ショックを受け傷つくと、
人生に失望するかもしれないが、
実は乗り越えたときは強い〘幸福感〙を感じることができ、
人生を幸せに、面白さと安心するものに変えられる。
人がショックを感じる心理とは?
こんにちは、
始祖の御縁(みえにし)だ。
『あれ、もの凄くショックだったな…』
あなたは、過去の嫌だったことを思い出し、
「また思い出してしまった」と、
モヤモヤすることがないだろうか?
思い出したくないのに、
なぜ思い出すのか。
嫌な記憶であればあるほど、
『早く忘れてしまいたい!』
と思うだろう。
なぜ、思い出してしまうかというと、
それは、
他人に「受け入れてもらいたい」と期待をしているからだ。
他人に受け入れてもらいたいと、
期待しているので、
つい過去の「期待した時の記憶」を、思い出してしまう。
そして、
この「期待したときの記憶」とは大抵、
拒絶されショックを受けた記憶だ。
そう、拒絶された記憶が多ければ多いほど、
受け入れてもらいたいと期待すると、
過去の拒絶されショックだった記憶を、思い出してしまう。
このとき、潜在意識は、
「他人に期待したとき」
どうなったかということを、
過去の記憶で教えてくれているのだ。
そのため、今現在「他人に期待する」と、
期待したときどうだったかという過去の記憶を思い出し、
拒絶されショックだった記憶が出てくる。
【ショックな記憶を何故思い出すのか?】
→今現在他人に期待していて、
「期待したらどうなると思う?きっと嫌なことになるよ」
と潜在意識が教えてくれている。
では、この記事の中盤で、
そんなショックを感じる記憶を永久に葬り去りされる、
究極の感情の制御方法をお伝えしよう。
嫌な記憶はモンスタークレーマー
そう、
記憶が嫌な奴すぎて、
ビックリしただろう。
「他人に期待するとこうなるからやめた方がいいで!」
と、メチャクチャ余計なお世話で、
昔の嫌なことを思い出させるのだ。
『別に今回は違うかもしれないじゃないか!』
と思っても、基本的に強い負の感情の記憶ほど、
ちょいちょい出てきて心を好き勝手に乱し、
散々ズタズタにして帰っていくのである。
しかもまた来る。
まるで、
少し忘れた頃にやってきて、
お店に当たり散らして帰るモンスタークレーマーみたいだ。
しかも、
あなたはその店の店員、
最悪だと思うだろう。
では、
そもそもこのモンスタークレーマーとも思える、
嫌な記憶の「ショック」と感じる気持ち、
これは何のために発生するのだろうか?
そう、
ショックという気持ちは、正式に言い換えれば、
「拒絶の負の感情」だ。
実は、この拒絶の負の感情は、
ショックを受けることにより、
「相手に求め過ぎないようになる」
そのために発生している。
誰彼かまわず、
他人に期待して、
求め過ぎたらどうなるだろうか?
そう、
拒絶されるのである。
そして、
あなたはショックを受ける。
だが、それが経験になり、
他人に期待しすぎるのは良くないことだなと感じ、
相手と適切な距離感で、
お互い気分よくいられるようになったらどうなるだろうか?
