面白いことに、
「自分の子供が憎い」といわないように、
「愛」が憎しみに変わることはなく、変わるのは「期待」である。
期待こそ憎しみとなる
こんにちは、
最瞰主の良縁(みえにし)だ。
よく、
「愛が憎しみに変わる」
と言われるが、実はこれは間違いだ。
何故なら、憎しみへと変わるのは、
「愛」ではなく、
「期待」だからである。
実は、人は期待すらしていない人間には、
憎しみを感じないように、
期待こそが憎しみに変わるモノとなっている。
この記事では、
・「愛」ではなく「期待」こそ憎しみに変わる
・憎しみの正体と役割
・過去の憎しみを消す「記憶の書換能力」
これらを解説していこう。
ぜひ、他人への憎しみを、
この記事を読み憎しみを解き放つことで、
感動と嬉しさの幸せに変えていってもらえたら幸いだ。
期待が憎しみに変わる時
この記事では、
あなたが気になっていた、
憎しみの正体を解説していこう。
「愛は憎しみにはならない」
正直、
これを聞いて、
納得いかない人もいるだろう。
では、これは、
分かりやすく例え話で説明しよう。
あなたが好きな食べ物を食べたくて、
ワクワクしながら、
あるお店に並んでいたとする。
すると、
前に並んでいる、
親子の子供が目に入った。
その子は3歳ぐらいで、
異性の子で、とても可愛らしく、
あなたの理想の子供を体現したような子だ。
思わずあなたは、
『可愛いなぁ〜』
と見とれてしまった。
だが、
次の瞬間、
「気持ち悪いこっち見んなよ!」
と、なんとその子に言われてしまった。
このとき、
『いきなり何?悲し…、逃げよう…』
『いきなり悪口ぶっ込んできた。ショックで放心…』
となることはあっても、
相手が3歳ぐらいだし憎しみは感じないだろう。
これは、
相手に愛情の元の「愛しさ」は感じても、
子供なので相手に求める「期待」は感じていないためだ。
子供 → 愛しさのみ(期待はしない)
だが、
この「気持ち悪い」と言い放ったのが、
理想の異性だったらどうだろうか?
あなたが同じように並んでいて、
目の前に並んでいる異性が、
外見全てがあなたの理想を体現したような、
とても素敵な理想通りの人だった。
『メチャクチャ素敵な人〜。
きっと色々なことが出来るんだろうな。
こういう人の恋人になれたらな〜。』
と、
見惚れているときにいきなり、
「気持ち悪いこっち見んなよ!」
と言い放った。
『何いきなり!ぐぬぬ、美形が憎い!』
と、なるだろう。
そう、
先程の子供のときとは違い、
相手に期待をしているからだ。
好きな異性 → 愛しさ+期待(この期待が憎しみになる)
憎しみとは、
「愛しい相手」、「愛を感じている相手」に、
拒絶されたときに発生する感情ではない。
「期待した相手」に、
見下され拒絶されたと感じたときに、
発生する感情だ。
【憎しみが発生する心理】
相手に期待する
→ その相手に見下され拒絶されたと感じる
→ 憎しみの発生
※子供など、自分より下と感じている存在にはそもそも期待しないので憎しみが発生しない
そう、憎しみは、
「期待した相手」に、
「見下され(蔑み)、拒絶された」と感じることが条件となる。
(蔑み+拒絶が重要)
では、
次章で憎しみが、
どのように発生するのかを説明していこう。
憎しみはこの3つで発生
『そっか、自分は相手に期待してたんだ…』
と過去憎しみを感じたときを振り返り、
ガッカリした人もいるだろう。
そう、あなたは「期待をしていた」からこそ、
見下され拒絶されたと感じ、
相手が憎いと感じたのだ。
恋人に振られたときは、
「期待していた」のに、
見下され拒絶されたと感じたから、憎しみを感じる。
犯罪に遭い加害者を憎いと感じるのは、
普通なら法律を守ってくれるはずと「期待した」のに、
犯罪の標的にされたことで、
加害者に見下され拒絶されたと感じたからになる。
そう全て、
「期待した相手に」
「見下され」
「拒絶された」
この3つにより、
憎しみという負の感情になる。
ただ、憎しみは、
相手が見下す行動をしたことが原因であり、
あなたはガッカリしたかもしれないが、
本来は、人に期待することは悪いことじゃない。
だから、
あなたはあなたの感覚を大切にすればいい。
では、原理はこうなるが、
そもそも、
憎しみの負の感情は何のためにこの原理で発生しているのだろうか?
