負の感情(執着)

【危険の感情】災害の時正常性バイアスで逃げ遅れるのは依存脳

海と空

 

 

「正常性バイアス」とは、

危険を察知しても依存の感情でそれを打ち消し、

「大丈夫だろう」と思い込み災害に巻き込まれる、依存脳の人たちである。

 

 

【今回の心理テスト 「災害に遭わないために」】

 

Q.あなたは今オフィスビルの7階で働いています。

会社の隣のビルで火事が起こりました。

どのように行動しますか?

 

1.やばい!と思ったので、その負の感情を感じたままひたすら行動

2.皆が動揺してるので「ニヤッ」と思い、避難指示の通り避難するのも癪なので、自分の思う通りに皆を誘導した

3.皆に付いていくことに嬉しさを感じたのでその嬉しさのまま行動

4.高揚するような感情を感じたのでその感情に従い自分だけ他の人と異なる行動を取った

 

選択肢ごとの危険度を%で表した、答え合わせは本文に。

 

 

正常性バイアスなど存在しない

 

こんにちは、

始祖の御縁(みえにし)だ。

 

よく、災害が起こっても、

「いつもと変わらず大丈夫だろう」

と思い込み、避難をせず災害に巻き込まれる人たちがいる。

 

これらの人は、

いつも通りでいようとする「正常性バイアス」

というものによって、不都合な情報を歪めているといわれる人たちだ。

 

ここで、

いきなり、

驚くべき真実を言おう。

 

人間の心理に、

 

「正常性バイアス」というものは存在しない。

 

正常性バイアスという心理状態を元に、

「避難しない」という行動を取っている人は存在しないのだ。

 

 

これは、

現代の心理学を勉強している人ほど、

 

『いや、意味不明。実際そうやって避難しない人たちが存在してるじゃん』

 

と思うだろう。

 

では、

正常性バイアスとは、

どのような心理状態なのだろうか?

 

現実(認知)を歪めて、

いつも通りだと思い、

避難しないというのは分かる。

 

だが、人間である以上、

感情を元に意思決定をし、

必ず行動している。

 

正常性バイアスでは、

どのような感情が発生しているのだろうか?

 

 

そう、実は、

正常性バイアスにつながるような、

特定の感情は存在しないのだ。

 

正常性バイアスといわれる心理状態は、

最終的には「避難しない」という行動を決定しただけで、

様々な感情が発生している。

 

だから、

「正常性バイアスが働き避難しなかった」

というような心理状態は存在しないのである。

 

では、災害が起こり避難しない人は、

どのような感情を元に、

「避難しない」という選択をしているのだろうか?

 

それが、

 

依存の感情だ。

 

そう、最終的には必ず不幸になる依存脳のため、

これらの人は、

避難しなければいけないときに避難せず、災害に巻き込まれてしまう。

 

 

この記事では、

 

・正常性バイアスの人は依存脳なだけ

・危険の負の感情の役割

・現代の心理学は残念ながら誤りだらけ

 

 

ぜひ、現代心理学を勉強してきた人は、

最初は納得できない気持ちをもちながら読んでもらい、

最終的には、新たな知識を共有させてもらえたら幸いだ。

 

 

正常性バイアス=依存脳なだけ

 

そう、いきなり、

「正常性バイアスは存在しない」

ということを、知らない人間にいわれて、

 

『何だよ、偉そうに…』

 

とムカついた人も中にはいるだろう。

 

では、

それらを、

これから説明していこう。

 

実際、

この正常性バイアスというものは、

災害等のときに、一定数逃げなかった人が実際にいた。

 

それを元に、

 

「きっと、正常性バイアスという心理が働いて逃げないという選択をしているんだ」

 

と、行動と結果を元に、勝手に推察しているに過ぎない。

 

正直この程度のことは、

実験が行える環境であれば、

誰でも導けるはずだ。

 

その証拠に、

 

「正常性バイアスのときは、どのような感情が発生しているか?」

 

と聞かれて正確に答えられる人は、世界に誰もいないだろう。

 

では、

自分はどのようなことを元に、

 

「正常性バイアスは存在しない」

 

という結論を下したのか?

 

それは、

その人が発する感情の量子を直接拾い、それで、

 

「様々な依存の感情を元に行動している」

 

という結論に至った。

 

 

さて、

ではここで冒頭の心理テストを改めてしよう。

 

また、答え合わせと共に、

実際に多くの人が亡くなってしまった水難事故を例に、

説明していこう。

 

 

【心理テスト「災害に遭わないために」】

 

Q.あなたは今オフィスビルの7階で働いています。

会社の隣のビルで火事が起こりました。

どのように行動しますか?

