負の感情(執着)

【疑いの感情】猜疑心は疑いの負の感情+依存の感情でクセになる

霧と山

 

 

猜疑心が強い人は、

疑いの負の感情 + 依存の感情

が発生してしまっていて、

 

どこかで疑い苦しむのが面白いと感じている人である。

 

 

猜疑心の心理とは?

 

こんにちは、

最瞰者の良縁(みえにし)だ。

 

これを読んでいるということは、

あなたはきっと、猜疑心が強い状態にモヤモヤし、

このサイトを開いたのだろう。

 

だが、

猜疑心が強い心理状態とは、

実は割と簡単に治るものとなっている。

 

何故かというと、疑いの負の感情と、

猜疑心の元の依存の感情を消しさえすれば、

その行動をしたいと思えなくなるからだ。

 

猜疑心が強い心理状態

疑いの負の感情

苦しむのが面白いインキャ執求(依存の感情)

 

(猜疑心=疑い+インキャ執求)

 

そう、実は、

疑いの負の感情は、

人に騙されないようにするためのもので大したことはない。

 

厄介なのが、

疑うのをどこか気持ちよくさせクセにさせる、

「インキャ執求」だ。

 

この猜疑心が強い心理状態は、

疑いの負の感情で、

相手の提案では欲求を満たせないとまず感じる。

 

そして、

この自虐に走ってしまう「インキャ執求」で、

 

疑い相手との関係がダメになることを、

面白いと思ってしまうのだ。

 

 

 

疑う事自体は悪くない

 

猜疑心で悩んでいるあなたは、

驚くかもしれないが、

疑いの負の感情自体は、実は悪いものではない。

 

そもそも、疑いの負の感情とは、

相手の提案では自分の欲求は満たせないと感じたときに、

発生するものだ。

 

これがあるからこそ、

詐欺等で相手の挙動が怪しいと感じたとき、

疑いの負の感情が発生し、相手の提案には乗らなくなる。

 

詐欺だけでなく、

その対象で自分の欲求を満たせるか怪しいと感じたときに発生し、

一度考えさせ、怪しい場合は避けさせてくれる。

 

 

例)ネットで欲しいと思った服の色味が怪しいと感じ疑いの負の感情が発生

→ 考えた結果、結局買わなかった

→ 後日たまたま友達が着ていて実際に思ってた色と違ったので買わなくて正解だった

 

例のように、

その対象で自分の欲求が満たせるか怪しいと感じたとき発生し、

自分の欲求を満たせないものは避けさせてくれる。

 

だから、疑いの負の感情は、

人間の心に発生するようになっているし、

役割としてときに自分の欲求を守ってくれる。

 

だが、

依存の感情が絡むと、

この疑いの負の感情が悪い方ばかりにいってしまうのだ。

 

 

疑い+依存で悪い方に

 

冒頭で、

「依存の感情」という表現を、

不思議に思った人も多いだろう。

 

依存の感情とは、

怒りや不安、悲しみなど負の感情が幾つもあるように、

 

全部で19種類存在し、

負の感情と同じように人間に発生する感情だ。

 

負の感情 → 50種類前後

依存の感情 → 全部で19種類

 

そして、

厄介なのが依存の感情は、

 

「望まない未来を実現する感情」

 

ということだ。

 

あなたも、

 

「猜疑心が強く人生で悪いことが起こった」

 

と感じたからこそ、

この記事にたどり着いたんだろう。

 

そう、この依存の感情が絡んでくると、

「望まない未来」を実現するため、

必ずといっていいほど、悪い結果となってしまう。

 

そして、

改めて猜疑心は、

 

疑いの負の感情 + インキャ執求

 

となっている。

 

(人により他の依存の感情、「メンヘラ執求」や「ゴシップ執求」の場合あり)

 

この、インキャ執求とは、

苦しむ(負)のが面白い(正)と感じる感情だ。

(依存の感情とは全て、正+負の感情)

 

陽キャ・陰キャとよく言われるが、

人は陰キャという言葉を発した時、

このインキャ執求の感情を発している。

 

