正の感情(欲求)

【期待の感情】依存の期待は必ず裏切られる

紫の花

 

 

不思議なことに、

「依存の感情」の期待は必ず拒絶され、

 

逆に正の感情の期待では、相手は期待に応えてくれる。

 

 

人が他人に期待する心理とは?

 

こんにちは、

最瞰主の良縁(みえにし)だ。

 

あなたは、

他人に期待したのに拒絶され、

期待を裏切られた経験はないだろうか?

 

他人への期待は、

必ず裏切られるので、

他人には期待しないようにしている、という人も多いだろう。

 

だが、

感情的に1つ間違っているだけで、

 

実は他人には期待していいものだ。

 

なぜなら、

期待には大きく分けて2種類あり、

 

正の感情の期待であれば、

相手は感情的に納得でき、期待に応えてくれるからである。

 

 

では、いきなりだが、

ここであなたが、

期待の間違った使い方をしていないか確認だ。

 

ドキドキの心理テストで、

あなたの期待の使い方を見ていこう。

 

 

Q.あなたは他人に期待するとき、どのようにして相手にそれを伝えていますか?

 

1.『こうして欲しい』と相手に正直に伝える

 

2.他人に期待するのが気持ちいいので、思考停止で行動で相手を頼りまくる

 

3.相手のために何かをして、お返しにやってもらうのを期待する

 

 

そう、

実は正解はこの中で、

 

「1」になる。

 

「2」と「3」の人は、

依存脳の拒絶され裏切られてしまう人だ。

 

【答え合わせ】

1.『こうして欲しい』と相手に正直に伝える

… 期待の正の感情

→ 相手は期待に応えてくれやすい

 

2.他人に期待するのが気持ちいいので、思考停止で行動で相手を頼りまくる

… シンジャ執求の依存の感情

→ 相手に拒絶される可能性大

 

3.相手のために何かをして、お返しにやってもらうのを期待する

… モブ執求の依存の感情

→ 共依存になりやすく、見返りでしてもらえない可能性大

 

 

では、

これらがなぜこうなるのか、

次章で解説していこう。

 

この記事で、

期待の真の意味を理解し嬉しさを感じて、

幸せを感じていってもらえたら、幸いだ。

 

 

勝手にやるのは共依存

 

さて、このサイトは、

感情の役割と正しい使い方を、

教えるためのサイトだ。 

 

そして、

先ほどの心理テストで、

 

『ん?2は分かるけど、3の先にやるのは何故ダメなの?』

 

と、疑問に思った人も多いだろう。

 

そう、

2と3は、簡単にいえば、

「依存の感情」だからNGだ。

 

2は、

「人を頼れるのが嬉しいシンジャ執求」

という依存の感情だ。

 

簡単にいえば、

頼りまくってお返しを考えない奴はウザいだろう。

 

だから、

拒絶される。

 

シンジャ執求 = 拒絶される可能性大

と覚えておこう。

(拒絶されないときは、相手がサイコパスなど、その方が都合が良い場合のみになる。)

 

このシンジャ執求に関わらず、

依存の感情だと量子上、絶対に、

「望まない未来」となるようになっている。

 

2.シンジャ執求 → 拒絶される可能性大

 

 

そして、

3の「相手のために何かをして…」は、

実はこれも行動で期待を表現しているからダメになる。

 

行動で「察して!」は、

相手に求める依存の感情が発生しやすい。

 

そう、

『こちらは行動でこれをするからあなたはこれをしてよ』

だと相手と共依存になりやすく、見返りももらえない可能性大なのだ。

 

(これも利用価値がある場合などに限り、一時的に見返りをもらえる場合はある。)

 

そして、人間は誰かのために、

やりたくない事をやり続ける、

ロボットになれるようには出来ていない。

 

だから、相手のために何かをやり見返りを求める行為は、

上手くいかなかったときは、

イライラを含め負の感情が発生しやすいのだ。

 

 

やりたくない事を命令されて、

やり続けるのはイライラしたり疲れたりシンドいし、

逆に自分の好きなことは、やり続けてもあまり疲れない。

 

人間は量子や脳の構造上、

依存の感情だとどの段階かで、

「望まない未来」になるようになっている。

 

