ときにモヤモヤする、
有名人の不倫などの炎上は、
優越感での行動なので嫌悪感を引き起こす。
そう、人は、
優越感での行動に嫌悪感を必ず感じるので、
それで炎上するようになっている。
嫌悪感と炎上の心理
こんにちは、
始祖の御縁(みえにし)だ。
誰でも一度は、
有名人の問題行動に疑問を感じ、
文句を言いたくなったという経験はあるだろう。
とても誠実な有名人だと思っていたのに、
裏では不倫をしていた。
メディアで見るときは、
爽やかな有名人だったのに、
裏ではこんな悪いことをしていた。
では、
このときなぜ人は、
SNS等に文句を投稿してしまうのだろうか?
実はこのとき、
有名人が裏では蔑むような事をしていて、
優越感に浸っていると感じ、それで人は嫌悪感を覚えている。
そう、
相手が優越感による行動をしているとき、
人は嫌悪感を覚える。
そして、この嫌悪感が、
一定の許容限度を超えると、
文句を言いたくなり炎上という形になるのだ。
炎上の流れはこうだ。
有名人が不倫やコロナ禍でのパーティー等、優越感による行動をする
→ それを見てファンの人が嫌悪感を覚える
→ ファンの人の嫌悪感が許容限度を超えると、SNSで書き込む人が増え炎上
そう、
このように人は優越感による行動を見ると、
それに対して嫌悪感を覚える。
優越感と嫌悪感は、
表裏一体となっているのである。
(正確には、優越感の中の蔑みの負の感情を感じることで人は嫌悪感を覚える。)
誹謗中傷の心理テスト
優越感に対して嫌悪感を抱くのは分かるが、
なぜ人はときに誹謗中傷までして、
炎上させてしまうのだろうか?
これを、
不思議に感じた人も多いだろう。
では、ここであなたが炎上などで、
誹謗中傷するほど投稿してしまう人かの、
心理テストをやっていこう。
【心理テスト「誹謗中傷に走る可能性」】
この心理テストでは、
あなたが有名人に対して嫌悪感を抱いてしまい、
誹謗中傷に走る度数を%で表します。
Q.電車の車内であなたのすぐ近くで、
大声で電話をしている人がいました。
周りの乗客もうるさい声を聞いてイライラしています。
このときあなたはどうしますか?
(登場人物は全員日本の人として下さい。)
1.面白いので誰かが注意するのを待つ
2.皆の迷惑なのでやめるように強く言う
3.皆の迷惑なのでやめて貰う様にお願いする
4.イヤホンで音楽を聴いたり他の事をする
あなたが有名人に対して、
どの位嫌悪感を感じ、ときに誹謗中傷をしてしまうか、
%が高いほど危ないぞ。
では、
答え合わせにいこう。
[1.面白いので誰かが注意するのを待つ 60% 悪話執求]
[2.皆の迷惑なのでやめるように強く言う 40% 模範執求]
[3.皆の迷惑なのでやめて貰う様にお願いする 80% 人頼執求]
[4.イヤホンで音楽を聴いたり他の事をする 0% 幸せ脳]
現状、日本に住んでいる人で、
電車内で電話をするのがダメなのを、
理解していない人はほぼいないだろう。
そして、
「公共の場で目立つ行動をしている=SNSで注目を浴びる有名人」
と置き換えることができ、
「電車内で電話という迷惑行為=炎上行為」
と捉えることができる。
では、
それぞれの選択肢を解説していこう。
[1.面白いので誰かが注意するのを待つ 60% 悪話執求]
まず、執求とは、
他人に依存する依存の感情のことだ。
普通の正の感情とは違い、
人に依存するので、
相手に求めすぎて誹謗中傷に走る。
誹謗中傷に走る人は、
必ず依存の感情に依存した、
依存脳の人となっている。
そして、この選択肢は、
噂話などを面白がる悪話執求に、
依存している人が選ぶ選択肢になる。
炎上に例えると、炎上行為を面白がっている人で、
人によってはここから真偽不明な噂を流したり、
炎上に面白がってチャチャを入れたがる。
そのため、トラブルを面白がる悪話執求の人は、
誹謗中傷とも取れる変な投稿をして、
炎上に加担しやすいので要注意だ。
依存の感情のため、
後先考えず人の不幸話が面白い!と、
どうしてもこういった話に自ら近づいてしまう傾向にある。
炎上行為を面白いと感じるかもしれないが、
変な投稿をする前に、
スルーするクセをつけよう。
後述するが、
幸せ脳の人のスルースキルを身に着ければ、
人生で嫌な事もぐっと減るようになる。
これらのことから悪話執求の人は、