 

1.やばい!と思ったので、その負の感情を感じたままひたすら行動

2.皆が動揺してるので「ニヤッ」と思い、避難指示の通り避難するのも癪なので、自分の思う通りに皆を誘導した

3.皆に付いていくことに嬉しさを感じたのでその嬉しさのまま行動

4.高揚するような感情を感じたのでその感情に従い自分だけ他の人と異なる行動を取った

 

 

この答え合わせは、

次のようになる。

 

1.危険度20% 危険の負の感情

危険の負の感情に沿って行動しているので、助かる可能性はかなり高いでしょう。

しっかり負の感情を原動力にできる人。

 

2.危険度40% 優越執求(+侮辱執求)

リーダーをしたがる優越執求タイプ。最悪のときは自分だけ助かろうという根性だけはあるので助かる確率は高い。

ただ、周りを不幸にさせたらその分地獄行きとなります。

 

3.危険度70% 周認執求

思考停止で皆に付いていく危ないタイプ。他人任せでいざというとき根性が出ないため、被害に遭う確率は高い。

命を他人任せはやめましょう。

 

4.危険度90% 自惚執求(他 依存の感情)

高揚する感情とは、例外なく依存の感情のことです。

高揚する感情を元に行動をすると、あなたの脳からボワッと「望まない未来を実現する量子」を放出します。

そして、それが地獄の未来を実現するのです。

特に災害時、高揚する感情での行動は非常にヤバいので絶対にやめましょう。

 

さて、

では全体の説明に移っていこう。

 

例えば正常性バイアスといわれる、

災害のときに避難しないのは次のような依存の感情だ。

 

優越執求「何で俺がわざわざ避難しなきゃいけないんだ」

自惚執求「(自分なら大丈夫だろう)」

周認執求「(周りが避難してないし避難しづらいな)」

 

実際の例でいうと、

事件名は伏せるが、夏の山の川で起きた、

10数人が死亡してしまった水難事故がある。

 

川の中央の中洲でキャンプをしていた、

子供を含めた会社員のグループが、

急激な川の水位の上昇により中洲に取り残され、

結局流されて多くの人が死んでしまったという事故だ。

 

「そんないきなり水位が高くなり、流されるなんてことはないだろう」

という、正常性バイアスの最たる例だろう。

 

当時TVで流れた映像が、

You Tubeに上げられていたため、

特にリーダー格の人間が喋っている映像を観たが、それはもう酷いものだった。

 

ダム職員や警察官は、

大雨による避難勧告を再三したそうだ。

 

それにも関わらず、ダム職員などに、

「殴るぞ!失せろ!」

などと暴言を吐き、リーダー格の男性は、

中洲に取り残され足が全て水の中にある濁流の状態でも、

「早くヘリを呼べ!」

などと強い命令口調でいっていた。

 

発する量子からは、

強い「自分は特別で周りを見下したい優越執求」

を感じ取れた。

 

そう、優越執求に強く依存していたため、避難勧告を受けても、

「何で俺がそんなことをしなくちゃいけないんだ」

と優越執求で、避難を促してくれる人すら見下していたのだ。

 

 

その他にも、他の男性や赤ちゃんを抱いている女性からは、

男性 自惚執求「(大丈夫だと思ったのに…)」

女性 周認執求「(皆が逃げないから逃げづらかった…)」

と、絶望などの負の感情に混じり、依存の感情が見て取れた。

 

普通は、危険の負の感情を少しでも感じたら、

その負の感情に従って、『そこから離れよう』

と思うものだ。

 

だが、依存の感情に依存する依存脳の人たちは、

生命の危機のときすらも、その依存の感情が気持ち良く、

危険の負の感情を打ち消してしまうのだ。

 

この正常性バイアスといわれている、

危険だと思われるにも関わらず避難しない行動は、

危険の負の感情すらも打ち消してしまう、依存の感情に強く依存した人の特徴となっている。

 

そう、

「避難が必要なとき逃げない」

「現実を都合よく歪めてしまう」

これらは、依存脳の人に見られる心理なのである。

 

 

災害の時の心理

 

さて、

「正常性バイアスは存在しない」

ということに納得できただろうか?

