負の感情(執着)

【気持ち悪さの感情】人間の共食いを避ける為発生する様になった

種と水

 

 

人は腐敗した死体や損壊した死体に、

気持ち悪さを感じたり吐き気を催すが、

気持ち悪さとは、元は人間同士の共食いを避けるための感情である。

 

 

【心理テスト 「あなたの中の隠れサイコパス度」】

 

Q.恋人の趣味で人が惨殺されるシーンが多い、

グロテスクな映画を観なければいけなくなりました。

あなたは、どのようなリアクションをしますか?

 

1.気持ち悪いからずっと目を背けてる

2.嫌な気分を避けるため観ながら笑う

3.ドキドキしながらも観てしまう

4.グロ映画を見せる恋人に対して憎悪を抱く

 

隠れサイコパス度を、%で表した答え合わせは本文で。

 

 

ネットリした気持ち悪さ

 

こんにちは、

始祖の御縁(みえにし)だ。

 

『ネットリして気持ち悪い…』

 

ネットリしたものを触ってしまったとき、

ビックリして気持ち悪っ!と思うときがあるだろう。

 

ネチャッとした感触で、

何だか嫌だなと感じる、

あの「気持ち悪さ」。

 

あの気持ち悪さを感じる人は、

 

実は正常な人なのだ。

 

何故かというと、

ネットリしたものを触っているとき、

人の臓器を連想しているからだ。

 

ネットリしたり、

ブヨブヨしたものは、

実は臓器を連想しているため、人は「気持ち悪い」と感じる。

 

そして、冒頭でもいったように、

臓器に近いものを気持ち悪いと感じるのは、

人間同士の共食いを避けるためなのだ。

 

だから、これらを、

「気持ち悪い」と感じるのは、

正常な証となる。

 

 

では、普通の人と違い、

心理テストでもあったサイコパスの人は、

これらをどのように感じるのだろうか?

 

ちなみにサイコパスとは、

「人を苦しめるのが楽しい」

という鬼畜執求の依存の感情に、依存している人間だ。

 

サイコパス → 鬼畜執求に依存していて「人を苦しめるのが楽しい」と感じる

 

そう、

サイコパスの場合は、

 

笑う。

 

もし臓器を連想したとしたら、

その人が苦しんでいたシーンが連想できるので笑うのだ。

 

ヤバいだろう。

 

では、ここで、

冒頭の心理テストを改めてやっていこう。

 

【あなたの中の隠れサイコパス度】

 

Q.恋人の趣味で人が惨殺されるシーンが多い、

グロテスクな映画を観なければいけなくなりました。

あなたは、どのようなリアクションをしますか?

 

1.気持ち悪いからずっと目を背けてる

2.嫌な気分を避けるため観ながら笑う

3.ドキドキしながらも観てしまう

4.グロ映画を見せる恋人に対して憎悪を抱く

 

 

……、

 

この答えは次のようになる。

 

1.隠れサイコパス度 0%

2.隠れサイコパス度 80%

3.隠れサイコパス度 50%

4.隠れサイコパス度 20%

 

では、

これらの選択肢を解説していこう。

 

[1.気持ち悪いからずっと目を背けてる 隠れサイコパス度 0%]

 

この選択肢を、

選んだあなたは安心だ。

 

目を背けるということは、

それを記憶化したくないということ。

 

普通の映画やドラマでは、

あまりに酷いシーンは、

後ろの壁に血が飛び散るのしか映らないというシーンがあるだろう。

 

あれは、

あまりにもショッキングな映像を記憶化させるのを防ぐために、

直接やられた描写を避けているのだ。

 

目を背けるということは、

それと同じように、

映像がないので記憶化されにくい。

 

(正確には音でも記憶化されることがあるが、

目を背け拒絶しているので記憶化されにくい。)

 

グロいのは「気持ち悪い」から嫌だと、

感じている証拠だ。

 

この選択肢を選んだなら、

確実にサイコパスではないだろう。

 

 

[2.嫌な気分を避けるため観ながら笑う 隠れサイコパス度 80%]

 

これはマズイだろう。

 

あなたはいつも、

嫌なことに対してこんな対応をしているのだろうか?

