幼少期にまず食べ物の好き嫌いが始まり、
それを経て人や物を嫌うように、
嫌いの負の感情とは、
元は優先順位の低い食べ物を避けるために、発生するようになった感情である。
人が何かを嫌う心理とは?
『私この人嫌い』
いきなりこんな事をいわれると、
ちょっとドキッとするが、
誰でも一度は、他人に対してこのように思ったことはあるだろう。
だが、実はこの「嫌い」という、
嫌いの負の感情とは、
優先順位が低いことを表しているだけなのだ。
『私この人嫌い』
で思ったとおり、あなたのメチャクチャ嫌いな人を、
今思い浮かべてみてくれ。
今は嫌いかもしれないが、
もし何かを決めるとき、
その人しか選択肢がなかったとしたら?
例えば、学校や会社で、
その人としか人付き合いできないとしたら、
嫌いの感情をどこかに押しやり、仕方なくその人と交流するだろう。
そう、優先順位が低いだけで、
嫌い=完全な拒絶 ではなく、
ときに嫌いという感情はアッサリ消えたりする。
これが、不快な行動をする人なら、
どのような環境でも、
嫌なことをされる度に、不快感の負の感情は感じる。
また、だらしない人には、
相手が改善しない限り、
いつまでも蔑みの負の感情は感じるだろう。
だが、「嫌いの負の感情」は、
他の選択肢がない場合は、
意外とスッと消えるものだ。
これは、
嫌いの負の感情がそもそも、
食べ物で発生するようになった感情だということが関係している。
人は食べ物から嫌う
『その人しか選択肢がない場合は、嫌いは消える』
これについて、
思い当たった人もいれば、不思議に思った人もいるだろう。
そう、
嫌いの負の感情とは、
他の選択肢がない場合は、実は消える。
例えば、食べられる物が嫌いな食べ物しかないとしても、
1週間マトモに何も食べていなく、
この先も食べられないなら、あなたは躊躇なく嫌いな物を食べるだろう。
選択肢があるからこそ、
好き、嫌いという優先順位をつけ、
優先順位が低いものに関しては、人は嫌うのだ。
そして、
この嫌いの負の感情は、
元は食べ物の好き嫌いで、発生するようになった感情なのだ。
例えば、犬猫以外のペットでは、
人や同種の動物を嫌ったりしないが、
食べ物はハッキリ好き嫌いをする。
(犬猫はある程度大脳新皮質が発達しているので除外。)
また、
子供でも他人を嫌う前に、
まず食べ物の好き嫌いから、するようになる。
あれは、まだ幼いうちは大脳新皮質が発達していなく、
人に対して嫌いの負の感情が発生することはないが、
食べ物に関しては、嫌いの負の感情が発生しているためだ。
幼い頃は、
行動を抑制できないように、
精神的な部分は動物に近い。
だが、嫌いの負の感情が、
そもそも食べ物に優先順位を付けるためだったので、
動物と同じように食べ物に対しては発生している。
これらのことから分かるように、
嫌いの負の感情は、
実は食べ物から発生するようになった感情となっている。
嫌いの負の感情 … 嫌な気持ちを繰り返さないために、
嫌な気持ちを経験した食べ物を始め、物や人を否定し避けるための負の感情。
食べ物は不味いと感じないものでも、
食べた後に気持ち悪くなったり、硬いと感じたりするため、
まとめてそれらを避ける負の感情が必要だった。
そして、元は食べ物を避けるためだったが、
そこから派生して、嫌な気分を感じた人に対しても、
嫌いの負の感情は発生するようになったのだ。
嫌いの負の感情の、
役割や発生起源は、
このようになっている。
心理テストの解説
さて、タイトルは説明できたので、
ここで、人によってはモヤモヤするかもしれない、
心理テストをしていこう。
【心理テスト「どのタイプから嫌われやすい?」】
この心理テストは、
あなたがどのタイプの人から嫌われるかの診断です。
ちなみに人は、
達成・愛情・進化・自由の欲求により4タイプに分かれ、
5つの選択肢のうち、1つだけ誰からも嫌われないものがあります。
Q.あなたは2週間の合宿免許で車の免許を取りに来ました。
合宿の教習所に行くと、
あなたと同じタイミングで入った人が20人程いて、
これから知らない人達と一緒に免許取得に向けて頑張ります。
あなたはどう行動しますか?