 

恐らくは、

まだ、モヤモヤしている人もいるだろう。

 

では、納得できるように、

災害のとき、人の感情がどのような流れとなっているのかを、

ここで説明していこう。

 

まず、ほとんどの人は、

「災害に合うかもしれない」

と思ったとき、危険の負の感情が発生している。

 

『ヤバい!』

と、つい言葉にしてしまうようなときがあるだろう。

 

あれが、

危険の負の感情だ。

 

そして、

危険の負の感情とは、

危険だと感じた対象を、避けるように促す負の感情だ。

 

そのため、「ヤバい!」と危険の負の感情が発生すると、

地震が起きたら安全なところに自然に逃げようと思うし、

台風が来そうになったら、様々な備えをするようになる。

 

危険の負の感情は、

このように発生することで、

強くその危険な対象を避ける行動を取りたいと思わせてくれる。

 

危険の負の感情 … 「ヤバい!」と危険の負の感情を感じることで、その危険だと感じた対象を避ける行動を取るようになる

例)遅刻しそうでヤバいと感じた

→「遅刻」という危険な対象を避けるために、危険の負の感情が急ぐように促している

 

 

だが、この危険を感じたとき、

周りの人間などに依存する、

依存の感情が、危険の負の感情に続いて発生したとしたらどうなるのだろうか?

 

そう、

依存の感情の心地よさから危険の負の感情を打ち消し、

周りの人間にどう見られるかで行動してしまうのだ。

 

自分を特別だと思う優越執求なら、

災害のとき、

「周りに従うのなんてしてられるか」

 

自惚れて逆の結果になる自惚執求なら、

災害のとき、

「自分は他の人と違って大丈夫だろう」

 

周りに認められたい周認執求なら、

災害のとき、

「皆が逃げてないから逃げづらいな…」

 

このように、他人依存なので、

自分の命より、

どう見られているかを優先してしまうのだ。

 

もう、

愚かとしか言いようがないだろう。

 

そして、

依存の感情には被害を助長してしまう、

最悪の特性がある。

 

それが、

正の感情や負の感情とは異なり、

 

「望まないを実現する感情の量子」

 

だということだ。

 

あなたは、スマホを観ているときなどに、

正の感情と負の感情が混じったような、

少し高揚する感情を感じたことがあるだろう。

 

あれが依存の感情で、

スマホ依存がマズイように、あの感情を放出しすぎると、

「望まない未来」となり、不幸な未来を実現してしまう。

 

この特性により、

災害のとき依存の感情が発生してそれで行動した人は、

特に悲惨な未来に引き寄せられていってしまう。

 

依存の感情が、

気持ちがよいのは分かる。

 

だけどそれは、

嫌な未来を実現する、

とても危険な感情だ。

 

依存の感情とは、

上手く付き合うようにしよう。

 

 

災害で被害に遭わないためには

 

不思議に感じる内容もあったかもしれないが、

災害の際、

「依存の感情での行動は危ない」

ということは、理解していただけただろうか?

 

「スポーツなどの勝負で相手に負けた」

というのなら、相手との放出する量子の兼ね合いだが、

「他の人は関係なく嫌な事が起きた」

というのなら、必ずその前には依存の感情での行動があり、

その依存の感情が原因となっている。

 

災害などのとき、

危険の負の感情が発生したら、

その負の感情に沿って必ず行動しよう。

 

取り越し苦労で何も無かったなら、

それはそれで喜ばしいことだし、

災害のときは油断という依存脳が、本当に生命の危機につながりかねない。

 

自分はもう依存脳から幸せ脳になったので、

依存の感情が発生することはほとんどない。

 

だが、過去の実験で、

強い嫌な事が起きるとき、

その前に依存の感情がボワッと不自然に強く出るときが何度もあった。

 

その放出された依存の感情の量子が、

不幸な未来を形成していっているので、

くれぐれも高揚する依存の感情には、注意して生活した方がいい。

 

(スマホの動画やゲームなども、

日中頑張ったご褒美で夜やるなら、

自己貢献欲求も紐付きそこまで依存の感情はでない。)

 

このサイトには、

全ての感情の役割や対処法が書いてあるので、

ぜひ読んで実生活で〘幸福感〙を感じてもらえたら幸いだ。

 

 

さて、

依存の感情について、

まだまだ謎があり気になる人も多いだろう。

 

人生に、

地獄の3点セットを持ち込んでくる、

依存の感情についてはこちらだ。

 