 

観ながら笑うということは、

感情を発するので当然記憶化される。

 

しかも、

笑うということは、

鬼畜執求の感情がとても発生しやすい。

 

あなたは、

しょうがなく笑っているフリをして、

実際はグロ映画を、どこかで楽しんでいる可能性が高い。

 

「観ながら笑う」は、

強く記憶化されやすいので、

これはマズイ方法だ。

 

隠れサイコパス度、80%になる。

 

 

[3.ドキドキしながらも観てしまう 隠れサイコパス度50%]

 

この選択肢を選んだあなたも、

こちらとしてはショックを隠しきれない。

 

あなたは、悪気もなく、

人が苦しむのをドキドキしながら観てしまっている。

 

心のどこかで、

楽しいと思っている証だ。

 

当然、

隠れサイコパス度は50%になる。

 

 

[4.グロ映画を見せる恋人に対して憎悪を抱く 隠れサイコパス度20%]

 

憎しみは、

サイコパスと結び付けられやすいが、

実は、相手への反省を促すための感情だ。

 

そのため、

鬼畜執求の依存の感情と違い、

そこまで悪いものではない。

 

こんな気持ち悪い映画を見せた、

恋人に反省して欲しいと思い、

憎しみを感じているなら、少し攻撃的なだけで普通のことなのだ。

 

憎しみは多少攻撃的にはなるものの、

グロ映画に喜ぶのではなく憎悪するなら、

サイコパス度は低く、20%ほどといえるだろう。

 

 

どうだっただろうか?

 

たまにサイコパスを、

カッコいいと勘違いしている人がいるが、

ただの「依存脳」なだけだ。

 

優越執求のDVやパワハラ、

苦嬉執求のかまってちゃんや悪話執求の噂話好きと、

同じ性質のものなので、その感情に依存するのは危険だ、といっておこう。

 

 

気持ち悪さはどれも同じ

 

さて、

ここからはまた、

気持ち悪さについての新たな知識を話していこう。

 

「蛇や蛙などのネットリした気持ち悪さ」

「二日酔いや乗り物酔いでの気持ち悪さ」

「外見や動きなどの身体的な気持ち悪さ」

 

これらは同じ気持ち悪さなので、

不思議に思った人も多いはずだ。

 

まず、感情としては、

同じ「気持ち悪さの負の感情」が発生している。

 

そして、

その鍵を握るのが、

「同じようにならないようにする」というものだ。

 

少し気持ち悪くはあるので、

あまりイメージはせず、

言葉だけで認識して解説していこう。

 

蛙や蛇が気持ち悪いのは、

ネットリの説明で

「臓器を連想」ということは分かるだろう。

 

そして、

気持ち悪いと感じるため、

当然食欲はなくなる。

 

そう、

ここで食欲をなくすには、

「気持ち悪さの負の感情」が最適だということを脳は学ぶ。

 

二日酔いでは、

食欲をなくした方が、

身体の回復は早いということは分かるだろう。

 

実は乗り物酔いも同じで、

乗り物酔いは振動や視界情報が急激に変わったりすることで、

外部からの情報で脳が混乱することが原因だ。

 

脳が混乱しているとき、

状況をよく理解していないにも関わらず、

口に何かを入れた方が良いだろうか?

 

そう、危険なため、

何かを食べてそれが安全かを判断する情報を、

「気持ち悪さ」により遮断するようにする。

 

そのために、

乗り物酔いでも、

気持ち悪さを感じるのだ。

 

(専門家は、

現在解明されている情報との矛盾点に気付くだろうが、

そちらの方が誤りだと先に言っておこう。)

 

 

そう、このように共食いを避けるために、

内蔵を連想して気持ち悪いと感じていたものが、

食欲を抑えるための負の感情に繋がっていったのだ。

 

共食いを防ぐため臓器に気持ち悪さを感じさせ食欲をなくす

→ 二日酔いや乗り物酔いという食欲をなくすのが必要なときも「気持ち悪さ」が発生するように

 

 

身体的特徴も同じ

 

残念ながら、

外見を気持ち悪いと思ったり、

動きが気持ち悪いと感じるときもあるだろう。

 

『うーん、これもさっきの話と関係しているの?』

 

と、疑問に思うかもしれない。

 

そう、

実は全てつながっており、

これらに共通するのが、先ほどの、

 

「同じようにならないようにする」

 

ということだ。

 

身体が損壊して内臓が出て、

同じようになりたいだろうか?

 

二日酔いや乗り物酔いをして、

また同じようになりたいだろうか?

