負の感情(執着)

【失望の感情】失望は周りに好かれる人間力に変わる感情

紫の花

 

 

人は、

勉強ができないと自分に失望したとき、

 

『ヤバい!このままじゃ群れから仲間外れにされる!』

 

と感じ、皆に好かれる「人間力」を形成し、

感情で人の役に立つようになる。

 

 

人が失望をする心理

 

こんにちは、

始祖の御縁(みえにし)だ。

 

『あいつ面白いし、良い奴だよな』

 

不思議なことに、学生の頃、

勉強は苦手であまり出来ないけれど、

面白くて良い奴がいなかっただろうか?

 

勉強の成績は良くない、

だけど、ムードメーカーだし、

皆に好かれる。

 

人のことは、

基本悪くいわないし、

友達が多く皆の人気者だ。

 

周りに、

正の感情ばかりを与えてくれる、

良い奴に見えるだろう。

 

だが、実はその彼(彼女)は、

メチャクチャ自分に、

 

「失望の負の感情」を感じてきた奴なのである。

 

失望することで、

その失望の負の感情が「人間力」となり、

結果、皆に好かれるようになった奴なのだ。

 

この記事では、

 

・失望の正体

・自分と他人への失望の違い

・失望での「人間力」の形成の仕方

 

これらを解説していこう。

 

ぜひ、失望と〘人間力〙に関して、

面白さと嬉しさの、

幸せを感じていってもらえたら幸いだ。

 

 

失望は人間力に変わる

 

「はぁ、自分はこんなことも出来ないのか…」

 

誰しも、

一度は勉強やスポーツで、

このように感じたことはあるだろう。

 

「自分は出来ないのか…」

と、感じるとガッカリしたような、

失望の負の感情が心に広がっていく。

 

そして、

うちの助手の一人が、

実際に〘人間力〙を形成したときの話をしよう。

 

学生の頃、勉強ができずにいた助手は、

失望の負の感情を感じたこのとき、

心の中であることを考えていたそうだ。

 

「ヤバい!こんなに勉強ができないんじゃ友達ができず仲間外れになる!」

 

そして、

このままじゃヤバいという焦りと共に、

どう周りと接しようかと考えたそうだ。

 

そして、「自分が変わらないとマズい」

という感覚のまま周りの友達に接したら、

 

全く逆の、にこやかに優しく周りは接してくれた、

という経験をしたといっていた。

 

さも、

自分のことを良い奴かのように、

周りは接してくれた、と。

 

そう、これが、

失望の負の感情が、

〘人間力〙を形成した瞬間だ。

 

その経験が強い記憶となり、

その後、助手は〘人間力〙の能力を使うことで、

プライベートでも仕事でも、様々な良い人間関係を築けたといっていた。

 

 

よく、お笑い芸人のように、

クラスでも一人は、

面白い事をやったりする人間がいただろう。

 

そして、

その彼(彼女)は、

勉強はできない。

 

だが、

面白くて友達が多く、

クラスの人気者だ。

 

失望は、このように、

勉強をはじめ進化ができない人間が、

 

群れから仲間外れにされないために、

〘人間力〙の形成につながった感情なのだ。

 

これがあるからこそ、

知識はなくても、

感情で皆に必要とされる人間になれるのである。

 

そのため、

〘人間力〙が高い人は、

顔が広かったり出世が早かったり、様々な人間関係で有利となる。

 

 

失望の負の感情…自分に失望したとき仲間外れにされないために、〘人間力〙を形成してくれる負の感情。

失望にはもう1つ役割があるが、後述しよう。

 

 

頭が良い奴とは真逆

 

では、

次は真逆の人間の話をしよう。

 

「こんなことも分かんないの?」

 

というような感じで、

頭の良さで優越感に浸っている人間がいるだろう。

 

こういときは、正に、

 

『ムカつく!』

 

となるかもしれない。

 

こういった人間は、

先程の〘人間力〙とは逆で、

 

自分に失望して来なかった人間になる。

 

「自分は勉強ができない」

と失望をしないから、

良い情報を与えられると過信して、周りを見下したりする。

 

どちらが良いかは人それぞれだが、

 

良い情報は与えられるが感情的に嫌な奴、

良い情報は与えられないが感情的に良い奴、

 

これは、失望を感じた経験で変わってくるのだ。

 

 

そして、

人間力形成だけでなく、

もう一つメインの役割が失望にはある。

 

それが、

未来の負の感情を避けるために、

 

