負の感情(執着)

【不快感の感情】不快感があるから人はイジメ等をしなくなる

岩場

 

 

ときにモヤモヤする不快感だが、

酷い行いに対して、

「同じことはしない」と思うために発生しており、

 

不快感があるからこそ人は、イジメ等をしなくなる。

 

 

不快感を感じる心理とは?

 

こんにちは、

始祖の御縁(みえにし)だ。

 

他人が横暴な態度を取っていて、

『うわっ、嫌だな…』

と、不快感を覚えることがあるだろう。

 

このようなとき、

不快に感じることを疑問に思うかもしれないが、

この不快感があるからこそ、人はイジメ等の他人の権利を侵害しなくなる。

 

何故かというと、

不快感は不快に感じたことに対して、

「自分はやらない」と思うようになる感情だからである。

 

最も分かりやすい例だと、

やはりイジメだろう。

 

それを見て不快感を感じた場合は、

自分がやろうとしても不快に感じるため、

イジメをしなくなるのだ。

 

不快感とは、そもそも他人の権利を侵害する行為を、

見ている他の人は真似をしないようにするために、

発生するようになった感情だ。

 

そのため、不快感を覚えた経験が多く、

不快感を感じやすい人ほど、

実は他人の嫌がる行為をやらなくなる。

 

不快感の負の感情とは、

他人の権利を守るための感情で、

 

感じやすい人は、

他人の権利を侵害しない優しい人間になれるのである。

 

この記事では、

 

・イジメも汗をかくのも同じ不快感?

・不快感はとても良い感情

 

これらを解説していこう。

 

ぜひ、不快感の本質を理解し、

スッキリ感と嬉しさを感じて、

幸せを感じていってもらえたら幸いだ。

 

 

不快感の負の感情 … 他者を拒絶する行いに不快感を覚えることで自分はしないようにし、

結果、周りの愛情を満たしてあげられるようになる感情。

悲しみや憎しみと同じように、愛情の《他者欲求》に属する。

 

 

身体的な不快感

 

『でも、蚊を耳元で不快に感じたり、

汗びっしょりでも不快感を感じるけど何の意味があるの?』

 

これらも同じ不快感なので、

不思議に思った人もいるだろう。

 

実は、これらのときも同じように、

蚊や汗をミラーニューロンという脳の機能で擬人化し、

対象(蚊や汗)の行為に不快感を覚えているのだ。

 

そのため、次から蚊を見たときは、

その行為を避けるために離れたり、叩き潰したり、

汗をかいた場合は、極力汗をかくのを避けるようになる。

 

そして、面白いことにそれ以降は、

蚊と同じように耳元で他人に何かうるさくいったり、

他人にも汗をかかせるのを避けるようになるのである。

 

蚊が耳元でうるさく不快 → 他人の耳元でうるさいことをしなくなる

汗をかくのが不快 → 他人にも汗をかかせるのを避けるようになる

 

 

これらは、

愛情を満たすために行なっており、

不快感を覚えたことをしないことを通して、他者の愛情を満たそうとしている。

 

不快感とは、

他者の権利を侵害しないことを通し、

 

他者の愛情を満たそうとしてくれる、

実はとても「良い」負の感情なのである。

 

不快感 = 自分や他人の愛情を満たすために不快に感じたその行為を避けるようになる

 

だから、不快感を覚えたら、

 

『これは他人の愛情を満たしてあげるための必要な感情なんだ』

 

と肯定的に捉えよう。

 

肯定的に捉えることで、

負の感情も軽減され、

あなたも心理的に心地よくいられる。

 

そして、

不快感を感じやすいんだとしたら、

他者の権利を守ろうとするとても優しい人だ。

 

不快感に、

悩まなくていい。

 

 

また、過去のものを含め、

不快感の感情を完全に消す方法は、

後半の「心理学としての専門的な解説」で紹介してあるぞ。

 

 

【まとめ】

・不快感は、不快に感じたことを自分は周りにしないようになる感情

・不快感を覚えやすい人は、不快な事をしないで周りの愛情を満たしたあげようとする優しい人

 

 

 

さて、

今回は、不快感ということで短かったが、

楽しんでもらえただろうか?