1.自分を中心にいう事を聞きそうな奴を集める
2.頼れそうな人を探してその人と一緒に行動する
3.とりあえず面白いから周りの人の行動を見る
4.誰かが話し掛けてくれるのをひたすら待つ
5.普通に気になる人に自分から話し掛ける
1つだけ、
実は誰からも嫌われない、
幸せ脳の人の選択肢がある。
では、
答え合わせにいこう。
1.優越執求 →達成タイプから嫌われる
2.人頼執求 →愛情タイプから嫌われる
3.悪話執求 →自由タイプから嫌われる
4.苦嬉執求 →進化タイプから嫌われる
5.幸せ脳 →誰にも嫌われない
まず、
人は欲求タイプというタイプにより、
4つに分かれグループでは次のようになる。
達成タイプ → 主にリーダー役
愛情タイプ → 言われた事をこなす担当
進化タイプ → グループの調整役
自由タイプ → 盛り上げ担当
そして、
各選択肢はこうだ。
1.自分を中心にいう事を聞きそうな奴を集める … ハラスメント執求
→ リーダー役の達成タイプに嫌われる
2.頼れそうな人を探してその人と一緒に行動する … シンジャ執求
→ 言われた事をこなす担当の愛情タイプから嫌われる
3.とりあえず面白いから周りの人の行動を見る … ゴシップ執求
→ 盛り上げ担当の自由タイプから嫌われる
4.誰かが話し掛けてくれるのをひたすら待つ … メンヘラ執求
→ 調整役の進化タイプから嫌われる
5.普通に気になる人に自分から話し掛ける … 幸せ脳
→ 誰からも嫌われない
それぞれの選択肢を説明していこう。
[1.自分を中心にいう事を聞きそうな奴を集める… ハラスメント執求 →リーダー役の達成タイプに嫌われる]
まず、この選択肢は、
同族嫌悪の選択肢になる。
ハラスメント執求とは、
「自分は特別で周りを見下したい」
という依存の感情で行動している人だ。
このタイプは、
自分も達成タイプである事も多く、
周りを見下したいからリーダーになりたがる。
(達成タイプ=タイプ ハラスメント執求=行動)
これを選んだあなたが、
既にそのグループで、
他の誰かがリーダー役をやっていたらどうだろうか?
きっと、
嫌うだろう。
そのため、同族嫌悪となり、
欲求でいえば達成タイプは、
同じリーダー役になりたがるハラスメント執求の人を嫌う。
ハラスメント執求タイプは、
達成タイプから嫌われるので要注意だ。
ちなみに、
この選択肢を選んだハラスメント執求の人は、
依存の感情なので、「望まない未来」となりやすい。
驚愕の真実も、
書かれているので、
一度ハラスメント執求の記事を読んでみるといいだろう。
[2.頼れそうな人を探してその人と一緒に行動する… シンジャ執求 →言われた事をこなす担当の愛情タイプから嫌われる]
この選択肢も、
ガッカリするかもしれないが、
同族嫌悪だ。
そもそも人は、
同じグループ内となったとき、
自分の役割を取られる、同じタイプを嫌う。
人を頼りたいという依存の感情、
シンジャ執求の人も、愛情タイプであり、
人に言われた事をこなす担当が向いている。
そのため、
あまり人を頼りたい圧を前面に出してしまうと、
周りから、特に同じ愛情タイプから嫌われてしまうので気を付けよう。
ハラスメント執求は、
昨今はスマホ依存の元にもなっている依存の感情で、
人から拒絶されやすくなる行動原理なので要注意だ。
[3.とりあえず面白いから周りの人の行動を見る… ゴシップ執求 →盛り上げ担当の自由タイプから嫌われる]
これは、少し怖いかもしれないが、
ゴシップ執求という、
噂話や悪い話が好きな依存の感情だ。
盛り上げ担当の自由タイプに対して、
このゴシップ執求の人はチャチャを入れやすく、
自由タイプに嫌われやすい。
悪い話が面白いという依存の感情なので、
目立っている人に対してチャチャを入れ、
悪い話に持っていこうとするからだ。
ゴシップ執求依存の人は、
多くの場合進化タイプであり、
盛り上げ役の自由タイプに嫌われやすいので気を付けよう。
また、ハラスメント執求という、
恐怖の依存の感情に関して、
詳しくはこちらだ。
[4.誰かが話し掛けてくれるのをひたすら待つ… メンヘラ執求 →調整役の進化タイプから嫌われる]
この消極的な選択肢は、
人によっては呆れるだろう。
かまってちゃんの元の、
メンヘラ執求という依存の感情に、
依存している人に見られる行動だ。
心配されるのがどこか心地よいので、
自分からは動かずかまってもらえるのを待っている。
このメンヘラ執求の人は、
進化を求める進化タイプには、
進歩がないと思われ呆れられやすい。
進化タイプをはじめ、
人によっては距離を取りたいと思ってしまうので、
かまって行動は程々に気をつけよう。
では、
周りを呆れさせやすい、
メンヘラ執求に関してはこちらだ。
[5.普通に気になる人に自分から話し掛ける… 幸せ脳 →誰からも嫌われない]
さて、
あなたはこの選択肢の、
他の選択肢との違いに気付いただろうか?