「失望をしてそれ以上求めないようにする」

 

ということだ。

 

勉強が苦手なのに、

ムカついたり、イライラしてもやり続けると、

余計ムカついたり、イライラしてしまう。

 

出来ないのに、

ひたすらやり続けて、

イライライライラし続ける。

 

負の感情というストレスが、

MAXになってしまうだろう。

 

そうならないために、

 

「自分は出来ないのか…」

 

と思うと、失望して、

それに関しては諦めるようになっている。

 

そう、

「勉強やスポーツができない」

と失望し諦めることで、できなくてムカついたりする、

未来の負の感情を避けているのだ。

 

では、

このあたりは他人への失望と同じなので、

次章で詳しく説明しよう。

 

 

他人への失望の役割

 

実は、

失望本来の役割では、

 

自分への失望も他人への失望も一緒になっている。

 

例えば、先程の例。

 

頭の良さを鼻にかける奴に対して、

ムカつく!ではなく、

 

『何で、そんな酷いこと言うんだよ…』

 

と、中には失望する人もいるだろう。

 

自慢する奴だけじゃなく、

仕事が出来ない同僚を見て、

 

『頼んだのにこれも出来ないのか…』

 

と失望したり、様々なことで人は他人に失望する。

 

なぜ、

人間力を高めてくれる失望を、

他人へも感じるのだろうか?

 

そう、それが、

先ほど説明した本来の役割と同じで、

 

「それ以上求めないようにする」だ。

 

他人にワクワクして期待すると、

期待通りにいかなかったときに、

 

失望をする。

 

これは、

 

「もうその人にはそれ以上求めるな!(期待するな!)」という、

 

潜在意識からのメッセージなのだ。

 

先程と同じで、

期待を裏切られても、期待し続けると、

悲しさやイライラなどの、さらなる負の感情につながる恐れが高くなる。

 

そのため、

 

『これ以上、求めても余計負の感情を感じるだけだな』

 

というときに、失望して未来の負の感情を避けるのだ。

 

そう、失望の本来の役割は、

自分のときも他人のときも、

 

「それ以上求めても、

より強い負の感情の発生が予想されるとき、

失望しそれ以上求めないようにすることで、未来の負の感情を避けるためのもの」

 

となっている。

 

だから、

他人に失望したときは、

「相手は進化ができない」というメッセージなので、

 

もう期待せず、そっと距離を置くのが正解だ。

 

 

ただ、失望された方からすると、

 

「失望されるのはショックだな…」

 

と感じるだろう。

 

だが、

そんな相手に距離を置かれたときこそ、

 

『自分は群れから仲間外れにされるのか…』

 

と、自分自身に失望して、人間力を高める絶好のチャンスだ。

 

では、

おまたせしたが、

次章で人間力の具体的な能力の形成方法を、

 

解説していこう。

 

 

人間力形成の仕方

 

そう、実は、

「人間力」という能力は、

 

意図的に高めることができる。

 

驚くかもしれないが、

 

一流の人間は意識的、もしくは無意識に、

これらのことをやっているので、凄く能力が高いのだ。

 

俺も未だに、

人間力だけでなく、発想力や依頼力、

 

人間の持てる能力を意図的に磨いている。

 

だから、

あなたもきっと高められるはずだ。

 

では、

早速〘人間力〙の高め方についてだ。

 

自分自身に失望したときに、

 

『このままでは自分は進化ができない人間だ、

友人ができなかったり仲間外れにされるかもしれない』

 

と感じるので、その感じたままに他人との関わり方を変えていけばいい。

 

そう、

これだけで、

 

〘人間力〙は形成されるのだ。

 

 

1点だけ注意点があり、

 

『何で自分が気を遣わなくちゃならないんだよ』

や、

『人からこう見られた方が得だな』

 

これらのことは考えてはダメだ。

 

潜在意識で感じたままに行動するのが、

〘人間力〙が形成される元となるので、

 

顕在意識で余計なことを考えると、

〘人間力〙はしっかり形成されないのだ。

 

あくまで、失望を感じたときに、

潜在意識で、感情で、

 

感じたままに行動するのが、〘人間力〙形成の秘訣となる。

 

(潜在意識 = 大脳辺縁系と新皮質の一部 顕在意識 = 大脳新皮質の主に前頭葉)

 

騙されたと思って、

失望したときに、

心の声に耳を傾けてみて欲しい。

 