誹謗中傷に走る%は60%と、
高めになる。
[2.皆の迷惑なのでやめるように強く言う 40% 模範執求]
この選択肢は、
過度に模範的な行動を求める、
模範執求の人が選ぶ選択肢だ。
模範執求とは、
マスク警察や「べき」が口癖の人達で、
周りがルールを破っていると攻撃的になってしまいがちだ。
だが、良くも悪くも、
模範的な行動を求める人なので、
SNSでは正論で相手を詰めることはあっても、誹謗中傷には繋がりにくい。
理論的だし、
模範を求め、
『自分は誹謗中傷をしている人とは同じだと思われたくない』
と思っているため、
誹謗中傷に走る可能性はそこまで高くない。
この模範執求の人は、
相手に強く言いがちだが、
注意するのはそこの管轄である駅員や警察の人の仕事なので、
必要以上に相手にいうのはやめよう。
正しいとされる事でも相手に押し付けた時点で、
人間は感情で動くので、
相手を含め周りからの賛同は得られにくくなる。
多くの場合、
自分を幸せにできるのは、
他人に必要以上に干渉しないということだ。
これらのことから、
この模範執求の人は、
誹謗中傷に走る可能性は40%となる。
[3.皆の迷惑なのでやめて貰う様にお願いする 80% 人頼執求]
相手が悪い事をしているにも関わらず、
下手に出てお願いをする人は、
人を頼りたい人頼執求という依存の感情に依存している。
そして、
これは有名人に期待しやすく、
誰かのファンになりやすい依存の感情だ。
あなたが期待していた有名人が、
裏でファンを見下すような悪い事をしていたらどうだろうか?
その期待が、
一気に憎しみに変わるだろう。
(憎しみに変わるのは、愛ではなく実は期待。)
そう、
この有名人にも依存しやすい人頼執求の人は、
実は誹謗中傷に走りやすい特徴を持っている。
特に現実世界では、
下手に出たり相手に強く出れないので、
身元を特定されないSNSでそのストレスから、誹謗中傷に走ってしまいがちだ。
これを選んだ人は、
有名人に依存しがちかもしれないが、
やはりそこは現実世界の知り合いではないので割り切ろう。
相手に依存していても、
最後にやってくるのは、
依存した分だけの強い喪失感の負の感情だ。
依存した生活を送るより、
自分の好きな事に集中した生活を送る方が、
何倍もの〘幸福感〙を感じられる。
また、その人自身に依存するのではなく、
その人の活動が好きで応援している、
ということであれば、貢献欲求によるものなのでこれは全然OKだ。
(知り合いでもない有名人を一方的に好きは、
依存の感情が発生しやすいが、
その活動が好きで応援は、
貢献欲求にもなりやすく〘幸福感〙を感じやすいので闇堕ちしにくい。)
これらのことから、
人頼執求の人は、
誹謗中傷に走る%は80%とかなり高めになる。
人頼執求依存の人は、
現代ではスマホ依存にもなりやすいので、
気をつけてもらいたい。
[4.イヤホンで音楽を聴いたり他の事をする 0% 幸せ脳]
さて、
最後は逆に依存の感情を嫌う、
正の感情の幸せ脳の人の選択肢だ。
特に依存脳の人は、
意外だとビックリするかもしれない。
だが、
これこそが、
実は自分を幸せにできる人の選択肢になる。
まず、トラブル等に関して、
相手が間違っているからといって、
相手に正論をぶつけるのはさらなるトラブルの元でしかない。
昨今の日本の状況で、
電車内で大声で電話をする人という時点で、
いっては悪いがルールを守る気がない人だろう。
相手に理屈が通じそうになく、
理性で行動できなそうな人ならなおさら、
「関わらない」というのが自分を幸せにできる選択肢なのだ。
そして、これを選んだ人は、
嫌な事があろうが、
好きな音楽を聴いたり、自分の好きな事に意識を集中できる人だ。
そのため、負の感情も最低限にでき、
人生で好きな事に集中して〘幸福感〙を感じられる、
幸せ脳の人の選択肢となっている。
嫌な事があったけど、
好きな事をやっていたらいつの間にか忘れていた、
という経験は誰しもあるだろう。
負の感情に囚われるのではなく、
好きな事をして〘幸福感〙に集中することが、
人生を気持ちのよい爽やかなものにできる秘訣となる。
これを選んだ人は、
嫌な事は避け、好きな事に意識を集中できるので、
自分が何かをいう必要は特にないだろう。
とても素敵な選択ができる人だ。
さて、
あなたは何番だっただろうか?