 

このサイトには、全ての負の感情の役割や対処法、

心を幸せにする方法を載せているので、

ぜひ実生活で役立ててもらえたら幸いだ。

 

あなたが希望すれば、

このサイトを通して俺は、

あなたに様々なことを教えよう。

 

自分の心理を、

本当は何を望んでいるかということを、

理解し嬉しさを感じて、幸せを感じていってもらえたら幸いだ。

 

 

 

 

では、不快感の負の感情を、

ここまで読んでくれたあなたにお勧めの次の記事は、

ショック(拒絶)の負の感情の記事だ。

 

不快感と少し似ていると感じるかもしれないが、

こちらには中々驚愕の真実が書かれている。

 

実は、

過去強くショックを感じた人ほど、

強く〘幸福感〙を感じやすい心理状態となっている。

 

 

 

もう一つオススメの記事は、

少しだけ出てきた、

「愛情の《他者欲求》」についての記事だ。

 

実は、人口のおおよそ80%は、

社長の「達成」や専門家の「進化」より、

人生で何より「愛情」を求める《他者欲求》タイプとなっている。

 

ここに人生で愛情を求めるタイプの生き方、

注意点や望んだ未来を得られる目標の立て方など、

愛情タイプの全てが書いてある。

 

特に、人生の目標は、

愛情中心での目標が望ましいので、

必見かもしれないぞ。

 

 

 

 

 

心理学としての専門的な解説

不快感の負の感情とは?

不快感の負の感情とは、人を拒絶する行いを不快に感じ自分はしない様にする事で、

周りの「他人に受け入れられたい気持ち(他者承認欲求)」を満たしてあげる様にする感情である。

強く不快感を感じた時は「胸くそが悪い」 とも表現する。

人が不快感を感じるのは次の3つのときである。

・自分が他人に嫌な事をされたとき

・他人が他人に嫌な事をしているのを見たとき

・自分が強制される等してイヤイヤ他人に嫌な事をするとき

近年問題になっているいじめを例にすると、

『クラスメイトに仲間外れにされいじめられた』

『クラスメイトが他のクラスメイトをいじめていた』

『クラスメイトのいじめに無理矢理加担させられた』

これらの時にいずれも不快感を感じる事で、当事者であるなしに関わらず人はその不快感を感じる行いを二度としない様にし、(いじめをしない様にし)

他者の「他人に受け入れられたい気持ち(他者承認欲求)」を満たしてあげる様にしている。

何故、不快感を人は感じるかというと他人を拒絶する行いに不快感を感じないと他者を拒絶する人間ばかりが増えてしまうので、

他者を拒絶する行為に関して不快感を感じ自分はしないようにし、それを通して他人を受け入れてあげているのである。

 

具体例

不快感を具体例で表現すると、

『お店の店員に対し強く怒鳴っている人がいて不快に感じた』

『仕事に集中したいのに同僚がいつもちょっかいを出してきて不快に感じる』

『親に兄弟と比べられて不快に感じた』

『親に過剰に期待をされて不快に感じた』

これらはいずれも不快感を感じた側からすると他者にありのままを受け入れられたい《他者承認欲求》が脅かされたと感じ、

例えば子供の頃、親に兄弟とよく比べられたり過剰に期待されて不快に感じた人は、自分が親になってからは子供を比べない、子供に過剰に期待しない等、

不快に感じた事は時が経っても憶えており自分はしない様にするのである。

自分がされ[不快感の負の感情]を感じるときと[拒絶(ショック)の負の感情]との違いに関しては、

相手に受け入れられたいと思っている時に《他者承認欲求》を脅かされると[拒絶(ショック)の負の感情]が発生し、

受け入れられたいと思っていない場合は[不快感の負の感情]が発生する。

例)

『親に話を聞いてもらいたくて話し掛けたら怒鳴られてショック(拒絶)だった』

『友達とのLINEに集中したいのに親がしつこく話し掛けてきて不快に感じる』

これらの様になる。

 