 

『でも、他人のために何かをして、

褒めてもらえば疲れも吹き飛ぶしいいじゃん』

と、思う人もいるだろう。

 

いや、

その考えこそが残念ながら、

他人依存の「依存の感情」になってしまうのだ。

 

相手次第で、

自分のメンタル、それに慣れると、

いずれは自分の人生まで他人で決まってしまう。

 

3.モブ執求 → 共依存になりやすく、見返りでしてもらえない可能性大

 

 

2と3の本質的な共通点は、

相手次第の「依存の感情」で、

俗にいう他人軸、相手に依存するから期待しても上手くいかない。

 

 

依存の感情 → 望まない未来を実現する感情(量子)

正の感情 → 望む未来を実現する感情(量子)

※これらをどの程度の割合放出するかで、未来は決まっていく

 

では、

他人に期待したいときは、

どうすればいいのか?

 

それが1の「相手に伝える」であり、

次章でお伝えしよう。

 

 

依存の感情 … 全部で19種類存在し、俗にいう欲望、承認欲求、他人軸の心理状態。

 

パワハラ、あおり運転、引きこもり、

メンヘラなどの社会問題の元でもあり、

最大の問題は感情の量子を放出することで「望まない(不幸な)未来」となること。

 

 

人間には言葉がある

 

『何か言葉で相手にいうって、

子供みたいで恥ずかしい』

 

と、3の選択肢が正解ということに、

モヤモヤした人もいるだろう。

 

だが、

これこそ正の感情で、

望んだ未来を実現しやすい生き方になる。

 

特に日本人は、周りの目を気にする国民性で、

相手がいわれなくても察することが美徳とされがちだが、

正直これは他人に依存するようになるだけでオススメはできない。

 

仮に『こうして欲しい』と思っていて、

相手がこちらの気持ちを察して、

何もいわなくても、こちらの望む行動をしてくれたとする。

 

そして、あなたは、

それがメチャクチャ気持ち良かった。

 

では、その次に、

相手が望むことをしてくれないようになったら、

どうなるのだろうか?

 

 

そう、

 

イライラしたりガッカリするようになるのだ。

 

これらはどの程度、

感情の量子を放出するかによるので、

一時的に上手くいくことはあるだろう。

 

だが、最終的には言葉で表現し相手に伝えないと、

どんどん「望まない未来を実現する依存の感情」を放出するようになり、

以降は人生で嫌なことが増えていってしまう。

 

(このサイトでは、

依存の感情の気持ちよさを感じながらも、

上手くコントロールする方法を載せている。)

 

この辺りは、

人にもよるが欧米の人の方が対応は、

上手いかもしれない。

 

彼らは自由の《生存欲求》という欲求が強く、

愛情の《他者欲求》の黄色人種と比べても、

極力個人で自由になりたがる。

 

そのため、多くの日本人のように、

相手からの愛情を欲し、無理に自分を抑圧するのではなく、

相手が不快にならないように伝えるのが上手い。

 

欧米 → 自由の《生存欲求》が強い

日本 → 愛情の《他者欲求》が強い

 

 

彼らは、

言葉で自分の気持ちを表現し、

それで感情を発散し、自由になる大切さをよく理解しているのだ。

 

人間は、期待したときこそ、

「言葉」という最も進化した伝え方があるので、

 

『行動で察して』ではなく、

しっかり言葉に感情をのせて相手に伝えた方がいい。

 

そして、言語を含め、

これらの能力を持てるように進化したからこそ、

人間は地球上のメイン生物として、地球上を自由に生きている。

 

 

なぜ期待するのか?

 

そもそも、

人はなぜ他人に期待するのだろうか?

