れる笑顔
これらの3つが入りまじることで視聴者は『あはは、このお笑い芸人マジ面白い!』という大笑いをするようになる。
この感情を発生させるためにお笑い芸人の「ボケ」はあえて幼稚な行為をして、【悪話執求】と《求知承認欲求》を刺激し、
「ツッコミ」は相手を蔑みながらも受け入れるようなツッコミの仕方をして、更に【悪話執求】と《他者貢献欲求》の感情を誘発している。
面白さを感じやすい人は《求知欲求》タイプ
次の4つの感情の中で面白さを一番感じやすい人は進化の《求知欲求》タイプとなる。
楽しさ→《自己欲求》のリーダータイプ(3%)
嬉しさ→《他者欲求》の大衆タイプ(80%)
面白さ→《求知欲求》の専門職タイプ(15%)
開放感→《生存欲求》のアーティストタイプ(2%)
※カッコ内は概ねの人口比率
《求知欲求》タイプは秀才タイプ、中間管理職タイプでもあり専門職だけでなく中間管理職やサブリーダーが向いているといえる。
秀才、サブリーダーと聞くと天才やリーダーの方が優れているように聞こえるかもしれないが、
どの分野でも最終的には《求知欲求》タイプが一番になることが多く、《求知欲求》タイプが各々の業界を代表している。
面白さを最も感じやすい進化の《求知欲求》タイプは絶えず進化を求めるからであり、
《求知欲求》タイプに共通するのは自身にフォーカスするため感情をあまり表に出さないという特徴がある。
正の感情としての性質
【属する欲求】 求知欲求
【行動原理】 求知承認欲求(承認欲求の持続)
【進化の《求知欲求》の正の感情のサイクル】
ワクワク感(承認欲求の発生)→面白さ(承認欲求の持続)→理解感(貢献欲求の発生)
[ワクワク感]を感じてどんなことが起こるか知りたいと思い、[面白さ]を感じて知ることを探求し続け、[理解感(納得感)]を感じて理解できたことを進化のために周りにも伝える
正の感情のサイクルを通して承認欲求⇄貢献欲求のサイクルを繰り返すようになり、〘幸福感〙に到達できる。
【欲求のサイクル】
《求知承認欲求》⇄《求知貢献欲求》
物事を探求し理解したい《求知承認欲求》(ワクワク感、面白さ)⇄理解できたことを進化のために周りにも伝えたい《求知貢献欲求》(理解感、幸福感)
「面白さの正の感情」は進化の《求知欲求》を満たし続けることを促し、欲求を強める役割ももつ大切な感情となる。