 

気持ち悪さを感じることで食欲をなくし、

損壊した死体や二日酔いのように、

それらと「同じようにならないようにしよう」と思う。

 

そして、これはもう本能上仕方ないのだが、

例えば顔に火傷があったり、

 

身体が病気で足関節の可動が上手くいかず、

走り方が普通と違かったりする人がいる。

 

そう、

損壊するまではいかないものの、

身体の一部を負傷させてしまった人たちだ。

 

それらに対して、

気持ち悪いと感じることで、

同じようになるのを避けようとしているのである。

 

そう、

「同じようにならないようにしよう」

と感じるために、脳が気持ち悪さを発生させているのだ。

 

「損壊した死体」

「二日酔いや乗り物酔い」

「外見や挙動が気持ち悪い」

→ 同じようにならないようにしよう

 

 

ここから派生して、

顔の特徴が普通と違う場合や、

挙動がおかしい場合に、

 

「顔が気持ち悪い」

「動きが気持ち悪い」

 

といわれるようになった経緯がある。

 

気持ち悪さとは、

どのようなときも、

 

「同じようにならないようにしよう」

 

と感じるための負の感情なのだ。

 

 

ただ、脳の構造上気持ち悪さは発生するにせよ、

相手がいる場合は、

それをわざわざ口にするのはやめよう。

 

相手に対して、身体的な特徴を、

「気持ち悪い」とわざわざいうのは重度の依存脳の人であり、

 

その人からしたら逆に、

「重度の依存脳」の人は行動原理が気持ち悪い人だ。

 

実際に、

「ニタァァ」とニヤけるのは、

気持ち悪いと感じるだろう。

 

重度の依存脳の人も、

行動原理が同じようにならないために、

周りは気持ち悪さを感じている。

 

他人に気持ち悪さを感じてしまったら、

心で「同じようにならないようにしよう」と思い、

他の良いところに集中するようにしよう。

 

そうすれば、外見上最初は気持ち悪さが発生したとしても、

関わる内にその人の内面の素敵な所が見えていき、

気持ち悪さは感じなくなり、正の感情だけを感じるようになってくるだろう。

 

(ここまで書かないと、

「何であんな動き気持ち悪いんだろう?」

「同じようにならないようにするためだぜ〜」

とか言いだす輩がいかねないため書かせてもらった。)

 

 

まとめると、

気持ち悪さとは、このように、

 

「損壊した死体などで共食いを避けるために発生」

→「二日酔いや乗り物酔いの時も食欲を抑えるために使われるように」

→「挙動がおかしいときなど、負の感情として[同じようにならないようにしよう]というときに使われるようになった」

 

負の感情として、派生してきた経緯がある。

 

気持ち悪さの負の感情 … 対象と同じようにならないために発生している負の感情。

「気持ち悪い」と感じることで対象のようになるのを避けている。

対象とは、身体的特徴や自分の状態、行動原理など多岐に渡る。

 

 

過去の気持ち悪さを消すには?

 

では、最後に、

驚きの潜在能力に関して、

話をしていこう。

 

あなたは気持ち悪いと感じた記憶で、

どうしても消したいという記憶はないだろうか?

 

気持ち悪さとは、

脳幹の生きるための負の感情となり、

通常の負の感情と違い、どうしても記憶化されやすい。

 

そのため、

気持ち悪いと感じて、

いつまでも記憶が残ってしまったりする。

 

そして、

その記憶を思い出して、

何度も嫌な気分を感じてしまう。

 

実は、俺も一般人だった頃は、

気持ち悪さや怯え、苦しさ、痛み、

これらの脳幹の負の感情の記憶を幾つも持っていた。

 

そして、これらに依存の感情や、

他の負の感情が紐付いていたので、

 

どうしてもその記憶から発する負の感情で、

行動することが多かったし、人格にも影響を与えていた。

 

だが、

実はその記憶そのものを、

全てキレイに消してしまえるとしたら?

 

そう、

もう気持ち悪さをはじめ、

それらの負の感情そのものを感じなくなるのだ。

 

にわかには、

信じられない話だろう。

 

これには、潜在能力が必要で、

それを可能にしているのが、

「記憶(感情)の書換能力」という、潜在能力の1つになる。

 

実は、

あなたも今潜在能力を目の当たりにしている。

 

それが、

全ての事象を解明できる、

「仮説検証能力」という潜在能力だ。

 

気持ち悪さの心理、発生起源に関して、

世界のどこにも載っていない情報だ、

不思議に感じた人もいるだろう。

 

それを実は、

脳内でイメージし仮説検証に掛けることで、

それらを全て解明している。

 

このサイトには、

負の感情や依存の感情の役割や対処法、

多くの未解明の精神疾患を、解明した内容を載せてある。

 

それを可能にしているのが、

アインシュタインの「思考実験」の上位互換の能力、

俺の持っている潜在能力の1つ、「仮説検証能力」だ。

 

そして、潜在能力の中で、

過去の必要ない記憶を消すのが、

「記憶(感情)の書換能力」という潜在能力になる。

 