ショックを受けたことで、
結果良好な人間関係を、
築けるようになったといえるだろう。
そう、
愛情を求められ続けても、
相手は疲れてしまう。
ショックとは、
相手に過剰に期待しないために
発生する負の感情なのである。
拒絶の負の感情(ショック)…「相手に受け入れられたい」という気持ちを、
否定されたときに発生し、相手に過剰に期待しないための負の感情
実はそこまで悪い奴ではない
ここまでの話を聞いて、
「相手に期待してはダメだ!」
といわれているみたいで、
あなたは少し寂しさを感じたかもしれない。
でも、
この拒絶の負の感情は、期待し過ぎないことで結果、
あなたの欲求を守ってくれるものだ。
そう、「他人に受け入れられたい」
という気持ちの愛情の《他者欲求》を、
ショックを受けることで弱め、
結果何度も欲求が脅かされる自体を、避けようとしてくれているのである。
あらかじめ欲求を弱めることで、
相手に求め過ぎないようになり、
それにより自分が傷つかないように守ってくれているのだ。
『ぬぬ、モンスタークレーマー、そこまで悪い奴じゃないかもしれない』
と思っただろう。
そう、
俺も昔は幾度となくやって来て、
散々嫌な気分にさせるコイツに、
戸惑いばかりを感じていた。
でも、
後に仮説検証能力を手に入れ、
「全ての負の感情は欲求を満たす原動力になるもの」
だと知ったのだ。
ショックは、
未来のあなたを守るために、
発生していたのである。
(拒絶の負の感情…相手に過剰に期待しないための負の感情
→ 「他者に受け入れられたい」という愛情の《他者欲求》を弱めるという役割になる)
期待→不安→嫌な記憶
だが、何でもない、
夜考え事をしてるときに、
いつも嫌な記憶はやってくる。
こんなとき、
期待する相手が目の前にいる訳じゃないのに、
不思議に思うだろう。
実は、
モンスタークレーマーが表れるときには、
ある法則がある。
それが、
不安の負の感情が発生したときだ。
正確には、
「期待」と「不安」を感じたときとなる。
不安は、
「望まない未来を避けるため」
に発生するので、
「期待するとこうなるかもしれないから、期待するのは避けよう」
として嫌な記憶を思い出させているのだ。
そう、
冒頭の自分のエセ関西弁を直し、
正確に表現するとこのようになる。
嫌な記憶を思い出すのは…
誰かに「期待」し、さらに「不安」になったので、
『拒絶されるかも』と過去の拒絶されたときの記憶を思い出す。
そう、
期待からの不安、
これがいけない。
人に期待して、
その人のことを思い浮かべる。
そして、
次に『拒絶されるかも』と不安になると、
「こうなるかもしれないぜ!」
と、過去の拒絶されショックを受けた記憶を、
潜在意識が引っ張り出してくる。
これにより、
期待からの不安そして嫌な記憶という、
毎夜、地獄のルーティンになってしまう。
これが、
酷い人はもう、
記憶そのものを消すしかないのだ。
記憶の除去の方法(感情の書換)の紹介まで、
あと、2章か、
少し遠いな。
では、ここからは、
少し駆け足で解説していこう。
ショックと期待は表裏一体
ちなみに、
ショックの負の感情としての強さに、
疑問を感じる人もいるだろう。
実は、
期待の正の感情が大きければ大きいほど、
ショックもその分強くなる。
例えば、道を歩いていて、
小さな子がぶつかり、
もっていたペットボトルの水があなたにかかったが、
何もいわずに走って逃げていってしまった。
あなたは、
仮に『ムカつく!』と思っても、
さほどショックは感じないだろう。
これは、
相手に期待していないためだ。
だが、
水を掛けたのに走って逃げていってしまったのが、
小綺麗な年配の女性だったらどうだろうか?
人によっては、
『なんで謝ってくれないの?』
とショックを感じるだろう。
これは、
自分より歳上で身なりも良いので、
相手に期待をするからだ。
また、友達だと酷いことをいわれ『ムカつく』と思うのに、
親に同じことをいわれ『ショック』と思うのは、
友達は基本的に進化の《求知欲求》(→ムカつきが属する)、
親は愛情の《他者欲求》を満たす相手だからだ。(→ショックが属する)
そもそも、期待の正の感情自体が、
愛情の《他者欲求》を発生させる役割をもつため、
だから親に対してはショックを受ける。
小さな子や友達には、
愛情は基本的に求めていないので、
ショックは受けないとなる。
「期待の正の感情」と、
「拒絶の負の感情」は比例し、
期待が大きければ大きいほど、ショックも感じやすくなるのだ。
期待とショックは、
実は、表裏一体となっている。
モンスタークレーマーは実は社長
『でも、嫌な記憶がまた来るのはやっぱり嫌だな…』
と、まだモンスタークレーマーばりに来る、
ショックの記憶に、
ドキドキしている人もいるだろう。
だが、先ほども言ったように、
ショックの記憶は、
求めすぎて傷つかないようにする為のものだ。
そう、このモンスタークレーマーは実は、
「期待しすぎて傷付かないように」と、
未来のあなたを守っていた。
そして、あなたを成長させるために、
あえて嫌な役を買って出ていた、
あなたのお店の社長だったらどうする?