それを次章でお伝えしよう。
憎しみは必要なもの
あなたはきっと、
『憎しみなんて心が嫌な気持ちになるから感じなければいいのに』
と思ったことがあるだろう。
俺もそうだ。
昔は、過去のことを思い出しては、
憎しみの感情に振り回され、
そんな自分に失望していた。
だが、
実は憎しみは、
人間に必要な感情だ。
憎しみの役割、
それが、
「相手に反省を促す」というものになる。
考えてみてくれ。
他人を見下し、
傷つける行為をしまくっている奴がいた。
みんなショックや悲しみを感じ離れるだけで、
誰も注意をしない。
そうすると、
どうなるだろうか?
反省をせず、
他人を見下し拒絶する行為を続けるのだ。
憎しみを感じると、
ときに相手に攻撃的になるだろう。
『今思い出しても腹が立つ。
やり返せば良かった』
と、ときに思う。
そう、見下されているからこそ、
相手に対等な存在だと思わせ反省させるために、
憎しみでやり返すのだ。
これがないと、
見下して好き勝手し続ける奴が表れる。
相手の権利を多少侵害しても、
見下しているので気にも止めないだろう。
だから、憎しみでときに強く注意したり、
本当にひどいときはやり返して、
反省を促すのだ。
だから、憎しみそのものは、
決して不要な意味のない感情ではない。
消えるのは「反省した時」
では、
どうしたら、
憎しみの負の感情は消えるのだろうか?
いちばん大事なところがモヤモヤしたままだ、
これを話していこう。
そう、憎しみは、
相手の反省を促すのが目的の負の感情のため、
「相手が反省した」と感じたら、
憎しみの負の感情は消える。
そう、
相手が反省したな、
と感じたときに消えるのだ。
そう、
これを初めて知ったときの俺は、
「じゃあ過去の憎しみはどうすりゃいいんじゃい…」
と思った。
だって、そうだろう。
憎しみの発生する原理も、
役割もまぁ分かる。
そして、
人間に必要な感情だということも。
だが、
相手が反省しないと、
憎しみは消えない。
これは、
「どうすりゃいいんじゃい…」
だろう。
では、
どうすればいいのかというと、
そのときはもう、
憎しみの記憶を消してしまおう。
実は、
人の記憶とは、
ある方法で全て完全に消せるものとなっている。
そう、
人間に存在する潜在能力の1つに、
完全に記憶を消す事ができる能力がある。
では、
その能力については、
心理テストが終わってからお伝えしよう。
まずは、
憎しみを他の感情に変える、
心理テストからだ。
他の感情に変える心理テスト
さて、
記憶を消す方法の前に、
ドキドキの心理テストをしよう。
今回のものは、
「憎しみを感じたときに、
どの負の感情に変換するか?」
という、
未来の憎しみを避ける心理テストだ。
最後に紹介する方法は、
「過去の憎しみ」を避けるもの。
これは、
「未来の憎しみ」を避けるものだ。
そして、
これはあなたが何の感情を人生で求めるかの、
欲求タイプも分かるものとなっている。
では、
早速やってみよう。
Q.あなたは今、
自分を愛してくれていると期待していた恋人が浮気していたと知り、
見下され拒絶されたと思い、強い憎しみを感じています。
ですが、
話し合いのとき恋人が、
「実は、自分は借金1億円あるんだ…」
と、千年の恋も冷めるような、
一気に期待していた気持ちが全て消える、
ドン引く事をカミングアウトしてきました。
このときあなたが感じた感情を、
次の中から選んで下さい。
1.なんでこんな人と今まで…、悔しい!
2.悲しい…、そんな事を隠されていたなんて…
3.ムカつく!何でそんな大事な事を黙ってたの!
4.ヤバい人だ、死に物狂いで今すぐ逃げよう!
番外編
5.借金1億?全然大丈夫じゃん、イケるじゃん!
さて、
あなたはどれを選ぶだろうか?