こういう問題は、
誰かが注意すべきと思うかもしれないが、
その注意は駅員や警察など、その管轄を管理する人の役目だ。
トラブルを撒き散らすのは、
必ず重度の依存脳の人で、
関わって良い事はほぼないといえる。
炎上行為に関しても、
関わっても不幸を呼ぶ依存の感情が心の中に広がっていくだけなので、
トラブル等は現実でもSNSでも極力関わらないようにしよう。
他人から感情をもらえる事より、
自分の好きな事をやることが、
自分を幸せにできる人生の選択肢だ。
嫌悪感の負の感情とは?
さて、
炎上の原理や心理テストの解説は終わったが、
これは疑問に思うだろうことを最後に解説しよう。
実は、
嫌悪感の負の感情とは、
2つの負の感情が混ざっている。
そう、恐怖や怒りなど、
単体の負の感情ではないのだ。
では、
どの2つの負の感情が混ざっているのだろうか?
それが、
「嫌い」と「憎しみ」だ。
嫌悪感という文字を、
よくよく考えてみて欲しい。
「嫌」と「悪」だが、
これは、「嫌」いと憎「悪」から、
取ったと思われる。
嫌いで憎悪するから、
嫌悪感。
実は、
嫌悪感の負の感情とは、
嫌いと憎しみの負の感情が混ざったものなのだ。
嫌って憎むから、
炎上行為でも、強く非難されるようになる。
ちなみに嫌いは、
「対象を避けるようになる」感情だが、
憎しみは「対象に反省を促す」感情だ。
そのため、嫌悪感から避ける、
もしくは嫌悪感から強く非難する、
という2つの行動に分かれる。
そして、
心理テストでも言ったように、
嫌悪感を感じて避ける人は幸せ脳の人、
嫌悪感を感じて非難する人は依存脳の人だ。
あなたもぜひ、
自分を幸せにする幸せ脳の人の方に入ろう。
自分を幸せにする行動を、
心地よいと感じられたら、
その記憶が、次からも同じ行動をするように促してくれる。
【嫌悪感の具体例】
『自慢ばかりする友人に嫌悪感を抱いた』
→ 自慢ばかりする友人を避ける、
また注意する行動を取るように、
嫌悪感の負の感情が促している。
『不倫をしても悪びれる様子もなく開き直っている芸能人に嫌悪感を抱いた』
→ その芸能人を観ないようにして避ける、
また批判する行動を取るように、
嫌悪感の負の感情が促している。
これらのように、
嫌悪感の負の感情が発生すると、
嫌いの負の感情で避けるか、
憎しみの負の感情で注意する行動、
どちらかの行動を取るように促している。
終わりに
さて、炎上の原理、
嫌悪感の負の感情の役割については、
分かっただろうか?