実は、
モンスタークレーマーは、
社長だったのだ。
(分かりにくい例えを、
どうか分かりやすく感じて欲しい。)
そう、社長として、
未来のあなたがクレーマーで嫌な思いをしないよう、
あえて嫌な役を買って出て、
あなたが乗り越えられたときは、報酬を用意していたのである。
そう、
実はショックの記憶は、
乗り越えたときは報酬が存在している。
そして、
その報酬こそが、
〘幸福感〙だ。
ショックを強く感じる嫌な記憶であるほど、
実は乗り越えたときは、
〘幸福感〙を強く感じることができ、
その分幸せを感じられ、安心できる。
辛かったことがあったからこそ、
その分〘幸福感〙となり、
自分の人生の報酬となるのだ。
〘幸福感〙とは、
他の正の感情と「嬉しさ」が、
混ざることで〘幸福感〙となる。
他の正の感情+嬉しさ=〘幸福感〙
ショックの記憶を、
相手が自分以上に精神が幼かった、
仕方がないことだったと乗り越えると、
拒絶の負の感情が消え、安心感の正の感情が発生する。
そして、
その出来事に受け入れられたと感じることで、
嬉しさを感じ、
この安心感と嬉しさが混ざることで、〘幸福感〙となるのである。
これは、自分も経験していることだが、
過去本当に辛い出来事であればあるほど、
メチャクチャ強い〘幸福感〙に変わってくれる。
ちなみに、
親から虐待されていた人を、
後述の方法で治したことがあるが、
一週間ほど強い〘幸福感〙に包まれていたそうだ。
記憶によってはそれほど、強く感じることが出来るものであり、
もし、あなたが過去の辛い出来事を引きずっていたとしても、
あなたは人生は素晴らしいものだったんだと幸せを感じ、安心できる。
そう、モンスタークレーマーの正体は、
中々衝撃的だったかもしれないが、
実はあなたが店員として働くお店の社長だったのである。
そして、社長は頑張ったあなたに、
自分のやりたい仕事での希望の部署、
好きなことで自由に生きていいという報酬を用意していたのだ。
では、自力でその報酬を得られないあなたに、
その〘幸福感〙を得られる方法について、
御縁(みえにし)心理学より大切なお知らせだ。
負の感情の除去の方法
では、
ここからは、
驚愕の潜在能力に関して話していこう。
過去の傷を引きずってしまっている、
あなたにとっては、
自力で〘幸福感〙の報酬を得るというのは、なかなか難しいことだろう。
この拒絶の負の感情という嫌な記憶は、いつまでも心に残り、
思い出す度に胸が嫌な気持ちに締め付けられるかもしれないが、
実は、このショックを受けた記憶を除去することは、それほど難しいことではない。
この記憶があるために、
人によっては他人に求めなくなるという負の感情の効果以上に、
生きづらさを抱えてしまっているかもしれない。
だが、
その思い出す度に嫌な気持ちを感じる記憶は、
実は完全に除去することができるものとなっている。
そして、除去した後は、
その記憶のしがらみから解き放たれ、
その分強い〘幸福感〙を感じることができる。
これらを具体的には、
どのような方法で除去すればいいかというと、
拒絶の負の感情だけでなく、
全ての負の感情は明確な除去の方法が存在する。
それらを、
除去できる能力が、
潜在能力の1つ、記憶(感情)の書換能力になる。
潜在能力に関しては、
初めての人もいると思うので、
簡単に説明しよう。
このサイトには、
正・負・依存の感情の役割、
多くの未解明の精神疾患を解明した記事を載せてある。
それを可能にしているのが、
アインシュタインの「思考実験」の上位互換の能力、
脳内で全ての事象を解明できる「仮説検証能力」になる。
そして、
潜在能力は全部で15個存在しており、
その1つに感情を自在にできる、潜在能力が存在している。
それが、
記憶(感情)の書換能力という訳だ。
(後ほど、
実際に潜在能力を体験できるので紹介しよう。)
実は、この能力さえあれば、
ショックだけでなく日常で発生する負の感情や、