 

これに関しては、

「驚くべき役割が人間には存在する」

という話を少ししよう。

 

そもそも、

期待の正の感情とは、

 

愛情を満たすために人間に発生している。

 

 

期待の正の感情 … 愛情の《他者欲求》という欲求が発生する正の感情。

期待が発生するとその欲求にもとづき相手に愛情を求める。

 

 

自分より小さい子供に期待しないのは、

子供からは愛情を欲するのではなく、

こちらが愛情を与える立場だからだ。

 

また、子供の頃、

大人、特に親に期待したのは、

愛情を求めていたからとなる。

 

実は、人間の1つ前の地球のメイン生物、

恐竜は愛情の《他者欲求》とは対となる、

狩りのためにできた達成の《自己欲求》を軸に進化した生物だった。

 

そのため恐竜は、

草食でも草木を一度に捕食するために首も長いし、

ティラノサウルスを筆頭に狩りにとても長けていた。

 

最初のメイン生物は、

強くなり生き長らえさせなければいけなく、

達成の《自己欲求》と生命の《生存欲求》を軸に進化をさせた。

 

だが、

弱肉強食の負の感情の量子に満ちた世界で、

進化としては限界だった。

 

だから、恐竜が滅んだ後、

地球(ガイア)は新たにメイン生物となる種族に、

愛情を求めたのだ。

 

人間は同じ哺乳類だけでなく、

ときに草花も大切に愛で育てる。

 

そして、人同士だけでなく、

大切にしていたペットと離れてしまうときも、

悲しみ泣いたりする。

 

また、最近ではヴィーガンという、

環境や動物保護を目的とし、

動物性の食品を避ける人たちも出てきた。

 

これらは、

地球上で何よりも、

 

愛情の欲求が強いのが人間だからだ。

 

そして、負の感情の量子に満ちた世界ではなく、

生物全てが共存して、

〘幸福感〙の量子を放出する世界の構築を地球は望んだ。

 

人間は恐竜とは反対の、

 

愛情の《他者欲求》と、

進化の《求知欲求》を軸に進化をしているが、

 

これらは、文明により全ての種族が共存できる世界を構築するのを目的としている。

 

だから、

地球上は人間の望むように、

感情の量子により、街や社会を形成していっている。

 

そして、他者に期待し受け入れられ、

愛情の《他者欲求》を満たす経験をしたからこそ、

人間は他人にも、他生物にも愛情を与えられる。

 

この期待の正の感情で期待し、

愛情の《他者欲求》を満たす脳の機能がなければ、

他の種族が地球上のメイン生物になっていただろう。

 

そして、不幸を呼ぶ依存の感情でなければ、

「期待」は、愛情を次世代に紡いでいくための、

とても重要な感情だ。

 

期待し愛情を満たされるからこそ、

他の者にも愛情を与え、

地球上の生物全体で、〘幸福感〙の量子を放出していける。

 

 

愛情の《他者欲求》 … 愛情を欲し、また与えるための欲求。人間はこの欲求が最も強いからこそ地球上のメイン生物となった。

属する正の感情に、期待・嬉しさ・感動・愛しさがある。

また、属する負の感情には、悲しみ・憎しみ・ショック・恥ずかしさ 等がある。

 

 

依存の感情について

 

では、最後に、

改めて普通の期待の正の感情と、

依存の感情の違いについて書いておこう。

 

上手くいく期待 → 期待の正の感情のみ

シンジャ執求 → 期待(嬉しさ) + 理解感の喪失感で正と負の感情が混ざる

モブ執求 → 期待(嬉しさ) + 脳の疲労感で正と負の感情が混ざる

 

そう、

期待の正の感情に負の感情が混ざって、

依存の感情となるからいけない。

(依存=正+負)

 

では、

この記事はここまでにしよう。

 

期待についての、

モヤモヤもスッキリしただろうか?

 

あなたが感情の役割を知り、

感情をコントロールすることに面白さと嬉しさを感じ、

幸せを感じてもらえたら、

こちらとしても長い文章を書いた甲斐がある。

 

 

【まとめ】

・正の感情の期待 → 上手くいく、依存の感情の期待 → いずれ不幸になる

・期待の正の感情とは、愛情を満たすための感情

・期待を含め愛情の《他者欲求》が強いから、人間は現在地球上のメイン生物となっている

 

 

 

これらを読んで、依存の感情の、

「望まない(不幸な)未来を実現する感情」

ということについて、気になった人も多いだろう。

 

幾つか記事を上げるので、

それを読めば疑問もスッキリするはずだ。

 

また、依存の感情+〘幸福感〙の、

更に気持ちがよい特殊な幸せ脳になる道も、

各依存の感情の記事で紹介している。

 