人間の人生について、

驚愕の真実が書かれている。

 

 

 

さて、その他には、

依存の感情はDVやあおり運転などの社会問題、

欲望や他人軸などを引き起こすものなので、幾つか紹介しておこう。

 

 

 

このサイトを元に、

あなたに少しでも人生が思い通りになる、

〘幸福感〙の量子が発生することを、俺としても願っている。

 

 

 

 

心理学としての専門的な解説

 

さて、ここからは説明も少し難しくなっていく。

正常性バイアスだけでなく、○○効果などの、現代心理学の誤りについても解説しており、

更に1つ突っ込んだ知識により、今より賢く進化していけると思うので、現代の心理学好きな人もぜひ見ていってもらいたい。

 

危険の負の感情とは?

危険(ヤバい)の負の感情とは、迫りくる危険が発生したとき、ヤバいと感じることで危険を回避して、欲求を満たすように促す負の感情である。

危険が迫りくることからヤバいと表現しているのであり、よく否定的な意味で「ヤバい!」と口に出すのが危険の負の感情であり、

肉体的・精神的に関わらず欲求が脅かされたと感じたときに発生する。

危険を回避するために発生していて、危険の負の感情を感じるとその危険だと感じた対象を避け逃げるようになる。

 

具体例

『スマホの時間を見たら完全に寝坊していてヤバいと思った』

→遅刻するという危険が迫り危険の負の感情が発生することで、遅刻という危険な対象を避けるように促している

 

『明日テストなのに全然勉強が手につかなくてヤバい』

→テストで悪い点をとるという危険が迫ってきていると感じ、危険の負の感情が発生することでそれを避けるように(勉強するように)促している

 

『大きい地震がありかなり建物が揺れてヤバいと思った』

→地震により生命を脅かされる危険が迫ってきていると感じ、危険の負の感情が発生することでその危険を避けるように促している

 

『TV中継で応援しているチームが負けそうでヤバい』

→応援しているチームが負けるという危険が迫ってきていると感じ、危険の負の感情が発生することで、TVを消すなどしてそれを避けるように促している

 

これらのように、欲求が脅かされる危険が迫ってきていると感じたときに、危険(ヤバい)の負の感情が発生することで、それを回避するための行動をとるように促す効果がある。

 

正常性バイアスは何かに依存している

こういった身に危険が迫ってきているにも関わらず、回避する行動を取れないのが、現代では「正常性バイアス」といわれている心理状態となっている。

災害時に、大丈夫だと思い込んで逃げ遅れたり、逃げないで災害に巻き込まれてしまう、この正常性バイアスには実は無数の心理状態が存在する。

災害が起きたとき、大丈夫だろうとその情報を無視してしまうのは、

周りが逃げていないから周りに合わせようの周認執求

自分は特別な存在だから大丈夫だろうの自惚執求

何でいわれた通りに避難しなきゃいけないんだの優越執求

きっと大丈夫に違いないの現実逃避の逃避執求

これらが正常性バイアスの正体であり、これには共通点がある。

それが、依存の感情だ。

人間は、正の感情の欲求が行動原理だと、周りの目は気にせず依存しないので適切な判断ができるが、この依存の感情に依存すると、

『周りが逃げてないから逃げにくいな、周りも避難してないしきっと大丈夫だろう。(周認執求)』

『今までも自分は大丈夫だったし、こんなのすぐおさまるだろう。(自惚執求)』

このようになってしまう。

これは、依存の感情の量子そのものが『望まない未来を実現する量子』のため、自分が不幸になってしまう選択をしてしまうというのもある。

(依存の感情の記事では解説しているが、依存の感情はそれを感じ発することで、「望まない未来を実現する量子の構成」となっている。)

現代ではざっくりと、普段に比べ受け入れられないような情報は遮断するから「正常性バイアス」といわれているが、実はこれは、多くの人が犯罪行為はしないのに、

一部の人が犯罪に走ってしまっただけで、その犯罪に走ってしまった人を一括にし、「犯罪バイアス」が存在する、といっているようなもので、更に無数の心理状態が存在しているのである。

なので、現代の情報を歪めるバイアスと呼ばれている心理状態に関しては、基本的には更に複数の依存の感情に分かれているんだな、と思ってもらいたい。

 

 