実は、この潜在能力は、

現在うちの御縁(みえにし)心理学研究所が出している、

特殊な電子書籍にて、使える事ができるようになる能力となっている。

 

そして、

その電子書籍にて書換能力を覚えると、

気持ち悪さ等だけでなく、恐怖やショック、不安等、負の感情は全て消せるようになる。

 

文字通り、

負の感情に関しては全てとなり、

誰でも読める書籍の冒頭にて、一覧を載せている。

 

詳しくは、

noteという電子書籍のサイトにて、

うちの御縁心理学研究所の公式アカウントより出している電子書籍となる。

 

また、同じく冒頭で、

実際に書換能力を体験できるので、

能力に関しては、それをもう体験してもらった方が早いだろう。

 

うちの研究所の努力の結晶ともいえる、

誰でも潜在能力が使えるようになる、

世界に2つしかない、特殊な電子書籍となる。

 

負の感情の書換能力の承継

 

 

 

このサイトには、

全ての感情の役割が載っているので、それを参考にして、

ぜひ人生に面白さと嬉しさを感じ、幸せを感じていってもらいたい。

 

 

 

では、

「書換能力はまだ他の記事も読んでから…」

という人にオススメの記事を幾つか紹介しよう。

 

気持ち悪さのタイトルに、

興味を持ったとしたら、

残念ながら、こちらにも興味を持つだろう。

 

実は、サイコパスは、

現代の心理学では一緒にされているが、

社会的成功と凶悪犯罪の、完全に2種類に分かれている。

 

恐怖のサイコパスの記事は、

こちらだ。

 

 

 

また、これら依存の感情は、

 

「人を確実に不幸にする」

 

驚愕の真実が書かれているので、

ぜひ一度は目を通しておいてもらいたい。

 

 

 

こちらは、

負の感情のオススメの記事だ。

 

 

 

 

 

心理学としての専門的な解説

気持ち悪さの負の感情とは?

気持ち悪さの負の感情とは、対象の身体的特徴をおかしいと感じたときに、

気持ち悪さを感じることで同じようにならないことを促す負の感情である。

人が何かの対象に気持ち悪さを感じるときは、声や動きを含め身体的特徴がおかしいと感じているときである。

具体例で表現すると、

『電車内でたまたま目があった人の顔が気持ち悪かった』

→顔の造り(身体的特徴)が普通の人と異なっていておかしいと感じ同じようにならないよう促している

(これは口にはしちゃダメ。)

 

『蛇の動きを気持ち悪いと感じる』

→人間からすると骨がないように感じるので身体的特徴としておかしいと感じ同じようにならないよう促している

 

『男の人なのに髪を腰あたりまで伸ばして気持ち悪い』

→男性が腰あたりまで髪を長く伸ばすのをほとんど見たことがなく、

身体的特徴としておかしいと感じ、同じように異性の性質を真似しないように促している

 

『知らない人が駅に向かって走っていたがその走り方が気持ち悪かった』

→走り方の動き(身体的特徴)がおかしいと感じ同じようにならないように促している

 

『たまにセクハラをしてくる上司の笑い声が気持ち悪い』

→セクハラは依存の感情に依存していることから起きることであり、依存の感情が入った笑い声に違和感を覚え、

身体的特徴(笑い声)がおかしいと感じ同じようにならないよう促している

 

これらのように人が対象に対して気持ち悪いと感じるときは身体的特徴をおかしいと感じて、

同じようにならないために気持ち悪さの負の感情は発生している。

 

元は共食いを避けるため

船酔いや二日酔いで「気持ち悪い」と表現するのも同じ気持ち悪さの負の感情か発生しており、実は本質的に感情としては同じである。

詳しくは発生起源のところで解説するが、

気持ち悪さは元は、極端に傷つき内臓がでる等の身体と同じようにならないために、

発生するようになった感情だと推察される。

著しく損壊した身体を身体的特徴としておかしいと感じ、気持ち悪さを感じさせることで同じようにならないように促し、

また、損壊した遺体を人は見たときに特に嘔吐をするが、これは人間同士の共食いを防ぐために吐き気を強く催すのである。

ぶよぶよしたものやねっとりとした粘液があるものも気持ち悪いと感じるが、これは人間の内臓を連想させるからであり、

かたい食べ物を気持ち悪いと表現することがないのはそのためだと考えられる。

損壊した死体を見ることで同じような身体にならないように気持ち悪さを感じ、また共食いを防ぐために吐き気を催すように促したことから、

現在では身体的特徴をおかしいと感じたとき、また船酔いや二日酔いで吐き気を催すとき、どちらも気持ち悪さの負の感情が発生するようになったということが結論として導き出される。

