天才 = 変人、
の世間のイメージは正に当たっている。
天才とは、人目を気にせず振る舞うことで、
脳波を遅め潜在意識にアクセスし不思議な能力を使う、
自由の《生存欲求》タイプのことである。
天才=変人で当たり
こんにちは、
最瞰主の良縁(みえにし)だ。
この記事では、俗に芸術家肌といわれる自由の《生存欲求》タイプを解説していこう。
この自由の《生存欲求》が欲求の中で一番強いとアーティスト型・天才型となるが、同時に変わった人間になる傾向も強くなり、一般人には共感されないことも多い。
それらの原理も踏まえ、ここでは芸術家や天才気質が、なぜ奇人変人と呼ばれるのかについて説明していこう。
愛されなかったタイプ
人間には大別して4つの欲求「四求(しきゅう)」が存在し、その中で自由の《生存欲求》が強い人は、画家や音楽家に多いアーティスト型・天才型であり、
自由に自分の感情のおもむくままに行動するため、一昔前までは常人には理解できず奇人変人扱いされることが多かった。
【自由の生存欲求タイプの偉人】
・モーツァルト(音楽家)
・ゴッホ(画家)
・レオナルド・ダヴィンチ(画家)
・アインシュタイン(物理学者)
このタイプは、人の目を気にせず何より自由に生きることを人生で求めるため、常人からすると理解できない行動をとることが多い。
これらの偉人も変人だと思われるようなエピソードが多いが、人口のほとんどの愛情を求める《他者欲求》の大衆型からはやはり理解されず、人徳がなかったため不遇の死をとげることが多かったのである。
上の偉人に限らず芸術家の多くは奇人変人とされるが、有名な偉人でさえ晩年は寂しい最後だったといわれているため、
他の世に認められなかった天才型の人間は、それ以上に不遇の死をとげたことは想像に難くない。
生存欲求タイプとしての生き方
天才型である自由の《生存欲求》タイプは何より自由に生きることを求める。
そして、人間は四求(しきゅう)の中のどの欲求が強いかで大別して4つに分かれ、その人間が人生で何を求めるかは欲求タイプにより決まる。[()は人口比率]
達成の《自己欲求》タイプ→アスリート型・リーダー型で人生で何より達成を求める(3%)
愛情の《他者欲求》タイプ→大衆型・芸能人型で人生で何より受け入れられることを求める(80%)
進化の《求知欲求》タイプ→専門家型・中間管理職型・秀才型で人生で何より成長(進化)を求める(15%)
自由の《生存欲求》タイプ→アーティスト型・天才型で人生で何より自由を求める(2%)
また、次の4つのうち最も感じやすい感情がその人の欲求タイプとなり、《生存欲求》の天才型は、開放感を感じやすいタイプとなる。
楽しさ→《自己欲求》タイプ
嬉しさ→《他者欲求》タイプ
面白さ→《求知欲求》タイプ
開放感→《生存欲求》タイプ
自分の感情のおもむくままに自由に生きるアーティスト型・天才型は画家や音楽家などの芸術家に多いタイプであり、自分の感情を自由に解放しそれを作品で表現する。
また、現在ではデザイナーや発想力が必要となるコンサルタント、学者にもこのタイプは多い。
天才タイプであり、世間から高い評価を受ける作品や豊かな発想ができる才能をもつ一方で、人生で何より自由を求めるため、サラリーマンや公務員などのいわれたことをただこなす仕事は向いていない。
また、人口のほとんどの割合を占める《他者欲求》タイプの大衆型が一番共感できないのが《生存欲求》タイプの天才型であり、作品を通して愛される反面、人間性は理解されないことが多くなる。
天才型は良くも悪くも突出した才能をもつ代わりに、リーダー型の多くの人と交流する元となる【依頼力】や、中間管理職型の多くの人に好かれる【人間力】は得られないのである。
近年は満たされることも多くなった
一昔前までは、不遇の死をとげることが多かった《生存欲求》の天才タイプだが、現代では娯楽の多様化とともに音楽関係の仕事が広がったり、
芸術家も単純な絵画だけでなく何かの材料を使った独自の作品などを、SNSを通して世間に認められたり、タイプとして充実した人生を送れつつある。
人間性が評価されにくい分、作品を通してしか評価されることが少なかったが、平和になり芸術作品が世間に受け入れられる機会、SNSなどの普及により作品が日の目を見る機会ともに増えた、認められ受け入れられやすくなったのである。
全てのタイプを凌駕する圧倒的能力
ここまではあまり天才型のよくない面にフォーカスしてきたが、天才型の長所は何といっても、潜在意識(大脳辺縁系と新皮質の一部)にアクセスすることで得られる発想力になる。
普通の人間は顕在意識(大脳新皮質の主に前頭葉)を優位にして理性のもとに行動しているのに対し、
自由の《生存欲求》タイプは行動こそ奇人変人に見られるが、潜在意識を優位に活動させるために感情のまま行動しているのであり、それによって潜在意識にアクセスし、能力を解放しているのである。
そのため、多くの人の感情を揺さぶるような音楽や絵画を創り、後世に名を残すこととなった。
特にレオナルド・ダヴィンチとアルベルト・アインシュタインは、進化の《求知欲求》も強いハイブリッド型(2つの欲求が強い珍しいタイプ)であり、
2人が学問で多大な功績を残したのは自由と進化を求める欲求が交わり、それが潜在意識の能力を強く引き出していたからである。