過去の負の感情は全て除去できる。
そして、
慣れてくれば感情を完全に理性でコントロールでき、
自分の行動を全て思い通りにできるようになる。
(依存の感情も完全にコントロールするには、「依存の感情の書換能力の承継」も必要となる。)
そして、この能力は、
うちの研究所より出している電子書籍にて、
得られる能力となっている。
noteという電子書籍のサイトにて、
うちの御縁(みえにし)心理学研究所の公式アカウントより、
潜在能力を承継できるという特殊な電子書籍だ。
そして、気になる能力に関しては、
誰でも読める書籍の冒頭で実際に体験できるので、
それをもう体験してもらった方が早いだろう。
世界に2つしかない、
うちだけが出している、
潜在能力を得られるという特殊な電子書籍となっている。
書換能力を使い、
過去の嫌な記憶、現在の負の感情を除去し、
沢山の〘幸福感〙を感じていってもらえたら、
俺としても達成感を感じられる。
過去の嫌なことに縛られ、
新たな人生を生きたい人は、
俺と共に実際に脳を進化させよう。
あなたが過去のショックだった事を、
乗り越えて多くの幸せを感じられることを、
俺としても願っている。
さて、
『書換能力は他の記事も読んでから』という人は、
次の、〘幸福感〙を感じる方法が載っている記事がお勧めだ。
ショックの記憶があるあなたのメイン欲求は、
愛情の《他者欲求》だと思うので、
人生にモヤモヤしていても、自分の生き方を理解して、
ワクワク感や感動の人生に変えよう。
そして、もしスマホ依存や、
他人を頼りやすいという人は、
愛情の《他者欲求》タイプでも、
依存の感情に依存して、依存脳となってしまっている。
そのため、
次の記事を読んで、
脱依存脳を考えてみよう。
依存脳から幸せ脳にする方法も載っているが、
初めて「依存の感情」を知る人は、
驚愕の事実かもしれない。
他にもオススメの記事を、
幾つか紹介しておこう。
心理学としての専門的な解説
この心理学としての専門的な解説は、専門的な言葉も多く、少しばかり難解なものになっている。
専門的な内容に、ワクワク感や面白さを感じる人向けなので、ぜひ楽しみながら学んでもらえれば幸いだ。
また、今回は上と重複した内容が多く、復習に近い部分もあるぞ。
拒絶の負の感情とは?
拒絶(ショック)の負の感情とは、相手に受け入れられたいという気持ちを否定されたと感じたときに発生する感情で、相手に過剰に期待しないための負の感情である。
例えば、誰かに何かをいわれショックを受けたとき、以降はその人に求めづらくなるように、
相手に受け入れられたい気持ち《他者承認欲求》という欲求を弱める、という特徴をもつ感情となっている。
誰かに受け入れられたい気持ち→《他者承認欲求》
愛情を求めすぎない方が、相手との適切な距離感を保て人間関係が良好にいくように、
強すぎた《他者承認欲求》をショックを感じることで抑えることにより、長期的に見て「求めすぎて拒絶されてしまう」という欲求が何度も脅かされる状態を避けているのである。
ショックは、このように他者に受け入れられたい《他者承認欲求》を弱めることで、何度も拒絶される状態を避けるための負の感情となっている。
「ショックを受ける」
→求めないようになる(《他者承認欲求》が弱まる)
→結果的に拒絶される機会が減り欲求が脅かされることが少なくなる
ショックは相手に期待することで発生する
拒絶というショックがどのようなときに感じやすいかというと、これは相手にどの程度受け入れてもらいたいと期待の正の感情を発生させていたかによる。
期待の正の感情…誰かに期待したときにこの感情を感じることで《他者承認欲求》(受け入れて欲しい気持ち)を発生させる
例えば、友達とは一緒に何かをやることでワクワク感や面白さを感じたり進化の《求知欲求》を満たす側面が強いが、