きっと、

あなたに合った形で、

〘人間力〙を形成してくれるはずだ。

 

 

そして、〘人間力〙を含め、

負の感情によって形成される能力は、

次のものがある。

 

 

諦めの負の感情 → 他人を動かす〘依頼力〙

※経営者に必須で営業や交渉でかなり有利となる能力

 

拒絶の負の感情 → 他人に幸福感を与える〘包容力〙

※これがあると特に女性はモテる、本来は子がいる親に必須の能力

 

絶望の負の感情 → 類稀な閃きを得られる〘発想力〙

※案や企画を考えるときに必須の能力、

かなり高めるとアインシュタインの「思考実験」のようにその人間固有の特殊能力になる

 

 

ちなみに、俺の潜在能力の1つ、

「仮説検証能力」により、

未解明の内容を含め、人の心理の全てはこのサイトに載っている。

 

(アインシュタインの思考実験のようなもの)

 

 

そして、〘人間力〙は、

失望が進化の《求知欲求》に属する感情なので、

農耕民族が起源のA型が高めやすくなっている。

 

(血液型の違いは、何の欲求が強まりやすいかで、詳しくはこちら

例)遊牧民族のB型 → 自由の生存欲求が強まりやすく、自由を求め我が道を行く。)

 

 

このサイトの情報を使い人生を、

面白さと嬉しさを感じられ、

幸せに溢れるものにしてもらえたら幸いだ。

 

 

【失望の負の感情のまとめ】

・失望は〘人間力〙を形成してくれ、情報ではなく感情で他人の役に立てるようになる

・自分、他人に関わらず失望は、失望しやめることで未来の負の感情を避けてくれる効果がある

 

 

 

 

さて、では、

そんな〘人間力〙の能力に少しだけ興味を持ってくれたであろう、

あなたにお勧めの次の記事は、

 

他人を動かす能力、依頼力についてだ。

 

冒頭、モヤモヤするかもしれないが、

依頼力は超絶能力のため、

 

中盤以降は超絶面白いはずだ。

 

 

もう一つ、

発想力の元となる、

絶望の負の感情だ。

 

『絶望するのなんて怖いし、嫌だ』

 

と思うかもしれないが、

 

絶望することで、類稀な〘発想力〙を得られるチャンスとなる。

 

 

 

また、

他にオススメを、

いくつか載せておこう。

 

 

 

 

 

心理学としての専門的な解説

 

ここからは、

内容も少し難しくなり、専門的になってくる。

心理学を知りたい人や、

深い知識にワクワクや面白さを感じる人向けだ。

ぜひ、楽しんでいって欲しい。

 

失望(呆れる)の感情とは?

 

失望(呆れる)の負の感情とは、

『勉強で全然理解できない自分に失望した』

『同じ失敗を繰り返す部下に失望した』

というように自分が成長(進化)できないときや、相手との関係で自分がこれ以上成長(進化)できないと感じたとき、

自分や相手にこれ以上求めないようにするために発生する感情である。

自分が何度やっても理解できないときや相手が同じ過ちを何度も繰り返したとき、またルール違反等の社会的によくない行為をしたときなど、

これ以上自分や相手に期待し求めても、ムカついたりイライラしてより嫌な思いをしてしまう。

それをさけるために人は失望するのであり、

失望はより強い負の感情をさけるための負の感情という性質をもち、失望することでこれ以上負の感情を感じないようにしているのである。

 

自分への失望は人間力となる

 

失望は進化の《求知欲求》に属する感情であり、自分が進化できないと感じたときや、相手との関係で自分が進化できないと感じたときに、

これ以上強い負の感情を感じないために失望の負の感情は発生する。

(「進化」は大きな身体的変化のときに使われがちだが、本来の人の進化とは物事を探求し理解して、

その理解したことを他人と情報を共有することであり《求知欲求》がその役目を担う。)

 

自分・他人のときに関わらず失望の負の感情は、対象を通して「進化ができない」と感じたときに発生するため、どのケースでも全く同じ感情が脳内に発生しているが、

他人に失望したときはこれ以上嫌な思いをしないために「その人を避ける」のに対し、自分自身に失望したときは、その負の感情によって〘人間力〙の能力を高めることができる。

自分に失望すると、自分は有益な情報を相手に与えられず進化を促せないと感じることから、周りに失望され群れから仲間外れにされないように、

人に好かれる〘人間力〙を失望の負の感情を原動力として使うことで高められ、結果多くの人に好かれるような人間になれるのである。

 