このサイトには、
全ての負の感情や依存の感情の役割、
未解明の心理などが載っているので、
気になる記事は読んで、実生活に役立ててもらいたい。
また、感情に振り回されるという人は、
感情の書換能力という能力もあるので、
それを使って生活を幸せなものに改善していってもらえたら、
俺としてもサイトを立ち上げた甲斐がある。
あなたが、このサイトで、
感情の意味と対処法を理解し嬉しさを感じて、
幸せを感じていってもらえたら幸いだ。
では、嫌悪感の負の感情を、
最後まで読んでくれたあなたにオススメなのは、
誹謗中傷そのものの記事だ。
この記事は、
ときに殺害予告にまで走ってしまう、
恐怖の誹謗中傷に焦点を当てた記事となる。
さて、
もう一つオススメなのは、
憎しみの負の感情の記事だ。
憎しみを感じやすい人は、
ときに自分に失望するかもしれないが、
これを読めば、きっと憎しみの役割に納得できるだろう。
その他にも、
オススメの記事を幾つか貼っておこう。
心理学としての専門的な解説
ここからは、少し内容も難しくなってくる。
難しい内容を読んで頭が良くなることにワクワクしている人や、専門的な内容に面白さを感じる人向けだ。
現代ではネット社会で必然的に拡散されるので、嫌いで避ける→幸せ脳、憎しみで批判する→依存脳と書いたが、
発生起源を遡るとこの嫌いと憎しみを併せた属性の負の感情というのは、実はとても理に適っている人間の選択だった。
それでは、解説していこう。
嫌悪感の負の感情とは?
嫌悪感の負の感情とは、[嫌い]と[憎しみ]二つの負の感情が混じり合う感情であり、
人は他人から優越感を感じたときに嫌悪感を覚える。
なぜ、他人の優越感の言動に人は嫌悪感を覚えるかというと、元々嫌悪感は、周りを見下し自分勝手に振る舞う優越感(優越執求)に依存したリーダー格の人間に対し、
リーダーには相応しくないとして批判するために発生するようになった感情だと考えられる。
リーダーという影響力のある立場は、多くの人間を動かせることから自分を特別だと感じる優越執求に依存しやすい。
そのため、優越感に浸っているリーダーはリーダーをするのに相応しくないとして、嫌悪感が発生し、批判する等して反省を促す役割をもつようになったと推測される。
具体例
自分を特別だと思う優越執求(達成感+蔑み)には相手を見下す蔑みの負の感情が含まれているため、
蔑まれたと感じ[憎しみ]が発生するのと、優越感の自分を特別だと思い自分の事しか考えない言動から[嫌い]の負の感情が発生し、それらが混じり合い嫌悪感となる。
【嫌悪感=嫌い+憎しみ】
具体例)
『自慢ばかりする友人に嫌悪感を抱いた』
『自分の思う通りに子供をコントロールしようとする親に嫌悪感を覚えた』
『不倫をしても悪びれる様子もなく開き直っている芸能人に嫌悪感を抱いた』
『裏で酷い事をしていた有名人が一切謝罪もしない事に嫌悪感を覚えた』
『あの友人とは嫌な所が似ていて自分に嫌悪感を抱かせる』
これらのように、対象が優越感に浸っていると感じることから人の心には嫌悪感が発生する。
また、同族嫌悪も嫌悪感が発生しているがこのときのみ特性が少し異なる。
同じもしくは似ている部分をもっている相手を嫌うことを同族嫌悪というが、その相手によって同じ部分を持っている自分の役割・存在が脅かされることから、
その相手に自分の存在が蔑まれていると感じ嫌悪感が発生するのである。
(単純に嫌な部分が似ている時は、対象が嫌な部分を隠しもせずにいる事から、優越感に浸っていると感じて嫌悪感が発生するケースもある。)
有名人の炎上は人々が嫌悪感を抱くため
嫌悪感は先に書いたようにリーダーに不適格な人間に嫌悪感を覚える役割があるが、これはそのリーダー格にこれ以上影響力をもたれないようにするためである。
優越執求はリーダーの資質が養われる《自己欲求》から逸れた依存の感情【執求】であるが、
優越感に浸っている人間が影響力をもっていないときは嫌いの負の感情で避け、
影響力を持っている場合では影響力の強さから対象を避けられないため、憎しみの負の感情で優越感に浸っている人間を批判し反省するように促す役割をもつのである。
(避けられない場合とは、簡単にいえば有名人ではTVやネットニュース、話題に出てくる等)