身体への不快感

また、

『今日は湿度が高くムシムシして不快に感じる』

『蚊や蝿の羽音は不快に感じる』

と表現するがこれらは対象をミラーニューロンで擬人化して《他者承認欲求》を脅かす事をされていると感じる事から不快感が発生しており、

湿度が高い(気温が高いのとは別である)事は《生存承認欲求》を脅かす訳ではないので《他者承認欲求》が脅かされる、

蚊や蝿の羽音は蚊にさされたり蝿が周りを飛び回る事で《他者承認欲求》を脅かされていると感じるからである。

不快感は先天的に発生しやすいかにもよるがいじめ等の他者を強く拒絶する行ないに対して不快感を感じないのは、

多くの場合当事者が執求に依存しているからである。

[あわれみの負の感情]とも関連する内容だが、当事者が自分を特別だと思い周りを蔑む《優越執求》等に依存している場合は、

被害者を蔑んでいるので他者を拒絶する行いをしても、不快感を感じずむしろ楽しんだりしているケースすらある。

 

不快感の負の感情はあまり除去する必要はないかと思われるが、不快感だけでなく全ての負の感情は心であることをするだけで一瞬で除去することができる。

noteというサイトでうちの御縁(みえにし)心理学研究所の公式アカウントより、

負の感情の書換能力の承継」という、除去能力を承継する内容の特殊な電子書籍を出しているので、興味がある人はそちらをご覧いただきたい。

 

負の感情としての性質

【属する欲求】 他者欲求

【行動原理】 貢献執着(対象の欲求を満たす事を強く促す)

不快感の負の感情とは、《他者承認欲求》を満たそうと思っていない場合に《他者承認欲求》を脅かす他者の行ないに対し不快感を感じる事で自分はしない様にし、

それを通して周りの《他者承認欲求》を満たす様に促す負の感情である。

《他者承認欲求》を満たそうと思っている場合に脅かされ発生するのは[拒絶の負の感情]であり、

「[拒絶]は自分が求めすぎたから拒絶され他者承認欲求を弱める」

「[不快感]は求めていないのに嫌な事をするので自分はしないようにしよう」

この様な特性の違いがある。

何故人は不快感を感じるかというと《他者承認欲求》を脅かす行ないに対して不快感を感じないとミラーニューロンでそれを模倣し、同じ事をしてしまうからである。

不快感は負の感情の中でも珍しい行動原理が貢献執着の感情であり、

自身の承認欲求ではなく対象の承認欲求を満たす事を強く促す。

原理としては他者を受け入れてあげたい《他者貢献欲求》に不快感の負の感情が紐付く事で対象の承認欲求を満たす事を強く促す貢献執着となる。

【欲求 + 負の感情 = 執着】

他者貢献欲求 + 不快感の負の感情 = 他者貢献執着

不快感を感じた行ないを強く否定し同じ事を出来なくなるのは貢献執着によるものであり、負の感情により行動の制御を失わせるので相手の承認欲求を脅かす事が出来なくなる。

感情の発生起源

ミラーニューロンで他者承認欲求を脅かす行いを模倣しないようにする為と、受け入れる側である他者貢献欲求の人間の総数を、増やす為に出来た感情だと推察される。

他者承認欲求を脅かす行いを他者がしている時に不快感を発生させないと、それが大脳辺縁系の海馬の記憶となり行動原理になってしまう。

それを防ぐ為に他者承認欲求を脅かす行いを不快感の負の感情で否定し、

そして周りの人間の他者承認欲求を脅かさない為に同じ行動をしない様に促す負の感情として発生する様になったと考えられる。

また、《他者承認欲求》には他の欲求にはない独自の特性があり、

自己・求知・生存承認欲求に関しては一人でも満たす事ができるが、他者承認欲求は相手に受け入れてもらう為の欲求であり一人では承認欲求を満たす事ができない。

その為《他者承認欲求》を脅かす人間が多くなり過ぎると《他者貢献欲求》側が足りなくなり欲求を満たしてあげられなくなるので、

《他者承認欲求》を脅かす行いに対して不快感を感じる事で同じ事はしない様にし、

それを通して周りの《他者承認欲求》を満たせる様にしたのが不快感の負の感情である。

 

まとめ

・不快感は他者承認欲求を脅かす行いを不快に感じさせて同じ事をしないで周りの他者承認欲求を満たす様に促す負の感情

・[拒絶(ショック)]との違いは他者承認欲求を満たしたい場合は拒絶されショックに感じ、満たしたいと思っていない場合は不快に感じるという違いがある

・ムシムシしている時や蚊や蝿の羽音の不快感は対象をミラーニューロンで擬人化している

-負の感情(執着)