実は、
他の選択肢は、
「1.いう事を聞きそうな奴を集める」
「2.頼れそうな人と一緒に行動」
「3.周りの人の行動を見る」
「4.誰かが話し掛けてくれるのを待つ」
と、他人から感情を欲しているのだ。
これが、
依存の感情の特徴で、
「好きな事」を「自分からする」幸せ脳の人とは異なる。
5の場合は、
「気になる人」→好きな人
「自分から話し掛ける」→自分から行動
と、好きな事に関して自分からアクションしている。
ちなみに1は、人を集めるのはいいが、
言う事を聞きそうな奴ということで、
見下す相手を選んでいるから好きとは異なる。
この「好きな事をやる」というのは、
〘幸福感〙の量子が出るので、
人生が思い通りにいきやすい良い選択だ。
このサイトには、
全ての感情とそれに対する対応策が書かれているので、
気になる記事があれば、人生のヒントにしてもらえれば幸いだ。
(嫌いに関しては、「心理学としての専門的な解説」のところに、感情そのものを除去できる方法を紹介してある。)
あなたがこのサイトで、
感情の対処法や本質を理解し、
嬉しさを感じて幸せを感じてくれたら幸いだ。
では、嫌いの負の感情を、
ここまで読んでくれたあなたにオススメの記事は、
憎しみの負の感情だ。
嫌いの負の感情と、
似ていると感じる人がいると思ったのでお勧めするが、
内容を見ると、このために発生していたんだと分かり、少し面白いかもしれない。
実は、
愛は憎しみに変わることはない。
さて、もう一つ紹介しよう。
相手から拒絶されたときに感じる、
ショック(拒絶)の負の感情だ。
実は、ショックに関しては、
感じれば感じるほど、〘幸福感〙になって返ってくる、
驚きの負の感情となっている。
心理学としての専門的な解説
嫌いの負の感情とは?
嫌いの負の感情とは、嫌な気持ちを繰り返さないように、嫌な気持ちを経験した食べ物を始め、物や人を否定し避けるための負の感情である。
嫌いの感情が存在しないと、例えば悪口をいわれ嫌な気持ちになった相手にも関わらず、何度も会ってしまいその度に悪口をいわれ嫌な気持ちを何度も経験してしまう。
また、食べ物も不味いと感じた物を食べ続けて嫌な気分になる、その物で怪我をしたにも関わらず同じ物を使い続けてまた怪我をして嫌な気持ちを何度でも味わってしまう。
こういったことが起こらないよう、一度嫌な気持ちになった対象に対して嫌いの負の感情を紐付け、
関わろうとするときには嫌いの負の感情が発生してその対象を否定し避けるのである。
具体例
『嫌いな人が参加するので飲み会には行きたくない』
→以前その人を通して嫌な気持ちを経験し、嫌いの負の感情がその人に紐付いているので、嫌いの負の感情でその人を避けるような行動をとっている
『ピーマンは苦く嫌いな食べ物の一つだ』
→ピーマンで不味いの負の感情を経験し、嫌いの負の感情がピーマンに紐付いているため、ピーマンを避けるように促している
『父のハサミでケガをして以来、父のハサミを見るのも嫌になった』
→父親のハサミでケガをしたとき、危険や痛みと共に嫌いの負の感情も発生し、以降はそのハサミを避けるように促している
『皆が大好きな人気の漫画だが個人的には自分は大嫌いだ』
→以前、その漫画で何らかの負の感情が発生したことで嫌いの負の感情も発生し、以降はその漫画を否定し避けるように促している
感情の発生起源
嫌いの負の感情とは、元々は食べ物を選べる状況にあるときに、優先的な選択肢を作り実行するために発生した、食べ物の好き嫌いから発生するようになった感情だと推察される。
食べ物を選べる状況にあるときに、より自分が好む物は優先的に食べ、好まないものは嫌いな物として避けるために発生するようになったのである。
[美味しいの正の感情]と[不味いの負の感情]はそれを食べ続けるもしくは食べるのをやめるという口にしたものを判断する感情であり、口にする以前の物を欲したり避けるという特性はこれらの感情にはない。
そのため、不味いの負の感情が紐付いた食べ物を事前に避けるために嫌いの負の感情が発生するようになり、現在では、食べ物に限らず人や物や出来事、様々な対象に嫌いの負の感情を紐付けて避けるようになったと考えられる。