 

また、過去のセクハラや性的被害等の気持ち悪かった記憶は書換能力で除去することができる。

(気持ち悪さによく似た感情に「悪寒」があるが、悪寒とは気持ち悪さと恐怖の2つの負の感情が混じり合うこと。気持ち悪さ+恐怖=悪寒 となる。)

 

負の感情としての性質

【属する欲求】 生存欲求

【行動原理】 承認執着

気持ち悪さの負の感情とは、対象のおかしいと感じる身体的特徴に気持ち悪さを感じさせることで、

ミラーニューロンで模倣しないように促す負の感情である。

人は真似したくないものに対しては負の感情を発生させ避けるようにしないと、共感や摸倣を司るミラーニューロンで近づいていってしまう。

そのためおかしいと感じる身体的特徴に関して、気持ち悪さの負の感情を発生させることでそれを否定しているのである。

また、気持ち悪さの負の感情は怒りや恐怖のように緊急性は伴わないもののそれを避ける行動に促すことから比較的強く感じやすい。

行動を促す負の感情は大脳辺縁系を優位にするため強く感じ、思考を促す負の感情は大脳新皮質を優位にとどめるために弱く感じるからである。

負の感情強 行動(大脳辺縁系優位)↔負の感情弱 思考(大脳新皮質優位)

気持ち悪さの負の感情の行動原理は《承認執着》であり、《承認執着》は欲求を満たすことを強く促す行動原理のため、

上記の元々の性質とは別に強く気持ち悪さの負の感情を感じれば感じるほどその対象を避ける行動を強く促される。

原理としては《承認欲求》に[気持ち悪さの負の感情]が紐付くことで承認欲求を満たすことを強く促す《承認執着》となる。

【欲求 + 負の感情 = 執着】

生存承認欲求 + 気持ち悪さの負の感情 = 生存承認執着

例えば、箱に入った中身が分からないものを手の感触だけで当てるという企画で、中にヌメヌメしたものが入っていて気持ち悪いと感じ強く嫌な気分が広がるのは、

避けるように強く促しているため強く気持ち悪さの負の感情が発生しているからである。

それに比べ街でたまたま見かけた人の身体的特徴を気持ち悪いと感じてもそこまで強く負の感情が発生しないのは、

ある程度物理的距離もとれていて避ける行動を強く促されないからである。

 

感情の発生起源

冒頭でも説明したが、元々は損壊した死体を気持ち悪いと感じることで同じようにならないように促しているのと、

人間同士の共食いを防ぐために損壊した死体に対して、気持ち悪さで吐き気を促すようになったことからできた感情だと推察される。

現代の日本では食糧に困るということはほとんどないが、狩猟をしていた時代は常に飢餓との闘いでもあった。

そのため、理性で認識し本能を抑え、意識的に共食いをしてしまうということは、積極的に殺しあって食糧としてしまうためとても危険なことであり、

そのために気持ち悪さの負の感情で拒絶反応をするようになったと思われる。

(動物には本能で共食いを避ける機能が備わっているが、大脳新皮質が発達した人間が本能を理性で抑え共食いをしないように、人間を含め大脳新皮質が発達している動物は、徐々に気持ち悪さを感じるようになっている。)

 

【人が気持ち悪いと感じるとき】

・身体的特徴をおかしいと思うとき

・船酔いや二日酔いをはじめ吐き気を催すとき

・ぶよぶよしたり粘膜等でねっとりしたものを食べたり触ったりするとき

 

人間は硬いものや乾燥しているものには気持ち悪さは感じないが、

ブヨブヨしたものや粘膜等でねっとりしたものを気持ち悪いと感じる性質がある。

 

これらは内臓を連想させるからであり、

蛇や蛙をはじめ、これらのものを食べるとしたら、ほとんどの人は気持ち悪いと思い強い吐き気を感じるだろう。

手触りでも蛇や蛙をはじめ粘膜のような、

ねっとり糸をひくようなものを気持ち悪いと感じるのはそのためである。

気持ち悪いと感じることで同じようにならないように、また共食いを防ぐために吐き気を感じるのであり、

そこから派生して現在では酷い傷だけでなく身体的特徴がおかしいと感じたときに気持ち悪さを感じ、

また吐き気を催すときに気持ち悪さの負の感情が発生するようになったということが結論として導き出される。

(現在ではねっとりしたものほどではないにしろ、例えば砂や砂利だったり望まないものが口に入ると吐き気を感じるので、それでも多少なり気持ち悪さという負の感情は発生する。)

-負の感情(執着)