そして、

このインキャ執求+疑い(負)があると、

人間関係が次のようになってしまうのが問題だ。

 

まず、相手の行動を、

疑いの負の感情で怪しいと感じる。

 

そして、

相手も疑われるとあなたに対して、

ウンザリしたり失望したりして、ひどい場合はあなたから離れる。

 

そして、あなたは相手との関係がダメになり、

インキャ執求のダメになって苦しいながらも、

どこかそれが面白いと感じてしまう。

 

そうすると、

次に疑いが発生したときも、

 

『こうやって相手を疑って相手との関係がダメになるのが面白い』

 

と思い、

つい疑う思考・行動をしてしまうのだ。

 

そして、

それが面白いから人を疑うのがクセになり、

何度も相手との関係をダメにしてしまう。

 

先程の、

疑いの負の感情だけと異なり、

依存の感情が絡むと中々マズいだろう。

 

(負の感情は、

「望まない未来を避ける感情」で、

使い方を知れば嫌なことを避けてくれるもの。)

 

 

ちなみに、このインキャ執求の代わりに、

メンヘラの元の苦しむ(負)のが嬉しい(正)、

「メンヘラ執求」の場合もある。

 

インキャ執求の面白さのところが、

嬉しさに変わったものだが、

 

メンヘラ執求の場合は疑った後にしつこく追及したり、

相手に求める行動がより顕著になる。

 

その他にも、

噂話好きの元のゴシップ執求(面白さ+蔑み)で、

相手を疑い、勘違いなのに言いふらすのが面白いと感じたり、

人によって何の依存の感情に依存してるかで行動も微妙に変わってくる。

 

ただ、多くの場合、

猜疑心に強く悩む心理状態は、

「インキャ執求」が原因となっている。

 

 

 

記憶の書換能力

 

では、

猜疑心の強さに強く依存している人は、

一体どうすればその依存状態を解決できるのだろうか?

 

自分で自分の人生をダメにしてしまい、

その事に失望してきた人もいるだろう。

 

だが、

実はこの依存状態には、

明確な解決方法がある。

 

そう、

その方法とは、

 

記憶そのものを消すという方法だ。

 

実は、記憶の役割とは、

その記憶から発する感情で同じ行動をするために、

人は多くの出来事をエピソードとして記憶している。

 

例えば、

あなたがやめたい行動を繰り返してしまう時、

その元の記憶はあっても興奮する依存の感情が無くなったらどうだろうか?

 

今、記憶はそのままで、

そこから発する興奮する感情が無くなった時を、

想像してみて欲しい。

 

……、

 

 

そう、

その感情が消えると、

それでもう行動しようと思わなくなる。

 

行動の元の感情が消えるので、

記憶も感情が発しないので役割を終え、

記憶自体が自然と消えるためだ。

 

そして、

実は明確に、

感情全てを消せる方法が存在する。

 

それが、

「記憶(感情)の書換能力」という、

自分が出している電子書籍を読めば使える潜在能力だ。

 

ちなみに電子書籍は感情で2つに分かれているが、

「依存の感情の書籍」は依存の感情全て、

「負の感情の書籍」は精神的な負の感情は、全て消せるようになっている。

 

そして、これは、

過去の記憶から発するものだけでなく、

今現在起きているものも全てだ。

 

興味がある人は、

冒頭の誰でも読める部分で実際体験できるので、

それを体験してもらった方がもう早いだろう。

 

これがあれば、

過去の俺のように、

人格すら自分が理想としていたものに出来るようになる。

 

俺の人生の目的の1つは、

多くの人の夢や目標、

その人だけが持つ「美熱」を呼び醒ます事だ。

 

興味のある人は、

俺と一緒に美熱で自分本来の人生を手に入れ、

輝く人生を送ろう。

 

俺に出来たのだから、

必ずあなたにも出来ると俺は思っている。

 

 

 

「依存の感情の書換能力の承継」

 

「負の感情の書換能力の承継」

 

 

 

 

あなたが、感情の原理を知り、

少しでも幸せな方向にいくことを、

俺としても願っている。

 

 