自分が依存している執求の記事は、

一度は目を通してみてもらいたい。

 

 

【シンジャ執求】

「人を頼れるのが嬉しい」という依存の感情。

 

スマホ依存の元でもあり、

この依存の感情の「望まない未来」とは、

他者に拒絶される未来。

 

冒頭に、

スマホ依存度チェックの、

おもしろ心理テストも載っているぞ。

 

 

 

【モブ執求】

こちらは、

日本人の承認欲求の正体となる依存の感情だ。

 

気疲れが半端ない人ほど、

これに依存していて、

依存の感情により気疲れを起こしている。

 

別名「良い人に見られたい依存の感情」なので、

周認執求の望まない未来とは、

「変な人と思われる」未来となっている。

 

正直いって、

疲れるし、変な人だと思われるし、

そして、疲労物質の放出により老ける。

 

この記事を読んで、

依存の感情を制御し、

上手く付き合っていってもらえたら幸いだ。

 

 

 

最後に、

依存の感情のメイン記事を紹介しておこう。

 

依存の感情に依存してしまう原理や、

依存の感情は不幸の3点セットだという、

恐怖の真実が載っている。

 

 

 

 

 

心理学としての専門的な解説

期待の正の感情とは?

 

期待の正の感情とは、相手に対して「自分を受け入れて欲しい」と思ったときに発生する感情であり、

『あの人に受け入れて欲しい』

と思ったときに、その相手に期待する心地よさを感じるように発生することで、受け入れられるために話し掛けたり近づいたりという行動に促す正の感情である。

期待の正の感情が発生したときは、心理的に「他者に受け入れられたい」という愛情の《他者欲求》を満たすことを求めており、

その欲求を相手に満たしてもらうために、相手に期待して話し掛けたり近づくといった行動をとる。

期待の正の感情の発生→愛情の《他者欲求》を満たす行動をとる

特に子供のうちは親に対して発生しやすく、この期待の正の感情が発生することで『ママ(パパ)みて〜』などといったりし、

親に話し掛け受け入れてもらい、愛情(他者欲求) を満たしてもらおうとする。

 

依存の期待は裏切られる

実は、人が他人に対して期待している心理状態は大きく2つに分かれ、1つは上で説明した通常の期待の正の感情、もう1つは依存の感情の期待である。

期待の正の感情のみであれば、その相手は期待に応えてくれることが多いが、注意が必要なのは依存の感情の期待で、主に次のようになる。

期待の正の感情→相手は受け入れてくれやすい

人頼(シンジャ)執求という依存の感情の期待(期待+理解感の喪失感)→相手に裏切られやすい

この期待の正の感情に、理解することを放棄する理解感の喪失感の負の感情が入り混じった心理状態は、

正+負で依存の感情となり、依存の感情そのものが「望まない未来を実現する感情(量子)」のため、相手に期待したが思い通りにならなかった、ということが極端に多くなる。

人頼執求=期待の正の感情+理解感の喪失感の負の感情

 

『相手に期待しても大抵上手くいかないし、人間関係も悪くなってしまう』

という場合はこの人頼執求の方であり、親や恋人との共依存関係の場合は最初は上手くいくが最終的には関係はおかしくなるパターン、

浅い関係の場合は、ほぼ期待を裏切られるというケースになる。

依存の感情そのものが「望まない未来を実現する感情」であるため、人頼執求で期待しても最終的には絶対上手くいかない、

発生させるとしたら期待の正の感情のみがお勧めとなってくる。

 

なぜ人は期待をするのか?

 

この期待の正の感情が強く発生すればするほど、受け入れられたときには愛情の《他者欲求》を満たす役割の「嬉しさ」を感じ愛情を強く感じることができるが、

受け入れられなかったときは強くショック(拒絶の負の感情)も感じ、親に受け入れられず強く拒絶された人はそれがときにトラウマともなってしまう。

期待の正の感情→受け入れられた→嬉しさの正の感情

期待の正の感情→拒絶された→拒絶の負の感情(ショック)によりトラウマ

 