……、
では、
診断結果はこちらだ。
1.「悔しさ」の達成タイプ
… O型に多い達成タイプ。憎しみを感じたら悔しさを原動力に物事に打ち込むのがオススメ。
2.「悲しさ」の愛情タイプ
… AB型や女性に多い愛情タイプ。憎しみを感じたら悲しさも感じ、素直に泣くのがオススメ。
3.「ムカつき」の進化タイプ
… A型に多い進化タイプ。憎しみを感じたらムカついてそれを成長できる物事に向け、自分磨きをするのがオススメ。
4.「死に物狂い」の自由タイプ
… B型に多い自由タイプ。憎しみを感じたらヤバい人なんだと認識しひたすら逃げるのがオススメ。
番外編
5.「自虐の依存の感情」の依存脳タイプ
… 自分から不幸に突っ込んでいく危ないタイプ。依存の感情の量子で不幸な未来を実現する。
依存脳タイプへのオススメの記事
さて、
血液型によっても判断しやすいが、
あなたは何番だっただろうか?
では、
それぞれを細かく解説していこう。
(番外編の5の人は、
ここでの簡単な説明でどうにかなるタイプではないので、
大人しく紹介した記事全文を読んで欲しい。)
1.「悔しさ」の達成タイプ
O型に多い、
このタイプは、
人生で達成を求めるタイプだ。
そのため、
憎しみを感じたら『悔しい!』と思って、
やるべき物事に意識を向ける事がオススメだ。
また、
憎しみを感じた相手に対し、
『こんな人に期待してたんだ…、情けない!』
と情けなさの負の感情を使い、
自立を目指すのもオススメとなる。
1.の達成タイプ
→ 憎しみは「悔しさ」や「情けなさ」に変えるのがオススメ
2.「悲しさ」の愛情タイプ
AB型や、
女性に多いこのタイプは、
人生で最も愛情を求めるタイプだ。
愛情を求めるタイプのため、
憎しみは「悲しさ」に変え、
素直に泣こう。
「泣く」というは、
対象を承認する行為のため、
自分で自分を承認できスッキリする。
また、憎しみを感じる人に対し、
「不快感」を感じて相手から離れるのも、
オススメの対処法となっている。
2.の愛情タイプ
→ 憎しみは「悲しさ」や「不快感」に変えるのがオススメ
3.「ムカつき」の進化タイプ
A型に多いこのタイプは、
人生で進化を求めるタイプだ。
そのため、
憎しみを感じたら、
遠慮なくムカついていい。
ただ、
「ムカつき」をぶつけるのは、
自分で成長したいと感じている分野だ。
ムカつきを全て、
その分野にぶつけると自ずと成長でき、
いつしか憎んだ相手にも感謝できるようになる。
また、
憎しみに疲れた場合は、
自分に「失望」するのもオススメだ。
失望の負の感情は、
実は〘人間力〙を形成する貴重な負の感情のため、
未来の自分は、より皆から好かれるようになる。
3.の進化タイプ
→ 憎しみは「ムカつき」や「失望」に変えるのがオススメ
4.「死に物狂い」の自由タイプ
B型に多いこのタイプは、
人生に自由を求めて生きるタイプだ。
そのため、憎しみを感じたら、
ヤバい人認識をして、
「死に物狂い」で逃げるのがオススメとなる。
「ヤバい人」という認識に、
次第に期待の気持ちも消え失せ、
相手がどうでもよくなってくるだろう。
また、
何かある度に憎んでしまうという人は、
『憎しみを感じると自由にできない』
と「脳の疲労感」を感じよう。
自由にできないと、
苦痛で仕方がない自由タイプは、
憎しみを「脳の疲労感」に変換すると、
自由にできない為、どうでもよくなる傾向がある。
4.の自由タイプ
→ 憎しみは「死に物狂い」や「脳の疲労感」に変えるのがオススメ
感情の書換能力
さて、血液型を含め、
かなり当てはまった人が、
実は多かったのではないだろうか?