【まとめ】

・疑いの負の感情は、欲求を満たせるか怪しいものを、避けさせてくれる効果がある負の感情

・疑いの負の感情 + 自虐執求 = 猜疑心 となり、この依存の感情が絡んだ猜疑心のケースは人間関係や人生そのものをダメにしてしまう

 

 

 

さて、ここは疑いの負の感情の記事のため、

依存の感情に関しては、

中々、本質がつかめず気になる人もいるだろう。

 

依存の感情も含めた、

記事を何点か複数紹介しておこう。

 

人間は自分の価値観で生きてこそ、

輝いた人生となってくる。

 

穏やかな直感でこれだと思ったら、

ぜひその記事に飛び込んでみよう。

 

 

(自殺の記事だがインキャ執求の説明もある)

 

 

 

 

 

 

 

 

心理学としての専門的な解説

 

さて、

ここからは少し説明も難しくなってくる。

専門的な内容に面白さを感じる人向けだ。

 

今回は、

疑いの負の感情ということで、

ぜひ楽しんでいって欲しい。

 

疑いの負の感情とは?

疑い(不信感)の負の感情とは、

『本当のことを言っているか怪しいと感じた』

『相手は嘘をついていると思った』

というように、対象を怪しいと感じ自分の欲求を満たせないと思ったとき、疑うことで事前に自分の欲求を満たせない状況を避けるようにする負の感情である。

そのため、疑いの負の感情が発生したときは、相手が自分の欲求を満たしてくれないと感じたことから負の感情は発生しているのであり、

その負の感情で感じたまま相手の申し出等を断るのが正しい負の感情の使い方となる。

その人の言動から「自分の欲求は満たしてくれない」と感じているのであり、この単純に疑いの負の感情のみが発生している直感ともいえる感覚は大抵は正しいものとなる。

 

猜疑心は疑う事に依存している

疑いの負の感情のみが発生しているときの「相手が怪しい」と感じる直感は大体当たっているが、

俗に猜疑心と呼ばれ、強く相手を疑いやすい心理状態のときは、大抵その感覚は間違っていることが多い。

何故なら、疑いの負の感情だけでなく、苦しむのが面白い自虐執求(面白さ+苦しさ)、

ダメになると他人に心配されて嬉しい苦嬉執求(嬉しさ+苦しさ)という依存の感情も発生しており、

疑いダメになることで面白い、誰かにかまってもらえると思っているからだ。

猜疑心=疑いの負の感情+自虐執求or苦嬉執求

 

自虐執求は、おおよそ上で説明したとおりだが、

苦嬉執求という依存の感情は、大したことがないのに大げさにしたり、頻繁にダメなことをしてしまう、かまってちゃん行動の元にもなるものである。

そのため、この苦嬉執求に疑いの負の感情がプラスされると「疑うと心配してもらえる」という心理状態となることから、

疑心暗鬼になりやすく、どんどんダメな選択をしていってしまう。

自分が恋人を信じられず別れてしまったにも関わらず、その状態をどこか心地よいと感じている心理状態であったり、

勝手に蔑まれたと感じ妬んだが、相手は特にそんなつもりはなかったような心理状態が自虐執求もしくは苦嬉執求と疑いが混じっている状態であり、

この自虐執求や苦嬉執求に依存した心理状態は、どんどん不幸になる選択をしてしまうという特徴があるので要注意である。

そのため、猜疑心が強いと感じる人は、一度自分が自虐執求や苦嬉執求に依存していないか、確認してみてもいいかもしれない。

なお、疑うことは多いが疑ったことに関して大体は自分の直感は合っていた、ということであれば苦嬉執求には依存しておらず、

上手く疑いの負の感情を使えている心理状態であり大丈夫だろう。

 

 