幼少期に、まず人や物を嫌う前に食べ物の好き嫌いから始まり、またペットも人を好き嫌いしない種類でも食べ物の好き嫌いはするように、
食べ物を好きに選択できるときに、優先的な選択肢を作り、優先するために発生するようになった感情だということが結論として導き出される。
(猫などの大脳新皮質が進化している動物は食べ物だけでなく人の好き嫌いもするが、動物の多くは同種の動物を嫌って仲間外れにしたり、嫌って無視し続けたりという行為はないが食べ物は嫌い避けたりする。
人間も進化の過程でまず食べ物の好き嫌いをするようになり、次第に人や物にも嫌いの負の感情を紐づけるようになり、避けるようになったと思われる。)
負の感情の除去の方法
嫌いの負の感情だけでなく、全ての負の感情は明確な除去の方法が存在し、負の感情、依存の感情、全ての感情を除去したりコントロールできる能力が、
潜在意識の特殊能力の1つ、「感情の書換能力」である。
これは記憶から発する感情を書き換え無効化することができるもので、進化をつかさどる《求知欲求》に属する能力のため、
全ての事象を解明できる「潜在意識のアーカイブでの仮説検証能力」(記事の内容を解明する能力)などとは異なり、進化のため一般の人間にも承継することができる能力となる。
noteという電子書籍のサイトより、「感情の書換能力」の負の感情に関しての能力を載せているので、希望する人は自分の進化のためにも能力をもってもらいたい。
嫌いだけでなく怒りや不安など、文字通り全ての負の感情を除去し、コントロールできる能力となる。
負の感情としての性質
【属する欲求】 全欲求
【行動原理】 承認執着(欲求を満たす事を強く促す)
嫌いの負の感情とは対象に一度欲求を脅かされ負の感情が発生した時に、次回も同じ負の感情の経験をしない為に対象を否定し避ける様に促す負の感情である。
全ての欲求に属する感情となり、その欲求が脅かされ負の感情を感じた時にそれ以降同じ負の感情を感じない為に対象に嫌いの負の感情を紐付けて避ける様に促す。
一度も実体験をしていない事に嫌だと感じる場合があるが一度顕在意識(大脳新皮質)でイメージしそれにより負の感情は経験しており、
その負の感情を避ける為に嫌いの負の感情が対象に紐付いているのである。
行動原理は《承認執着》となり欲求を満たす事を強く促す性質を持つ為、
嫌いの負の感情が紐付いた対象を避けそれで欲求を満たす様に促している。
原理としては《承認欲求》に[嫌いの負の感情]が紐付く事で承認欲求を満たす事を強く促す《承認執着》となる。
【欲求 + 負の感情 = 執着】
承認欲求 + 嫌いの負の感情 = 承認執着
対象を否定する[蔑みの負の感情]と特徴としては似ているが、
蔑みの負の感情は自身が満たせている欲求を満たせていない対象に対して同じ様にならないよう見下し否定するのが目的だが、(対象を見下して否定するのが目的で避ける特性はない)
嫌いの負の感情は自分に似ている似ていないに関わらず単純に対象に嫌いの負の感情を紐付け避ける様に促すという違いがある。
(人は自分の事を嫌いにはなっても自分を蔑むのは同じ人間である為できない)
また、嫌いな事を「拒絶する」と表現するが《他者欲求》に属する[拒絶の負の感情]はあくまで他者からの反応により感じる受動の感情であり、
能動的に嫌いと表現する[嫌いの負の感情]と[拒絶の負の感情]は全く別の感情である。
(嫌いは能動的に「嫌!」と感じる感情、拒絶は受動的に「ショック!」と感じる感情)
一度嫌な経験をするとその時に発生した負の感情も対象に紐付く事があるが、その時に紐付いた負の感情で処理をしてしまうと怒りでいきなり攻撃を始めたり、恐怖で逃げ出したりという行動を取ってしまうので、
対象を避けるという目的で一括して嫌いの負の感情が紐付くという役割となっている。
(対象に怒りの負の感情のみ紐付くと対象を思い出すといきなり怒り始めてしまう。
なので怒りと嫌いの負の感情を紐付け、対象を思い出すと怒りを思い出すが嫌いの負の感情も発生し、避ける行動を取る様に促す。)