俺は、
全ての事象を解明できる「仮説検証能力」という、
アインシュタインの「思考実験」より強力な潜在能力を持っている。
そのため、
血液型の未解明のことも分かるし、
大体の人が当たるのも、これを書きながら分かっている。
(正確には、
未来が分かるのは、
別のハイブリッド型の潜在能力。)
では、
数多の潜在能力を持つ俺がこれから紹介するのが、
最も重要な潜在能力「感情の書換能力」だ。
これは、
潜在能力の中でも、
幸せに直結する一番重要な潜在能力だ。
あなたは、
過去の憎しみを引きずるのが嫌で、
きっと、このサイトにたどり着いたのだろう。
先ほども少し話したが、
俺も元は憎しみを感じやすい人間だった。
憎しみだけでなく、
いつも、ショックや不安、ムカつき等に、
心を支配されては、本当に神経をすり減らしていた。
そんな自分に、
嫌気も感じてきたのだが、
何かが違うという事も感じていた。
そう、
それらは他人の価値観で、実は、
俺自身はそんな事は望んでいなかった。
親や家族に強制された行動原理のため、
自分の本当の価値観ではないから、
余計強い負の感情を感じる。
だけれど、
中々それをやめられない。
ずっと人生と向き合い、
『何が自分にとって本当の幸せか?』
これを考えてきた。
中々答えに辿り着けない、
ずっと違和感から抜け出せない日々だったが、
その間違いが記憶そのものにあるという事に、
ある時気付いた。
そして、
境遇が近い大切な人間を救う過程で、
創り出したのが、
「記憶の書換能力」だ。
そう、ずっと記憶から出る感情に、
抗い続ける強さを持てなかった俺は、
記憶そのものを消す事によってやっと、
精神的な本当の自由を手に入れた。
俺は、
何より自由に生きたい。
そのため、
あなたにも何一つ強制はしない。
だが、もし俺と、
本当の自分の価値観で幸せに生きたいと思うなら、
書換能力を使い、嫌な記憶は消してしまおう。
今苦しんでいる人には、
俺が新たな道を創り、
人生に希望を創ろう。
それが、
「人類の最瞰主」という、
地球上で最も特殊な仕事を行う自分の権利と義務だ。
これから紹介する負の感情の書換能力は、
依存の感情が混じらなければ、
過去の負の感情を全て消せるものとなっている。
(依存の感情を消すには、
依存の感情の書換能力の書籍も必要。)
俺は負の感情に支配される、
劣等脳と依存脳の状態から、
幸せな状態が続く幸せ脳になる事ができた。
次はあなたの番だ。
興味のある人は、
負の感情に支配される人生から、
この上ない幸せな時を感じられる幸せ脳に俺と一緒になっていこう。
さて、では、
まだ書換能力を得る勇気のない人は、
幾つか記事を紹介しよう。
憎しみの負の感情を、
最後まで読んでくれたあなたは、
きっと人生で嬉しさ、愛情を求める人だろう。
そんな人生で最も愛情を重要視する、
愛情の《他者欲求》タイプの生き方や幸せの感じ方は、
こちらだ。
驚きの真実が書かれてある。
また、書換能力に関してや、
他の負の感情が知りたいというあなたは、
憎しみと同じ愛情の《他者欲求》に属する、
ショックの負の感情を読んでみるといいだろう。
心のモヤモヤが晴れるかもしれないぞ。
その他にも、
幾つか記事を紹介しておこう。
依存傾向にある人は、
依存の感情の記事(〇〇執求)が、
オススメだ。
心理学としての専門的な解説
ここからは、少々専門的になり難しくなる。
新しい知識にワクワクする人や、上の説明だと簡単すぎる人向けだ。
ぜひ、新しい知識にワクワク感や面白さを感じていってくれ。
憎しみの負の感情とは?