疑ったときは相手に聞いた方がいい

猜疑心が強い場合でも、通常の疑いのみ感じている心理状態でも、疑いの負の感情は相手が嘘をついたと感じていることから発生しているのであり、

相手に不信感を抱いたときは、相手に疑問に思ったことは何でも聞いた方がいい。

どうしても疑う行動を取りたくなく相手を無条件で信じたいという場合は、もし嘘をつかれていたとして、それによる損失を被って大丈夫な場合のみ信じた方がよいだろう。

例えば、オレオレ詐欺などで、そのときに少し不信感を抱いても、人は急かされたりするとウヤムヤなまま行動してしまうことが多いが、

相手に嫌われたくないという思いからいわれたままに行動してしまっている心理状態であり、お互いのためにも疑問に思ったことは何でも聞いた方がいいのである。

それで、相手が不機嫌になったり横暴になるようなら後ろめたい気持ちの表れであり、余計に信じない方が後々の相手のためにもなる。

 

「信じていればいつか分かってくれる」は相手を不幸にする

疑いの負の感情は、詐欺のようなケースだけでなく、日常でも友達や恋人、親や子供に抱くことがあり、例えば次のようなケースがある。

・友達が嘘をついて隠し事をしていた
・恋人が嘘をついて浮気をしていた
・子供が嘘をついてズルをしていた
・親が嘘をついて勝手に進路等を決めた

 

このようなときに人は不信感を抱くが、嘘だと分かっていたにも関わらず『どうしても本人が違うといっていたから信じた』という対応をすると、

これによって相手は依存の感情【執求】に依存するようになり、【執求】は望まない未来を実現する感情のため、いずれ不幸になってしまうので、

しっかりと嘘をつくことはいけないと伝えた方がいいのである。

特に、嘘を容易に信じてしまうと、相手がナルシストや妄想癖の元の自惚執求という依存の感情に依存してしまうことにもなる。

 

また、身近な関係の場合で、嘘を注意をしても被害者ぶったり自分の行いを肯定しようとするなら、相手が自分に依存している証であり、

恋人や友達であれば距離をおいたり、最悪の場合は別れる、子供や親であれば強く突き放すことが必要になってくる。

『信じていれば相手はいつか分かってくれる』

これは、相手が罪悪感を覚えるときのみ有効であり、依存の感情では罪悪感どころか逆に信じることで嘘をつく快感に溺れていってしまうことが多く、

大抵の場合は嘘かどうかに触れないでおくよりも、相手を直接正した方が相手のためにもなる。

 

また、実際に疑ったが本当だった場合は、『こういう理由から自分は嘘だと思った』と相手に真摯に伝えれば健全な関係の場合は、相手は許してくれる。

いずれにせよ、疑いの負の感情という不信感を抱いたにも関わらずウヤムヤにすることは多くの場合双方のためにならず、

疑いの負の感情を感じたらまずは「相手に聞く」、納得できない答えなら「強く伝える」「離れる」、ということが大切になるのである。

 

疑いは物に対しても感じる

人は、他人の言葉だけでなく挙動からも疑いの負の感情を感じるが、人だけでなく物に対しても疑いを感じることがある。

お店で調理器具や日用品を手に取って試しているときがそれであり、

『う〜ん、イマイチだな』

と感じたとき、自分の欲求を満たせるか怪しいと感じ、商品に対して疑いの負の感情が発生している。

また、こういったときでも解決策はやはりしっかり聞くことで、店員さんに聞くこと、またもしネットで調べて判断できるようであれば、調べた方が疑いの負の感情もハッキリし良いのである。

 

日常で疑いの負の感情を消したいというシーンは少ないが、

疑い(不信感)の負の感情だけでなく、全ての負の感情は心であることをするだけで一瞬で除去することができる。

noteというサイトで「負の感情の書換能力の承継」という、除去能力を承継する内容の特殊な電子書籍を出しているので、興味がある人はこちらをご覧いただきたい。

 

 

感情の発生起源

疑いの負の感情は、大脳新皮質(顕在意識)の発達により、人が嘘をつくようになったことから発生するようになった感情だと推察される。

ほとんどの動物が挙動により嘘をついたり騙したりしないように、大脳新皮質が発達していない場合は嘘をついたり騙したりするという概念がそもそも存在しない。

そのため、動物は攻撃されたら怒りで攻撃し返すというアクションはとるが、人間が餌でからかい何度騙したとしても、それに対して疑いの負の感情は発生しないので何度も引っ掛かるのである。