親や恋人には期待の正の感情が発生することで、愛情の《他者欲求》を満たすことを求めているため、友達より親や恋人の方がショックを受けやすいのである。
親や家族→期待し嬉しさを求め愛情の《他者欲求》(《他者承認欲求》)を満たしたい
友達や同僚→ワクワク感や面白さを求め進化の《求知欲求》を満たしたい
恋人→ドキドキや胸キュンを求め《他者欲求》+《求知欲求》を満たしたい
※友達には何かいわれてショックよりムカつくのは、基本的に進化の《求知欲求》の関係のため
人間関係は主に次のようになっており、期待の正の感情は、受け入れられたい《他者承認欲求》を発生させる感情なので、
期待の正の感情がどれほど強く発生したかで、拒絶の負の感情の強さも決まる。2つは同じ《他者欲求》に属し比例する感情となっている。
期待の正の感情と拒絶の負の感情は比例する
→期待すればするほど否定されたときはショックを受けやすい
友達や同僚よりも親や恋人との出来事でショックを受けやすいのは、それだけ愛情の《他者欲求》を満たしたいと期待していることの裏返しでもある。
これらとはケースが異なるが、例えば志望校に落ちてショックを受けるのは、
合格に向けて一生懸命勉強すればするほど合格することに期待し受け入れてもらいたいと思うので、落ちたときはショックを受ける。
(物事が対象なのにショックを受けるのは、模倣や共感の神経細胞ミラーニューロンで対象を擬人化しているため。)
これらのように、対象で愛情の《他者欲求》を満たしたいと思い、期待の正の感情が発生すればするほど、否定されたときに拒絶の負の感情でショックを受けやすいのである。
具体例
『親に夢を否定されてショックだった』
→親に受け入れられたいと期待の正の感情が発生していたのでショックを受けた
『好きな相手に告白したことを言いふらされてショックだった』
→好きな相手にまだ受け入れられたいという期待の正の感情が残っているためショックを受けた
(このようなときに『何アイツ!信じらんない!』と対象に対しての想いが冷めると、ショックよりムカつきを感じたりする。)
『第一志望に落ちたことがショックだった』
→一生懸命勉強することで第一志望に受け入れられたいという期待の正の感情が強まっていたためショックを受けた
(ほとんど勉強していないときは、期待の正の感情も強まってないのでそれほどショックは感じない。)
『仕事で一生懸命やっていたにも関わらず大失敗して凄くショックだった』
→一生懸命やることで受け入れられたいという期待の正の感情が強まったためショックを受けた
先ほども書いたように、親や好きな相手、恋人には受け入れてもらいたいという期待を抱きやすいのでショックを受けやすく、
第一志望や仕事に対しては、一生懸命頑張れば頑張るほど、期待して結果で受け入れてもらいたいと思うので、ショックを受けやすい。
因みに、一生懸命やった分だけ勉強や仕事が上手くいかなかったときはショックを受けるが、これは頑張るのをやめた方がいいということではなく、
達成の《自己欲求》を満たすことを求めて勉強や仕事には励むことが、個人的にはお勧めである。
(達成の《自己欲求》で上手くいかないときはショックではなく悔しさを感じるが、悔しさはその後上手くいくための原動力となるので、その方が精神衛生上も良い。
達成を求める心理状態にする方法は、次の記事に書いてあるので求めすぎてしまう人は参考にして欲しい。)
拒絶は乗り越えれば幸福感や包容力になる
人生で拒絶されたと感じたときのショックは、受けないですむなら確かにその方がいいかもしれない。
ただ、ショックを受けやすい人に1つとても大切な内容がある。
過去、強くショックを受けた記憶が多ければ多いほど、《他者承認欲求》を満たせないと感じ抑えられた心理状態であるため、
その記憶を乗り越えたときは、欲求を満たすことを通して強い〘幸福感〙が発生する。
ずっと心に引っ掛かり負の感情続きだった記憶は、乗り越えられたときは強く幸福感を感じる元となるため、人間はその分幸せになれるのである。