憎しみの負の感情とは、
『家族に酷い事をした相手を憎みやり返す』
『恋人をとった友人を憎む』
というように、人を見下し拒絶する行いをされたと感じたときに憎しみは発生し、
相手に同じ行いを二度とさせないように反省をさせることを目的とし発生する負の感情である。
そのため、憎しみを感じると、その相手の「人を蔑み拒絶する行い」を二度とさせないようにするため、
相手を強く非難したり、その行いを否定して反省するように促す。
この相手に反省を促すために非難したり、否定する行為はいいのだが、
相手を憎むと求める気持ちが強いあまり、憎しみから強く攻撃的になってしまったり不幸を願ったりする人がいる。
憎しみの負の感情は、攻撃や相手が不幸になるのが本来の目的ではなく、相手の反省を促すことが目的のため、
相手を攻撃することや不幸になって欲しいとばかり考えてしまうと、依存の感情に依存してしまう事にもつながるので要注意である。
例)恋人をとられて友人を憎んでいた
→憎むことで相手の反省ではなく友人の不幸を願う
→友人に実際悪い出来事が起きる
→悪い話は面白いという悪話執求の依存の感情の依存するようになる
→以降、自分に嫌なことをし憎んだ相手の不幸ばかり願い、悪話執求に強く依存するようになる
あくまで、憎しみの負の感情は、相手を攻撃するためのものではなく、
目的としては「人を蔑み拒絶する行い」を反省させ、やめさせるようにする負の感情だということを肝に銘じておこう。
本来の目的から逸れてしまうと、依存の感情で人格が歪んでいき、結果不幸になる原因にもなるので、ここは要注意となる。
憎しみに変わるのは期待
よく愛憎と表現したり、愛は憎しみに変わるといわれるが、
相手を愛しいと感じる「愛しさの正の感情」、相手に愛情を与える「他者貢献欲求(愛)」は、拒絶されて喪失することはあっても憎しみになることはない。
憎しみとは、相手に受け入れてもらうことを「期待」したにも関わらず、見下され拒絶されたと感じたときに発生する負の感情であり、
拒絶+蔑みを受けた(見下された)=憎しみ
となる。
「拒絶された」のと相手からの蔑みにより「見下された」と感じたときに憎しみは発生するのである。
この拒絶は、全く期待していない相手に何をいわれても大して気にしないのに対し、
親や恋人などからいわれたことは拒絶されたとショックを感じやすいように、相手に期待することで初めて感じる。
そのため、拒絶+蔑み(受動)による憎しみは、「愛」ではなく相手への「期待」が憎しみに変わるといえる。
例えば自分の子供に対して、ムカつきや怒りが発生することはあっても、
基本的に子供にはあまり期待をしないのと、見下されたと感じることは少ないため、「自分の子供が憎い」とはあまり表現しない。
(愛が憎しみに変わるのであれば、子供は少し何かあっただけで本来は親に憎まれまくりである。)
逆に子供は親に期待し、ときに見下されたと感じることも多いため、「自分の親が憎い」とはよく表現する。
このあたりは、強く期待しやすい相手でもある恋人に対して、
恋愛のもつれから強く憎むようになるよくあるケースから、愛情が憎しみに変わると勘違いされたと推察される。
愛(愛しさや他者貢献欲求)→拒絶される→ショックや悲しみにはなるが憎しみにはならない
期待→見下され(蔑まれ)拒絶される→憎しみになる
人が相手を憎むとき
憎しみは、相手に「期待したのに蔑まれ拒絶された」ときであり、次のようなケースで発生しやすい。
・親や恋人に見下された対応をされたとき
→親や恋人には期待しやすいため、蔑まれ拒絶されたと感じると、拒絶+蔑み(受動)で憎しみが発生
・犯罪に家族が巻き込まれ相手の行為により家族が深く傷ついたとき
→基本的に犯罪はしないだろうと社会の人間に期待しているため、犯罪の被害者となることで蔑まれていると感じ、拒絶+蔑み(受動)で憎しみが発生
恋人や友人に関わらず恋愛関係で自分が拒絶され見下されていると感じたとき
→恋愛では相手や周りへの「受け入れて欲しい」という期待が発生しやすいため、拒絶され見下される(蔑まれる) と拒絶+蔑み(受動)で憎しみが発生
(恋人をとられただけでなく、「可愛くない」「不細工」といわれただけでも、人によっては拒絶され見下されていると感じるので憎しみが発生する。)
憎しみは本質的には反省させることを目的としているため、これらのケースでも相手が真に反省をして同じことを二度としないと感じた場合は、
何か行動を起こさなくても憎しみの負の感情は消えるようになっている。
また、「恨み」とは憎しみの感情を長い間持ち続け感情が常態化したものであり、憎しみの方が気持ちが強いと表現されるのは恨みは常態化し感情が落ち着いたものだからである。
憎しみも恨みも基本的に感情そのものは同じだが、現代で恨みと表現する場合は、