なぜ、人間にわざわざトラウマの元ともなってしまう期待の正の感情が発生するかというと、それは愛を感じることで次の世代にも愛を紡いでいくためとなっている。

相手に期待をしなければ愛情を感じることはできず、期待することで受け入れられなければショックも受けるが、期待することで初めて愛を感じることができる。

子供のとき、期待の正の感情が最も強く発生する親に期待し、ありのままの自分を受け入れてもらい愛情の《他者欲求》を満たすことで愛を感じ、

親にしてもらったことを今度は自分の子供に対してすることで、他者を愛し〘幸福感〙を感じて生きることを人間は紡いでいっているのである。

人間は愛情の《他者欲求》を満たせたときに感じる嬉しさが〘幸福感〙の元ともなっており、

愛情を感じられなかった人生の場合は、死を迎えたときに、実は脳の構造上後悔するようになっている。

(ある「人生の後悔」という題材での調査結果によると、仕事をしすぎた後悔はあるが、家族と過ごしすぎた事による後悔は、1例も無かったとのことだ。)

 

期待の正の感情が発生するケース

期待の正の感情は親だけでなく恋人や友達、ときにほとんど知らない人に対しても発生する。

多くはその相手なら自分を受け入れてくれそうだと感じたときで、具体的には次のような場合に期待の正の感情が発生しやすい。

・人に優しくされたとき
・何かを人に話したいとき
・異性でタイプの人を見つけたとき

 

「優しくされたとき」は例えば仕事であれば、上司や先輩、同僚に助けてもらったとき、『あの人ならまた助けてくれそう(受け入れてくれそう)』と期待することで期待の正の感情が発生する。

また、「何かを人に話したい」と思ったとき、恋人や友人などに対し『あの人なら受け入れてくれそう』と期待の正の感情が発生することで、その発生した相手に話をするようになる。

「異性でタイプの人を見つけたとき」は、美男美女だったり、仕事ができたり包容力がありそうなど、

自分のタイプの人を見つけたときに期待の正の感情が発生して受け入れてもらいたいという行動をとる。

 

これらのケースのように、人は期待の正の感情を発生させることで相手に受け入れられることを求め、

受け入れられると今度は愛情の《他者欲求》を満たす役割の「嬉しさ」の正の感情を感じて、その相手で愛情の《他者欲求》を満たせるようになる。

 

また、もちろん拒絶されるケースもあるが、期待の正の感情と拒絶(ショック)の負の感情の強さは比例し、強く期待した人に拒絶されたときは、強く拒絶(ショック)の負の感情を受けることになる。

親や恋人からいわれたことに対してショックを受けやすいのは相手に期待しているからであり、

知り合いでもない人に酷いことをいわれてもショックよりもムカつくのは、その人に対して期待の正の感情が発生していないからとなる。

(拒絶の負の感情は愛情の《他者欲求》、ムカつきの負の感情は進化の《求知欲求》に属する感情となっている。)

 

愛情を満たせなかった人の子育ての危うさ

子供は親に対して最も期待するが、期待しても親に愛情をしっかり与えてもらえず、

愛情の《他者欲求》を満たせない心理状態のままだと、心が《他者貢献欲求》の段階になれないまま大人になってしまう。

 

子供の頃、正確には愛情の《他者欲求》の《他者承認欲求》を親に満たしてもらい、

それが満たされることで精神が《他者貢献欲求》の段階となる。

(愛情の《他者欲求》は正確には《他者承認欲求》と《他者貢献欲求》に分かれ、

愛情を与えられることで承認欲求での行動が減り、貢献欲求の割合が増えていく。

 

簡単にいうと『自分を受け入れて欲しい』という《他者承認欲求》を親に受け入れられ満たされると、

自分は受け入れてもらえたから、今度は他の人を自分が受け入れてあげようという《他者貢献欲求》の気持ちが増えていく。

 

祖父母が甲斐甲斐しく孫の世話をするのは、過去の人生で親をはじめとした人達に愛情を与えられ、《他者承認欲求》を満たされてきたからで、

《他者貢献欲求》の割合がほとんどだからとなっている。)

 