人間力のタイプ

 

また、〘人間力〙は馬鹿なことをして面白いタイプやムードーメーカー、

また気遣いができるタイプなど、その人独自の形で形成されていくことになるので、

潜在意識の感じた通りに考え行動していけば、自然と自分に合った〘人間力〙を形成していってくれる。

 

(補足になるが、失望に近い表現で「呆れる」や「ガッカリ」があるがこれらを言葉で発したとき人間は次のように負の感情を感じている。

呆れる→他人に対しての失望

自分へのガッカリ→失望+諦め

他人や物事へのガッカリ→失望+拒絶)

 

負の感情の除去の方法

失望の負の感情は、自分への失望は人間力を形成してくれ、

また、他人に失望したときは一緒にいても進化ができないと感じることから単純にその人を避け距離をおくようになる。

これが従来の失望の負の感情の対応の仕方となるが、失望の負の感情を含め、全ての負の感情は明確な除去の方法が存在し、

負の感情、依存の感情、全ての感情を除去したりコントロールできる能力が、潜在能力の1つ、「感情(記憶)の書換能力」である。

これは記憶から発する感情を書き換え無効化することができるもので、進化のため一般の人間にも承継することができる能力となる。

noteというサイトの電子書籍に書換能力の負の感情に関しての能力を載せているので、

希望する人は自分の進化のためにも能力を持つことをお勧めする。

 

負の感情の書換能力の承継

 

感情の発生起源

同じ《求知欲求》に属する感情、《求知承認欲求》を満たすことを強く促す[ムカつきの負の感情]でも思い通りにいかずに欲求を満たせず、

ムカつきの負の感情が延々と続くと感じたときにそれを避けるためにできた感情だと推察される。

ムカつきを感じても思い通りにいかず《求知承認欲求》が満たされないと、延々と負の感情を感じ続けてしまう。

そのため、ムカつきの負の感情が続く状態を避けるために、[失望の負の感情]によって自分もしくは相手に求めることをやめるように促し、それ以上続く負の感情の発生を避けるようになった。

それらを経て現代ではムカつきの負の感情が延々と続くと感じたときだけでなく、より強い負の感情が予測されたときにそれを避けるために発生するようになったと考えられる。

(発生起源含め同じ性質をもち、他の欲求に属する感情に、《自己欲求》の[諦め]の負の感情と《生存欲求》の[絶望]の負の感情がある。)

 

負の感情としての性質

【属する欲求】 求知欲求

【行動原理】 執着

【欲求 + 負の感情 = 執着】

求知承認欲求 + 失望の負の感情 = 求知執着

 

失望の負の感情とは、物事を理解し進化をしたい《求知承認欲求》が脅かされ、

《求知承認欲求》を満たすことを継続してもより強い負の感情の発生が予想されるとき、それを避けるために発生する負の感情である。

進化をつかさどる《求知欲求》に属する感情であり、また行動原理は【執着】となり、

【承認執着】は欲求を満たすことを強く促すが、【執着】はより強い負の感情を避けるために欲求を満たすのをやめることに執着するという性質がある。

失望の負の感情で対象に失望すると《求知承認欲求》を満たすことをやめ、対象が自分の場合は〘人間力〙を形成しようとし、対象が他者の場合はその他者を避けるようになるのはそのためである。

また、〘人間力〙の高さは失望の負の感情の記憶の強さとその数、総数により決まる。

大脳辺縁系の海馬や大脳新皮質に、過去自分に対して失望した強い記憶があればあるほど、またその数が多ければ多いほど、原動力として〘人間力〙を形成したときは〘人間力〙は高くなるのである。

 

失望の負の感情の感情自体の強さに関しては、自分に対してのものは〘人間力〙を形成しようと思考を促すため、基本的に弱く長く発生するもの、

他者に対してのものはその他者を避けるために行動を促すため、強く短く発生するものとなる。

行動を促す負の感情は大脳辺縁系を優位にするために基本的に強く感じ、

思考を促す負の感情は大脳新皮質を優位にとどめるために基本的に弱く感じるからである。

負の感情強短 行動(大脳辺縁系優位)↔負の感情弱長 思考(大脳新皮質優位)

 

以上のことから、失望の負の感情は自分に対してはザーッと長く弱く、

他者に対しては避けるという行動に促すため、思わずため息がでるようにガックリと強く短く発生する負の感情となっている。

-負の感情(執着)