(罠などの場合は、危険や痛みの負の感情を感じているのであり、それと異なり危険や痛みが全くない状態で騙しても多くの動物は何度も同じリアクションをとる。)

人間は大脳新皮質の発達により、どうなるか結果を想像できるようになったことから、自分の望む未来にするために嘘をつき他人を欺くようになったのであり、

人間が言動によって嘘をつくことがなければ、嘘をつかれている相手は疑いの負の感情で不信感を抱くこともなかった。

以上のことから、疑い(不信感)の負の感情とは、大脳新皮質の発達により人間が嘘をつくようになったことから、その嘘を見抜くことで自分の欲求を満たすために発生するようになった感情であり、

大脳新皮質の発達とともに、かなり後期にできた負の感情だということが結論として導き出される。

 

嘘だと感じたら基本的に信じない

しばしば、どのようなことでもまずは人を信じることが正しいといわれることがあるが、嘘をついている可能性がある相手でも、

「信じても大丈夫な心理状態」と「信じては絶対にいけない心理状態」、2つに分かれ次のようになる。

・相手の行動原理が負の感情の【執着】

→本当は嘘をつきたくなかったのについている心理状態のため、相手を信じると罪悪感を抱く可能性があり場合によっては有効

 

・相手の行動原理が依存の感情の【執求】

→嘘をつくのを心地よいと感じている心理状態のため、相手を信じるとより依存の感情に依存してしまい嘘を余計に繰り返すようになるので絶対に信じてはいけない

 

相手が負の感情の【執着】での行動のときは、嘘をついていることに負の感情を感じている心理状態であり、

相手を信じることによって、相手は罪悪感(失望+憐れみ)を感じることがあるので、場合によっては有効となる。

(あくまで場合であり絶対ではない)

 

それとは逆に、依存の感情の【執求】での行動のとき、相手は執求に依存した状態で嘘をついているのが心地よく、罪悪感を抱くことは極端に少なくなるので、

相手を信じることにより『騙すことに成功した』と相手は感じ、嘘をつくことにより依存してしまい、長期的に見て相手を不幸にしてしまう。

相手に嫌われたくないという思いから、「まずは相手を信じること」ということが正当化されることが多いが、

これは優しさでも何でもなく、たとえ相手が子供でも疑いの負の感情で相手に不信感を抱いた場合、その負の感情に従い相手を疑った方がよいとなる。

また、そのために不信感の負の感情は発生するようになったのであり、『疑いを感じたら理由を話し、ためらわずに相手を疑うこと』これが本来の人間の脳に沿った生き方となっている。

本当の優しさとは相手の成長を促すことであり、執着や執求による行動をやめさせることこそ真に相手のためになることでもある。

 

負の感情としての性質

【属する欲求】 全欲求

【行動原理】 貢献執着

【欲求 + 負の感情 = 執着】

貢献欲求 + 疑いの負の感情 = 貢献執着

 

疑いの負の感情の行動原理は、《貢献執着》であり、貢献執着には「承認欲求が満たせない状況を事前に避ける」という性質がある。

そのため、疑いの負の感情で対象を疑うことで《承認欲求》が満たせないという状況を、事前に避けている。

また、疑いの負の感情の強さに関しては、対象が嘘をついていないか、対象で本当に《承認欲求》を満たせるのか思考を促すため、基本的には弱く発生するものとなる。

行動を促す負の感情は潜在意識を優位にするために強く感じ、思考を促す負の感情は顕在意識を優位にとどめるために弱く感じるからである。

負の感情強 行動(潜在意識優位)↔負の感情弱 思考(顕在意識優位)

 

これとは別に、疑いの負の感情の独自の性質として、対象で《承認欲求》を満たせるか思考をすることを促すので、不安の負の感情などと同じように結論を出せるまで感じ、比較的長く発生するという特徴がある。

負の感情を感じている間は、それを原動力として対象で《承認欲求》を満たせるかどうか、本当かどうか、考えるように促されているのである。

以上のことから、疑いの負の感情はジーッと考えるように弱く長く発生する負の感情となっている。

-負の感情(執着)