この《他者貢献欲求》の段階に精神が成長しないと、受け入れて欲しい《他者承認欲求》の子供のままで心の成長が止まったままの心理状態となり、

今度は自分の子供に愛情を与えようと思っても与えられず、心が《他者承認欲求》の状態のままなので、自分の子供に対して逆に期待の正の感情を発生させてしまう。

子供の頃親に対して期待する→受け入れてもらえる→《他者承認欲求》が《他者貢献欲求》に徐々に変わっていき今度は自分が受け入れてあげる立場になる

子供の頃親に対して期待する→拒絶される→《他者承認欲求》のままでいつまでも他人に期待し、自分の子供にも受け入れて欲しいと期待してしまう

  

自分が子供のときに《他者承認欲求》を満たせないと、未だに期待の正の感情が強く発生する状態となり、

満たせなかった《他者承認欲求》を自分の子供で満たそうとしてしまい、子供の将来を勝手に決めたり、子供の行動を過剰にコントロールしようとしたり、

ひどいときは『子供が自分を受け入れてくれない』と感じ虐待をしてしまったりする。

 

この心理状態はとても危険であるといえ、年齢的なリミットや経済の問題もあるが心理学の観点からのみいえば、

親が子供のありのままを心から愛せる《他者貢献欲求》の段階にない場合は、無理に結婚をしたり子供は作らない方が自分・子供両方の不幸を避けられる。

 

結局、その子供も親に《他者承認欲求》を満たされなかったため、その満たされなかった気持ちを誰にでも求めるようになってしまったり、

もしくは更に自分の子供に求めてしまい、人生に生きづらさを抱えることになり、負の連鎖となってしまうからである。

 

もちろん、過去過剰に子供に求めたり虐待した親は強く反省をした行動をとらない限り、それ以降の人生で真に幸せになれることはない。

 

虐待やトラウマを乗り越えるために

親の心が《他者貢献欲求》の段階にないばかりに、子供は虐待を受けたりしトラウマを抱え、

そしてその子供がそのまま親になってしまい今度は自分が虐待を起こしてしまうという負の連鎖に陥ってしまう。

 

これにより精神的に辛い過去を背負ってしまう人が増えてしまうが、実はこの過去の記憶から発する負の感情は書き換えることができる。

そして、その際〘幸福感〙を感じることができれば、他人に求めすぎてしまう《他者承認欲求》の心理状態の人でも、

心を《他者貢献欲求》にすることができる。

 

このサイトの内容は俺の潜在能力の一つ、仮説検証能力により解明しているが、俺が出している電子書籍にて、実は潜在能力を一つ誰でも得ることができる。

それが、全ての感情を書き換えることができる「記憶の書換能力」だ。

そして、書換能力を使うと過去の記憶だけでなく目の前で起こった出来事での負の感情や、拒絶だけでなく怒りや恐怖、おびえなど、文字通り全ての負の感情をコントロールできるようになる。

興味のある人は、自分自身の進化のためにもこの能力を持ってもらいたい。

世界に2つしかない潜在意識の能力を所有できる特殊な電子書籍となっている。

(親に幼少期何度も叩かれる、怒鳴られるなどの虐待された過去をもつ人からは、

記憶の負の感情を除去した際、ずっと辛い思いをしていた記憶から解き放たれ、その分強い幸福感を感じたという報告を受けている。)

 

 

負の感情の書換能力の承継

 

 

正の感情としての性質

【属する欲求】 他者欲求

【行動原理】 他者承認欲求(承認欲求の発生)

【愛情の《他者欲求》の正の感情のサイクル】

期待(承認欲求の発生)→嬉しさ(承認欲求の持続)→感動(貢献欲求の発生)

他者に受け入れられると[期待]して行動し、受け入れてもらったときに[嬉しさ]を感じてそれを繰り返し、[感動]して自分も他者に貢献したいと思うようになる

正の感情のサイクルを通して承認欲求⇄貢献欲求のサイクルを繰り返すようになり、〘幸福感〙に到達できる。

【欲求のサイクル】

《他者承認欲求》⇄《他者貢献欲求》

他者にありのままを受け入れられたい《他者承認欲求》(期待嬉しさ)⇄他者のありのままを受け入れてあげたい《他者貢献欲求》(感動愛しさ幸福感)

 

このように「期待の正の感情」は、人に愛され愛を紡いでいくための《他者欲求》を発生させるとても大切な感情となる。

-正の感情(欲求)