現代の心理学について

その他の現代の心理学に関しては、確証バイアスは、模範的な行動を好む模範執求や自分の普段の意思決定は特別だと思いたい優越執求、

ハロー効果は、優越執求+人頼執求もしくは怠惰執求+人頼執求など、

一言で○○バイアスや○○効果といっても本当に様々な心理状態により構成されている。

 

恐らく、現代の心理学者で、この人にはハロー効果は効く、この人には効かない、この権威付けのハロー効果なら有効で、こっちは有効でない、としっかり判断できる人はいないだろう。

これらは、実際は人間の行動の結果をサンプルにし、ただ結果を受けてそれを元に一括にしているものに過ぎないからである。

実は自分は、人間の心理そのものは好きだが、心理学の本そのものは一度も読んだことはない。

内容によってはかなり間違いも多く、真実を仮説検証するのに、情報としては邪魔になり得るものも多いからである。

だから、これを読んでいる人は、現代心理学の更に奥にある本質を見抜き更に賢くなってもらいたい。

これを読み理解できているあなたになら間違いなくできるし、もっともっと賢くなれるだろう。

そして、間違った知識を入れると頭の中で無数に存在する知識の結びつきを妨害されてしまうことになり、真実には辿り着けなくなる。

現代の心理学は誤ったものも存在するので、もし入れるとしても、これらは気を付けながら知識として入れるといいだろう。

(他の心理学である「トラウマは存在しない」「夢は性的なもの」などに関しても、トラウマは恐らくそれを心地良いと感じる苦嬉執求に依存している人を見たことから、トラウマを理由にダメになりたがっているから前向きにその心理状態はやめよう、と判断したものと自分は推察しているが、

トラウマとは辺縁系の海馬の記憶から幾度となく強い負の感情が発生している心理状態で、その記憶があるから苦しんでいる。トラウマは記憶の除去で完治が可能。)

 

終わりに

今回は現代心理学を否定するような内容になってしまったが、本来新しい知識は、過去の知識を否定するものではなく、更に奥にあるものだということでワクワクしてもらえれば幸いだ。

そのための、うちのサイトでもある。

自分も脳内で全ての事象を解明できる潜在能力「仮説検証能力」を手に入れたときはワクワクしたが、

この『ワクワクする』『面白い』『そういうことか』と感じた記憶が、更にあなたを進化させ自分の望んだ自分になることを実現化させてくれるだろう。

心理学好きな人は、ぜひこれからも好きという気持ちを第一に、楽しみながら学んでもらえたら幸いだ。

 

 

負の感情としての性質

【属する欲求】 全欲求

【行動原理】 承認執着(欲求を満たす事を強く促す)

危険の負の感情とは、承認欲求が脅かされる事態が迫っていると感じたときにその事態を避ける事で承認欲求を満たすように促す負の感情である。

恐怖の負の感情と特性は少し似ているが、恐怖の負の感情は理解できない事を回避する事で理解する事をやめる《求知執着》なのに対し、

危険の負の感情は欲求が脅かされる事態が迫りくるときにそれを避け欲求を満たす事を強く促す《承認執着》となる。

求知承認欲求を満たさないで避けるという特性と、承認欲求(全欲求)を満たす為に欲求が脅かされる事態を避けるという違いがある。

《承認執着》は欲求を満たす事を強く促す行動原理のため、負の感情が強ければ強い程行動の制御を失わせる効果がある。

原理としては《承認欲求》に[危険の負の感情]が紐付く事で承認欲求を満たす事を強く促す《承認執着》となる。

【欲求 + 負の感情 = 執着】

承認欲求 + 危険の負の感情 = 承認執着

 

感情の発生起源

元々は動物等の外敵から身を守る為に危険の負の感情は出来たものだと推察される。

危険の負の感情は地震が起きヤバいと感じてもすぐ地震が収まればその感情も消えるように、欲求を脅かす対象が迫りくるときに発生しその対象が遠ざかれば感情は消える。

これは危害を加える恐れのある動物が近づいて来たときにヤバいと感じ、遠ざかると消える事からこの様な負の感情の特性になったと考えられ、

本来は生存欲求に属するもので肉体的な危険から発生する感情だったが、

そこから派生して全ての承認欲求が脅かされる事態が発生したときに、その事態を避け欲求を満たすように促すものになったと考えられる。

危険の負の感情自体が、欲求自体を強く満たす様になるというより迫りくる事態を避けるという側面が強い事からも、

動物等の迫りくる外敵を避ける目的で出来た感情だという事が結論として導き出される。

-負の感情(執着)