やり返したり相手が不幸になってスッキリしたい等のハラスメント執求やゴシップ執求、依存の感情も併せもっている場合があり、憎しみはいかなる場合も負の感情のみとなっている。
憎しみは二重人格のような性格になる
人がどの負の感情を感じやすいかは、気質や記憶により様々だが、この憎しみを感じやすいと、
表向きは憎しみを感じやすいのがバレないようにニコニコしたり愛想よく、裏では親密になった相手には負の感情をすぐぶつける二重人格のような性格となる。
血液型でいうと、AB型男性の一部の人が憎しみが発生しやすく、AB型が二重人格といわれるのはそのためである。
正確には、AB型男性でも悲しみを感じやすく物腰が柔らかい悲しみタイプ、
恥ずかしさを感じやすく人から受け入れられることをやめる不思議ちゃんタイプと計3つのタイプがある。
一部のAB型男性が感じやすくはあるが、本質的には愛情の《他者欲求》が強いかであり、
相手や周りに強く受け入れられたいと思っているタイプの人、人生で愛情を求める人はその分憎しみを感じやすくなる。
(期待の正の感情や拒絶、悲しみ、恥ずかしさも全て愛情の《他者欲求》に属する感情。)
男女限らず浅い付き合いだとすごく感じが良かったのに、付き合ったり親密になることで態度が豹変するような人は、
強く憎しみを感じやすく相手に強く求めてしまいがちな人のため、要注意である。
※血液型でどの負の感情が発生しやすいかはこちらを見てもらいたい。
負の感情の除去の方法
では、強く憎しみを感じやすい人はどのようにすればいいかというと、子供であればある程度は仕方がないが、大人であれば自分の感情は自分で処理することである。
やはりずっと周りに求め続ける訳にもいかないので、自分自身が変わった方が健全であるし、長い目で見て自分のためにもなる。
具体的には、憎しみを感じたときにその感情のまま相手にぶつけるのではなく、
『こういうことはやめて、こうした方がより良くなるよ』
『こういう風に感じ取ってくれたならこちらとしては嬉しかった』
と上手く自分の感情を相手に伝えられるようにするのである。
こういったことで憎しみの負の感情をこまめに発散できれば、負の感情をためて誰かに爆発させるということもなくなる。
大人であれば自分自身が幸せになるためにも、自分が変わることで感情を処理できるようになることをお勧めしたい。
どうしても、こういう対応が難しい場合は、上に書いたように、感情の書換能力がお勧めだ。
書換能力は、憎しみだけでなく、ショックやムカつきや不安など、全ての負の感情を消せる、感情に振り回されてしまう人には特に必要な潜在能力になる。
負の感情としての性質
【属する欲求】 他者欲求
【行動原理】 承認執着(欲求を満たす事を強く促す)
憎しみの負の感情は、愛情の《他者欲求》に属する感情であり、同じ《他者欲求》に属する相手に拒絶されたと感じたときに発生する「拒絶の負の感情」と、
全欲求に属する見下されたと感じたときに発生する、「蔑みの負の感情」(受動)の2つが自身に発生することで、憎しみの負の感情でそれらを解消させる行動に向かわせる。
原理としては相手に受け入れられたい《他者承認欲求》に、憎しみの負の感情が紐付くことで《他者承認欲求》を強く満たすように促す他者承認執着となる。
【欲求 + 負の感情 = 執着】
他者承認欲求 + 憎しみの負の感情 = 他者承認執着
受け入れられることを強く促す他者承認執着を行動原理にする負の感情はその他には「悲しみ」があるが、
(「悲しみの負の感情」は悲しんでいる人を見ると優しくしてあげたり、自身から実際の承認行為の涙が出てくるように、憎しみと同じく受け入れられることを強く促す他者承認執着が行動原理)
拒絶の負の感情のみが発生する場合は、解消する為に悲しみが発生するのに対し、
拒絶と蔑み2つの負の感情が発生する場合では、その2つを解消させる為に憎しみの負の感情が発生する。
【拒絶の負の感情のみ発生 → 悲しみ】
【拒絶+蔑み2つの負の感情の発生 → 憎しみ】
(拒絶・蔑み共に対象が実際に拒絶した、蔑んだかどうかは関係なく、自身が拒絶された、蔑まれたと感じることで感情は発生する)
また、なぜ対象が反省をすると憎しみの負の感情が消えるかというと、反省をすることで対象に自身の考えを受け入れてもらえた(自身の欲求を受け入れてもらえた)と感じるためである。
感情の発生起源
《他者承認欲求》を満たすように強く促す悲しみの負の感情だけでは、拒絶の負の感情は解消されるが蔑みの負の感情(受動)は解消されなかったためと推察される。
憎しみの負の感情が発生する場合は、蔑まれたとも感じていることからやり返す行為がしばしば見てとれる。
やり返すことで対等な存在であると相手に表現する為である。
これらのことから憎しみの負の感情は、拒絶と蔑み両方の負の感情を消すために、発生するようになった感情だということが結論として導き出される。