近年、芸能人の不倫や、有名人の素行の悪さがSNSで暴露される等して炎上する事が多いが、
これはその対象が優越感に浸っていると感じこれ以上影響力を持たれない様にするため、多くの人は叩いているのである。
不適切なその行いを否定するのは優越執求に依存した対象に影響力を持たれないようにするための自然な行為であり、
対象が真に反省を見せるか、SNSをやめる等して影響力を今後持たないようにすれば叩かれることは無くなる。
多くの有名人は炎上しても影響力にしがみつこうとするがそれこそが炎上した証であり、
炎上を止める1番の方法は影響力を手放すことなのである。
また、影響力を諦めたくない場合は、一度手放し1からやったいきたいという事であれば、少なくとも批判はかなり軽減される。
(行き過ぎた誹謗中傷は誹謗中傷している側の強い劣等感や執求依存が原因であり、
これに関してはストレス発散や妬みといった気持ちからの行動も含まれ、誹謗中傷をしている人間自身の問題であり、有名人側に非はない。)
また、優越執求から派生して、現代では自惚執求や悪話執求など、蔑みの負の感情の執求に関して、蔑む行為をやめるように促すために、発生するようになっている。
負の感情の除去の方法
全ての負の感情は明確な除去の方法が存在し、負の感情、依存の感情、全ての感情を除去したりコントロールできる能力が、
潜在能力の1つ、「記憶(感情)の書換能力」である。
これは記憶から発する感情を書き換え無効化することができるもので、進化をつかさどる《求知欲求》に属する能力のため、
全ての事象を解明できる「潜在意識のアーカイブでの仮説検証能力」(記事の内容を解明する能力)などとは異なり、進化のため一般の人間にも承継することができる能力となる。
次の記事に「記憶の書換能力」の負の感情に関しての能力を載せているので、希望する人は自分の進化のためにも能力をもってもらいたい。
怒りや不安など、文字通り全ての負の感情を除去し、コントロールできる能力となる。
負の感情としての性質
【属する執求】 蔑みの負の感情の執求
【行動原理】 対象の執求が喪失される様に促す
嫌悪感の負の感情とは、《優越執求》に依存している人間の優越執求を喪失させるという役割を持つものであり、[嫌いの負の感情]+[憎しみの負の感情]が入り混じった感情である。
優越執求は、
【達成感の正の感情+蔑みの負の感情=優越執求】
であり、リーダーの資質を養う《自己欲求》に属する達成感から逸れた、リーダーに相応しくない者が依存する執求である。
これは努力をせず物事を達成する事で(金を払って解決したりする等)、自分は特別だという優越執求の感情に依存する様になるからであり、
嫌悪感は影響力が無い時は嫌いの感情で優越執求に依存している対象を避ける様な行動を促し、
また、避けられない程に対象が影響力を持っている時は憎しみの負の感情で対象を批判する等して反省を促す特性がある。
こうした形で対象の優越執求を喪失させるのが嫌悪感の役割であり、対象が優越執求に依存していると人の心には嫌悪感が発生する様になっていて、
対象を避ける特性のある嫌いの負の感情と対象に反省を促す特性のある憎しみの負の感情の2つで対象の影響力によって反比例させその時にあった行動を促す事で優越執求を喪失させようと促しているのである。
嫌悪感は2つの負の感情が混じり合い、対象の執求の喪失を目的とした珍しい特性の負の感情といえる。
感情の発生起源
人口の概ね3%程である、自己欲求のリーダータイプが優越執求に依存した場合、その喪失を目的として出来た感情だと推察される。
嫌悪感独自の特性は前述した通りだが、人間が狩猟していた時代、その集落のリーダーが自己欲求が行動原理になるか優越執求が行動原理となるかは文字通り死活問題だったのである。
その為、自己欲求のリーダータイプが陥りやすい優越執求に依存してしまった時は嫌悪感を感じる事でリーダータイプを批判や否定をしてリーダータイプの執求を喪失させ群れが生き残れる様にしてきたのである。
そこから派生して、現代では自惚執求や悪話執求、相手を蔑む蔑みの負の感情が発生する依存の感情に対して発生するようになったと推察される。
また、嫌悪感の語源は嫌い+憎しみ(憎悪)の感情が混じり合っていると本能的に感じた事から嫌いの「嫌」と憎悪の「悪」を合わせ嫌悪感になったと考えられる。