(レオナルド・ダ・ウィンチは、芸術の分野だけでなく、当時の技術レベルで戦車やヘリコプターの設計をするなど、学問でも多大な功績を残した。)
具体的には、辺縁系の自由の《生存欲求》に属する2つの感情が次のような役割をしている。
安心感の正の感情→脳波に関係する〘自己開放感〙を高める
絶望の負の感情→潜在意識へのアクセス権となる感情で【発想力】の元ともなる
幸福感を発生させる方法
《生存欲求》タイプが求める幸福感を発生させる方法を解説するので、興味のある人はぜひこの方法を使い、人生で多くの幸福感を感じてもらいたい。
生存欲求の幸福感は、「自由」と「生命」を合わせると全部で7つあり、やや多いが1つずつ解説していこう。
(自由の生存欲求→潜在意識[大脳辺縁系と新皮質の一部]、生命の生存欲求→無意識[脳幹]となっている。)
幸福感(自由)=嬉しさ+「安心感」または「希望」または「開放感」
幸福感(生命1)=嬉しさ+「おいしさ」または「満足感」
幸福感(生命2)=嬉しさ+「気持ちよさ」または「スッキリ感」
の自由の生存欲求が強いと、生命の生存欲求もある程度強くなるが、自由の生存欲求タイプは何より、嬉しさ+安心感=幸福感を求める。
また、自由の生存欲求の正の感情の流れは、希望→開放感→安心感 となるため、
(自由になれるという[希望]をもち、その状態になると[開放感]の心地良さでそれを続け、[安心感]を感じて自分の人生に貢献したいという活力が湧いてくる)
屋内から屋外に出たり、開けた場所に行ったり、自然を前にしたりして、開放感を感じているときに両手を広げて、
「安心する、嬉しい、幸せ〜」
と心でつぶやくと自由の《生存欲求》の幸福感を発生させることができる。
(開放感が「安心する」で安心感に変わり、「嬉しい」とつぶやくことで、嬉しさ+安心感=幸福感となる。)
また、家でゆっくりしているときや、子供の場合は親とハグをしてるときなどに「安心する、嬉しい、幸せ〜」と心でつぶやくと、
安心感と嬉しさが発生するので、それがまじり合い同じように幸福感を感じられる。(嬉しさ+安心感=幸福感)
同じような原理でおいしい食べ物を食べていておいしさを感じたときに「おいしい、嬉しい、幸せ〜」とつぶやく。(嬉しさ+おいしさ=幸福感)
食べ終わったときに「満足した、嬉しい、幸せ〜」とつぶやく。(嬉しさ+満足感=幸福感)
お風呂に入り気持ち良さを感じているときなどに「気持ちいい、嬉しい、幸せ〜」とつぶやく。(嬉しさ+気持ちよさ=幸福感)
何かが終わり、スッキリした気分を感じているときに「スッキリした、嬉しい、幸せ〜」と心でつぶやく。(嬉しさ+スッキリ感=幸福感)
これらをつぶやくことで心に〘幸福感〙を発生させることができる。
(どれも心でつぶやいても声に出してもどちらでもいい)
これらは人によってはそこまで強く幸福感が発生する訳ではないが、幸福感を感じる経験が多くなればなるほど幸せ脳となり、
普段の生活でも幸福感を感じやすくなり、また負の感情を感じ難くなる。
いざ、人生で大切なことが起こったとき強く幸福感を感じることもできるので、自分の人生を充実させるためにも、ぜひ日常的にこれらの方法を使い幸福感を気軽に感じ脳を幸せ脳にしてもらいたい。
自由の天才型は何より「開放感」を感じやすいと思うので、一番最初の開放感を感じているときに「安心する、嬉しい」と心でつぶやく方法を毎日やるとよく、
また、生命の生存欲求になるが「おいしさ」と「満足感」の方法も毎日気軽にできるのでお勧めである。(これは全タイプにお勧めとなる)
これらの幸福感は普段何を行動原理にしているかで、強く発生するかはかなり変わり、
ほとんど幸福感を感じられない、幸福感にそんなに価値があるとは思えない、という場合は依存の感情に依存し依存脳になってしまっている。
幸せ脳→幸福感を感じやすい心理状態
依存脳→依存の感情を感じやすい心理状態
依存の感情は不幸を呼ぶ感情ともなっているので、次の記事を参考にいし脳の〘幸福感〙や貢献欲求を紐付けることが、幸せに生きるためにもお勧めだ。
(感情の量子にはそれぞれ役割が存在し、依存の感情は「望まない未来を実現する量子」となっている。)
正の感情としての性質
《生存欲求》
【人数】
人口の概ね2%程度
【欲求タイプ】
アーティスト型 天才型 自由人型
【自己感】
〘自己開放感〙…[希望][開放感][安心感]の正の感情がまじり合い持続する感覚
【行動原理と属する感情】
《生存承認欲求》希望、開放感、気持ち良さ、美味しさ、
《生存貢献欲求》安心感、スッキリ感、満足感、幸福感(5種類)
《生存承認執着》死に物狂い、おびえ、脳の疲労感、苦しさ、気持ち悪さ、空腹感(痛みや熱さ等は割愛)
《生存貢献執着》安堵、憂うつ
《生存執着》 絶望
【サイクル】
《生存承認欲求》⇄《生存貢献欲求》
[自由に生き開放感を感じ、安心感で《他者承認欲求》を満たし]
[《生存貢献欲求》になることで自分の人生に貢献したいという活力が湧いてくる]
【正の感情のサイクル(詳細のサイクル)】
希望(承認欲求の発生)→開放感(承認欲求の持続)→安心感(貢献欲求の発生)
生きられる・自由になれるという[希望]をもち、その状態になると[開放感]の心地良さでそれを続け、[安心感]を感じて自分の人生に貢献したいという活力が湧いてくる