そして、その経験から相手にも愛情を分け与えられるようになれ、自分にも相手にも〘幸福感〙が発生する、包容力の能力も得られるという良いオマケがついてくる。
もし、強い拒絶の負の感情を感じた経験があったとしても、それを乗り越えると、自分と周りの人、皆を幸せにする能力を得ることができるようになる。
具体的には、過去酷いことをした相手を、自分以上に精神が幼かった、仕方がないことだった等の解釈をして受け入れることで、拒絶の負の感情が除去され、
拒絶の負の感情が消えたことから[安心感の正の感情]とその出来事に受け入れられたと解釈し[嬉しさの正の感情]が発生し、
辛い拒絶の記憶であればあるほど強い[安心感+嬉しさ]の幸福感を感じることができる。
そして、その経験から〘包容力〙の能力によって、相手に[安心感+嬉しさ]の幸福感を与えることができるようになり、多くの人に愛される人間になることができるのである。
多くの人間は、愛情の《他者欲求》が欲求の中でも一番強く、
〘包容力〙は人間の人生の目的となっている〘幸福感〙を自分も感じ、他人にも与えることができるため、人間の能力の中でも最も大切な能力といえる。
負の感情としての性質
【属する欲求】 他者欲求
【行動原理】 執着(より強い負の感情を避ける為に欲求を満たさない事に執着する)
拒絶の負の感情とは、他者にありのままを受け入れられたい《他者承認欲求》が脅かされたときに発生する感情であり、
《他者承認欲求》を満たすことを継続してもより強い負の感情の発生が予想されるとき、それを避け欲求を満たさないように促すためのものである。
これは他者に求めすぎてもより強く拒絶されるだけだから満たさないようにすることで欲求を弱めるという役割があり、
拒絶の負の感情のみを感じ悲しみや他の感情が連続して発生しない時は、《他者承認欲求》が弱くなるという特性がある。
[拒絶の負の感情]は、行動原理はより強い負の感情を避けるために欲求を満たすことをやめる「執着」となる。
〈拒絶の負の感情による執着の行動原理〉
【欲求 + 負の感情 = 執着】
他者承認欲求 + 拒絶の負の感情 = 他者執着
《承認執着》は欲求を満たす事を強く促すが《執着》はより強い負の感情を避ける為欲求を満たすのを避ける事に執着するという性質がある。
本質的にはどちらも負の感情での行動原理なので《執着》となり負の感情が強ければ強い程行動の制御を失わせる効果がある。
また、[拒絶の負の感情]を感じやすい人間は人口の概ね8割となる《他者欲求》タイプが多く、これは他者欲求に属する[期待の正の感情]に起因する。
《他者承認欲求》の発生の元となる[期待の正の感情]がどの程度発生しているかにより他者承認欲求も強まるので、欲求を脅かされた時に強く[拒絶の負の感情]を感じるのである。
拒絶の負の感情の記憶が蓄積されるとその拒絶の記憶を乗り越えた時に〘包容力〙の能力を所有できる様になる。
(記憶は乗り越えた時に原動力としての役目を終えるので大脳新皮質の方に移動される)
〘包容力〙の能力をなぜ所有できる様になるかと言うと拒絶された経験を乗り越えた時に〘包容力〙の能力を持つ事で自身がもう拒絶されない様になるのと、
他者貢献欲求を持ち受け入れる側になる為に〘包容力〙の能力を所有する様になる。
(詳細は後述するが、拒絶によって人に求めなくなり、また乗り越えても〘包容力〙によって受け入れる側になる事で、
どちらにしろ他者承認欲求の受け入れてもらいたい側の総数が多くなり過ぎない様にしている。)
〘包容力〙の高さは拒絶の負の感情の記憶の強さとその数、総数により決まる。
過去、拒絶された強い記憶があればある程、またその数が多ければ多い程、乗り越えた時に〘包容力〙は高くなる。
高い〘包容力〙を持つ人間は、看護師やカウンセラー等の傷付いた人を受け入れる仕事に向いているといえる。
ショックは他の負の感情に繋がりやすい
拒絶の負の感情は、「ショック」や「落ち込む」と表現される感情で『ショックを受けて落ち込む』という場合は、継続的に拒絶の負の感情を感じている心理状態であり、
拒絶は相手からの言動により発生する受動の感情なので、拒絶を感じてから悲しみで自身を慰めたり、怒りで自身を否定する相手を攻撃したり、拒絶を感じてから他の負の感情で反応するというケースも多い。
例)
拒絶のみ →『拒絶され落ち込む(ショックを受けて落ち込む)』
拒絶+悲しみ →『拒絶され悲しかった』
拒絶+怒り →『拒絶されたと感じ怒りが湧いてきた』
(拒絶のみの場合に「ショック」と言葉で表現する事が多い)
これらのように拒絶の負の感情のみの場合もあるが、他の感情にも繋がりやすいのである。
また、拒絶のみの場合は冒頭でも説明したように、相手に求める《他者承認欲求》を弱め、期待するのをやめるようになっており、
これによって相手に過剰に期待するのを防ぐ効果があり、これが拒絶の負の感情の本来の役割となる。
他の感情も連続して発生する場合は、拒絶を感じても他者に求め続けたいから悲しみで自身を慰めたり、怒りで相手を攻撃したりするため、愛情の《他者欲求》は弱まらない。
これらの拒絶での行動、ショックを受けたままだったり、拒絶から悲しみ、拒絶から怒り、これらがどのようにして決まっているかというと、
過去の強い拒絶の負の感情を感じたときの記憶によって行動は決まっている。
過去、強く拒絶された経験のときと同じ感情での行動を、日常でも他人に拒絶されたときは行動としてとりやすいのである。
「過去強く拒絶されて怒りの負の感情で相手を攻撃した経験がある」
→この場合は日常で拒絶されたと感じたときに拒絶から怒りにつながりやすい
(正確には過去の記憶とそのときの気分、先天的な気質で行動は決まる)
拒絶でショックを受けたまま、拒絶から悲しみ、拒絶から怒りと人それぞれだが、これらは過去の記憶を元に決まっているのである。
上に書いてある記憶の書換能力により、この記憶そのものを消せば、自分がいつもやっていた特定の反応は起こらなくなる。
感情の発生起源
受け入れる側の他者貢献欲求の人間との総数のバランスを取る為に、
個々の《他者承認欲求》が強くなり過ぎない、また《他者承認欲求》が強い人間を増やしすぎない様にする、
この為に出来た感情となっている。
《他者承認欲求》には他の欲求にはない独自の特性があり、
自己・求知・生存承認欲求に関しては一人でも満たす事ができるが、他者承認欲求は相手に受け入れてもらう為の欲求であり一人では承認欲求を満たす事ができない。
その為、他者承認欲求に関しては一概に強い方が自身の為になるとは言えず、
他者承認欲求が強い人間が多くなり過ぎると他者貢献欲求の受け入れる側とのバランスが悪くなってしまい、受け入れて欲しい人間ばかりになってしまう。
それをコントロールする為に拒絶の負の感情で欲求が強くなり過ぎない様に、また適切な総数になる様に《他者欲求》は進化していったのである。
また、〘包容力〙に関しても強く拒絶された経験があるというのは他者承認欲求が強過ぎたという証であるので、
拒絶される事で相手に求めなくなり、またそれを乗り越えた時には〘包容力〙によって、周りの他者承認欲求を強く満たし他者貢献欲求側になるという能力の特性となっている。
必ずしも悲しさの負の感情と拒絶の負の感情が連続して発生しないのもその為であり、
他者に拒絶されても[悲しさの負の感情]によって一人でも涙を流す事により《他者承認欲求》を満たす事ができるが、他者承認欲求を弱める為に拒絶の負の感情のみで終わる事があるのである。
(また、悲しさの負の感情でいつも涙を流して自分で他者承認欲求を満たしてしまうと、他者に受け入れてもらう事で愛を感じるという、《他者欲求》の存在意義そのものが無くなってしまうのと、
悲しさでいつも満たしてしまうと他者承認欲求は弱まらないので、拒絶が他者承認欲求を弱めるという特性を持つ。)